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デフレとバランスシート不況の経済学 単行本 – 2003/10/31
- 本の長さ483ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2003/10/31
- ISBN-104198617309
- ISBN-13978-4198617301
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ケインズが看過し、マネタリスト達が見落としてきたバランスシート不況のメカニズムを明らかにし、小泉経済政策の大誤解を糾す。日本経済の変化を誰よりも早く指摘し、的確な診断と治療法を提示し続けてきたクー理論の集大成。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2003/10/31)
- 発売日 : 2003/10/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 483ページ
- ISBN-10 : 4198617309
- ISBN-13 : 978-4198617301
- Amazon 売れ筋ランキング: - 426,448位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,020位経済学 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当時の不況をバランスシート不況という言葉で的確に説明していて、素晴らしい。最近は続編を見かけないので、続編に期待。
2019年12月12日に日本でレビュー済み
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リチャード・クーの著書は経済仕組みを知る上で為になる
2007年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今から見たら少し前の出来事の分析になりますが
感想はすばらしいの一言でした。
彼の論調からは今の経済界の情勢も的確に分析することができます。
2003年、一部の企業はバランスシート問題は解決していましたが
そこから3年。企業のバランスシート問題はさらに解決していました。
そのなかでの小泉前首相と竹中氏の経済政策は「近隣窮乏策」というべき円安政策と
公共投資の削減でした。
橋本元首相のときの行革と違いリストラも終わった企業がかなり回復してきているところに
「近隣窮乏策」の円安政策なので大企業は利益を大きく上げられるでしょう。
ただ、公共投資を減らしたため金利は相変らず超低金利で内需は弱いまま。
それを円安政策で「見せ掛けの好景気」を演出したのではないか。
そんな分析が現状につながります。
伸びる大企業と弱い内需で進まない投資が格差の元凶。
そして今の小泉前首相主導の公共投資存在悪論が支配する中、アメリカの貿易赤字の上で
成り立つ円安政策が通じなくなったら?
そのときに日本はどうなるのか?果たして小泉前首相、竹中タッグの経済は何だったのか?
将来への懸念も抱いてしまう本でした。
マクロ経済の世界で見るべき政治家、行政担当者のみならず全ての国民が将来のため
読んでおくべき一冊だと思います。
感想はすばらしいの一言でした。
彼の論調からは今の経済界の情勢も的確に分析することができます。
2003年、一部の企業はバランスシート問題は解決していましたが
そこから3年。企業のバランスシート問題はさらに解決していました。
そのなかでの小泉前首相と竹中氏の経済政策は「近隣窮乏策」というべき円安政策と
公共投資の削減でした。
橋本元首相のときの行革と違いリストラも終わった企業がかなり回復してきているところに
「近隣窮乏策」の円安政策なので大企業は利益を大きく上げられるでしょう。
ただ、公共投資を減らしたため金利は相変らず超低金利で内需は弱いまま。
それを円安政策で「見せ掛けの好景気」を演出したのではないか。
そんな分析が現状につながります。
伸びる大企業と弱い内需で進まない投資が格差の元凶。
そして今の小泉前首相主導の公共投資存在悪論が支配する中、アメリカの貿易赤字の上で
成り立つ円安政策が通じなくなったら?
そのときに日本はどうなるのか?果たして小泉前首相、竹中タッグの経済は何だったのか?
将来への懸念も抱いてしまう本でした。
マクロ経済の世界で見るべき政治家、行政担当者のみならず全ての国民が将来のため
読んでおくべき一冊だと思います。
2013年3月17日に日本でレビュー済み
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以前レポートを少し読んで、興味があったので購入しました。
疑問点が解決できたのでよかったと思います。
疑問点が解決できたのでよかったと思います。
2010年1月3日に日本でレビュー済み
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直近では、作家・経済評論家 三橋貴明氏が「借金返済型不況」という名でその問題点を指摘しているが、バブル崩壊後の個人も企業も負債の返済に邁進しているため、いくら金利を下げたところで、借り手がいないというのは当たり前のようで、誰しも指摘し得なかった点である。その為には財政出動を行い、政府が負債を増やす必要があるなどの解決策も提示している。マスコミにおいてもミクロ経済とマクロ経済の視点をそれぞれ分けて、筆者のいう「合成の誤謬」についてしっかりと伝えてほしいものだ。
2005年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
有名ですよね。
僕も盲目的にこの筆者の意見を信じていた時期がありました。
分かりやすく書かれていますから経済について初心者の方でも読めると思います。
ただ僕は部分部分に目を当てすぎて全体としての目線が欠如してる感がどうしても拭いきれません。
個別の問題についての筆者の評価は正しいと思うんです。
でも個別の問題が複合的に絡み合った時にその評価が当てはまるのかといえばそうじゃないと思うんです。
例えばインフレ・ターゲット政策を行えという主張を、これはそもそもインフレの加熱を抑制する手法だからデフレ経済状態では効かないよ。とほとんど門前払いにしてる点など。
確かにそれは当たってるんですが、だから門前払いってのは短絡的な感じがします。
でもとりあえず初心者用に複合的に評価するのは避けたと思えば読む価値はあります。だから星4つです。
僕も盲目的にこの筆者の意見を信じていた時期がありました。
分かりやすく書かれていますから経済について初心者の方でも読めると思います。
ただ僕は部分部分に目を当てすぎて全体としての目線が欠如してる感がどうしても拭いきれません。
個別の問題についての筆者の評価は正しいと思うんです。
でも個別の問題が複合的に絡み合った時にその評価が当てはまるのかといえばそうじゃないと思うんです。
例えばインフレ・ターゲット政策を行えという主張を、これはそもそもインフレの加熱を抑制する手法だからデフレ経済状態では効かないよ。とほとんど門前払いにしてる点など。
確かにそれは当たってるんですが、だから門前払いってのは短絡的な感じがします。
でもとりあえず初心者用に複合的に評価するのは避けたと思えば読む価値はあります。だから星4つです。
2013年3月11日に日本でレビュー済み
バブル崩壊からほぼ20年、なぜ日本経済は立ち直れなかったのか?この疑問について有力な解答の一つを提示している本。アベノミクスは、明らかにクー氏の見解を土台にしていると思われる。今こそ読み直されるべき書籍。やもすると経済学の新たな古典となる可能性を秘めた力作!
●これまで日銀を中心に展開されてきた金融政策による不況対策は全く役に立たない。
●サッチャー/レーガン/小泉政権へと続く経済政策=小さな政府/自由化/民営化のサプライサイドエコノミックスは、不況対策としては全く逆効果を生み出すもので、政府は財政支出を削減するどころか、どんどん増やせと説く著者。
アメリカ型経済政策が時代の流れだと単純に信じていた私にとっては、まさにコペルニクス的展開を示唆した問題の著作。
●これまで日銀を中心に展開されてきた金融政策による不況対策は全く役に立たない。
●サッチャー/レーガン/小泉政権へと続く経済政策=小さな政府/自由化/民営化のサプライサイドエコノミックスは、不況対策としては全く逆効果を生み出すもので、政府は財政支出を削減するどころか、どんどん増やせと説く著者。
アメリカ型経済政策が時代の流れだと単純に信じていた私にとっては、まさにコペルニクス的展開を示唆した問題の著作。
2004年10月3日に日本でレビュー済み
①金融の実務経験があり、②経済学の素地もきっちりあり、③アメリカと日本経済に関しての豊富な知識、さらに④日本を中心に企業関係者と多数の接触があるクー氏ならではの本である。全般的に説得力がありかつ的を射た指摘が沢山掲載されているので、何度も目から鱗が落ちた。
上記4つを備えた人はなかなかいない。経済学者はしばしば理論的には正しくても実現可能性の低いことを言うし、B/SやP/Lすら読めない人も沢山いる。また統計だけでものごとを判断しようとして実際の現場の声を聞かない政策立案者も多い。クー氏の最大のアドバンテージは「現実がよくわかっている」ことと、「因果関係を見抜くことが出来る」ことだ。
本中では様々な処方箋が書かれており、いくつかは過激な印象も受けるが、GDPを増やすという意味では正しい。ただここで同意しにくい点がある。つまりクー氏が一貫してGDPという数字をどう増やすか、何で埋め合わせるかを議論していて、GDPにとらわれすぎている点だ。本質はもっと広いはずだ。環境、福祉、幸福感などなど。GDPがこれら全てを正確に反映しているとは思えない。しかしいずれにせよ現在のSNA体系下の各種指標を上向かせるにはクー氏の指摘が大変的を射ているし、目から鱗が落ちたことは間違いない。この本を読めば他の評論家の底の浅さがわかるようになります。
上記4つを備えた人はなかなかいない。経済学者はしばしば理論的には正しくても実現可能性の低いことを言うし、B/SやP/Lすら読めない人も沢山いる。また統計だけでものごとを判断しようとして実際の現場の声を聞かない政策立案者も多い。クー氏の最大のアドバンテージは「現実がよくわかっている」ことと、「因果関係を見抜くことが出来る」ことだ。
本中では様々な処方箋が書かれており、いくつかは過激な印象も受けるが、GDPを増やすという意味では正しい。ただここで同意しにくい点がある。つまりクー氏が一貫してGDPという数字をどう増やすか、何で埋め合わせるかを議論していて、GDPにとらわれすぎている点だ。本質はもっと広いはずだ。環境、福祉、幸福感などなど。GDPがこれら全てを正確に反映しているとは思えない。しかしいずれにせよ現在のSNA体系下の各種指標を上向かせるにはクー氏の指摘が大変的を射ているし、目から鱗が落ちたことは間違いない。この本を読めば他の評論家の底の浅さがわかるようになります。