各章の頭に詩がある。
物語は,淡々と始まり、タンタンと終わる。
栗本薫の世界が広がっている。
紅椿
あの夏 Morning Light
黄昏の名探偵 望郷編
タンゴ・トリステサ
薔薇廃園 亡き王女のためのパヴァーヌ
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黄昏の名探偵 単行本 – 2003/10/1
栗本 薫
(著)
- 本の長さ285ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2003/10/1
- ISBN-104198617473
- ISBN-13978-4198617479
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
名探偵は御機嫌が悪い。永遠の宿敵からの挑戦状も来ていない。名探偵は退屈に一番弱いのだ…。「黄昏の名探偵 望郷編」ほか、栗本薫自らが作曲したオリジナルCDをもとに書き下ろした、ノスタルジックな短編集。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2003/10/1)
- 発売日 : 2003/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 285ページ
- ISBN-10 : 4198617473
- ISBN-13 : 978-4198617479
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,418,382位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 557,336位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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別名に中島梓。東京生まれ。
早稲田大学文学部卒。1977年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。
1978年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。
小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。1979年よりスタートした、ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、2005年に100巻を達成したが、2009年著者病没により130巻が最終巻となった。著書は『弦の聖域』、『魔界水滸伝』、『真夜中の天使』など、400冊を超える。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年7月2日に日本でレビュー済み
栗本薫の「名探偵」といったら「伊集院 大介」!!と、思って借りてみたら違う本でした。
伊集院 大介シリーズも早春の少年―伊集院大介の誕生以降読んでいなかったので久々に読んでみたいなぁと思ってたのですが、残念。
詩と短編小説がセットになった短編集でした。
後書きでミュージカルや楽曲に使った詩を小説にしたと書いてあったので納得。
小説にしてはオチがなく尻切れトンボの作品があったので、詩の雰囲気だけ楽しむ本なのでしょう。
文中同じような言い回しが何度も地の分で出てきてクドイ所があったけれど、これも詩の雰囲気を出すためなのかな…
伊集院 大介シリーズも早春の少年―伊集院大介の誕生以降読んでいなかったので久々に読んでみたいなぁと思ってたのですが、残念。
詩と短編小説がセットになった短編集でした。
後書きでミュージカルや楽曲に使った詩を小説にしたと書いてあったので納得。
小説にしてはオチがなく尻切れトンボの作品があったので、詩の雰囲気だけ楽しむ本なのでしょう。
文中同じような言い回しが何度も地の分で出てきてクドイ所があったけれど、これも詩の雰囲気を出すためなのかな…
2008年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『黄昏の名探偵』です。
著者のオリジナル曲を元にしたという短編作5編収録。
「紅椿」「あの夏――Morning Light」「黄昏の名探偵――望郷編」「タンゴ・トリステサ」「薔薇廃園――亡き王女のためのパヴァーヌ――」です。元の曲を知らなくても問題なく読めます。
大正浪漫っぽいのは「紅椿」だけで、他の作品は……浪漫はありますが、あまり大正ではないですね。タンゴと薔薇は共に舞台がヨーロッパですし。亡き王女のためのパヴァーヌというよりはヴァンパイア・ワルツですし。
いずれの作品にもあるのが、ここに居たくはない、ここではないどこかへ行きたい、という切実な願望です。どこか退廃的なけだるさが漂います。
最後には長めのあとがき、というか各作品の成立経緯を記した解説があります。
著者のオリジナル曲を元にしたという短編作5編収録。
「紅椿」「あの夏――Morning Light」「黄昏の名探偵――望郷編」「タンゴ・トリステサ」「薔薇廃園――亡き王女のためのパヴァーヌ――」です。元の曲を知らなくても問題なく読めます。
大正浪漫っぽいのは「紅椿」だけで、他の作品は……浪漫はありますが、あまり大正ではないですね。タンゴと薔薇は共に舞台がヨーロッパですし。亡き王女のためのパヴァーヌというよりはヴァンパイア・ワルツですし。
いずれの作品にもあるのが、ここに居たくはない、ここではないどこかへ行きたい、という切実な願望です。どこか退廃的なけだるさが漂います。
最後には長めのあとがき、というか各作品の成立経緯を記した解説があります。
2007年4月1日に日本でレビュー済み
いいですね。栗本ワールド全開です。著者のオリジナル楽曲を元に作られた短編集らしいですが、曲を知らなくても充分楽しめます。タイトルになっている「黄昏の名探偵」は、一回読んだだけではいまいち意味が分からなかったけど。「紅椿」なんかはファンにはたまらないと思います。でも、あまり一般ウケはしないのだろうなあ。