まぶしい8月や不意の俄雨とかムシの音の涼しげな宵...に意味があるのは、人の故であり、そのおもうこころが在るからである、意味をさがし意味を見いだすのは人のこころの故である、なぜイノセンス無垢なのか、バトーが失踪した愛犬ガブを捜しまわり、逝った素子のことをあれこれ憶もい、在りえない息子に夢の中でいつも会うのは何故だろう、それはもう人の生活そのものではないのか、故意のファジー指令とか複雑な計算プログラムではあるまい、イノセンスはウィルスだろか、
出だしはあのシネマのパクリっぽい、バトーは公安九課のアンドロイドだ、生体=フレッシュと義体=サイボーグの融合or混淆?である、事件が起きた、駐車中に車載PCがハッキングされたためにそれとシンクロするリンク先のバトーの電脳のセーフモードが働き、電脳が切り離されバックアップシステムが作動...その為クルマは暴走しつづける、脊髄の予備電源は4〜8min. 間にあうだろか...すべてオートで再インストールされる電脳、リロード中 点滅するドットと空白を意識するバトー...電脳はイノセンスになる? その間おれのゴーストは何処にあるのか? っといつもおもうバトー、大切な記憶はバッファメモリに残るらしい...それすらOSが決めるのだ、バトーの関与はない・・・あなたがあなたであるべきためにあなたが関与できることは何もない、あなたは何をもってしてあなたというサイボーグがアイデンティティをたもっているのかそれを知らない、要するに、あなたは自分が何者であるのかそれを知らない・・・ときどき感じる "閉ルーチン" を「孤独」と名付けるバトー、身心のすべてがパーツに置換できる? サイバーな世界を操るのは誰か? スタンドアロンなのか? この記憶は ホンモノ? これはもうSFというより...人生の意味と心の在処を探る、思考実験ってか千日手将棋なのではないだろか、
天才テロリストのブリーダー、なくした思い出を探し続ける謎のアンドウ.....心を売るが体は売らない女 etc. でてくるイメージには驚かされるのばかり、ものがたりは終わらない...それはバトーの日常なのだから、気のせいか雰囲気が "ロンググッドバイ" っぽいです、やがてそれは起こった...押井守のアニメ 「イノセンス」 に連なる事件は起きた、、、バトーの息子が夢の中で言う "...その人は実在しなかったかもしれないけど、お父さんがその人に向けた思いは実際に存在したんだよ、だってどんなことがあっても思いだけは絶対に消えることはないんだから..."
孤独に対して無垢であれ、もしくは無垢になって孤独と対峙せよ、っと山田はいいたいのであろうか、やっぱこれはウィルスか、、、
あとがきは押井守です 「...その旋律とは人間の抱えた喪失感---決して取り返すことの出来ない、ある欠落の感情ではなかろうか...」 副題は After The Long Goodbye であった
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イノセンス After the Long Goodbye 単行本 – 2004/2/29
山田 正紀
(著)
- 本の長さ261ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2004/2/29
- ISBN-104198618194
- ISBN-13978-4198618193
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
生きている-いや、生きていられるとはどういうことなのか? 映画「イノセンス」へとつながる近未来ハードボイルド。巻末に著者と映画監督押井守の対談を収録。『アニメージュ』連載を加筆修正。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2004/2/29)
- 発売日 : 2004/2/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 261ページ
- ISBN-10 : 4198618194
- ISBN-13 : 978-4198618193
- Amazon 売れ筋ランキング: - 776,460位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
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2012年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画の雰囲気とはかなり違いがあると思います。
これ一冊別物の作品でもいいかもしれないと思いました。
これ一冊別物の作品でもいいかもしれないと思いました。
2018年10月3日に日本でレビュー済み
近未来のアクションハードボイルドを書かせると、やっぱり山田正紀は上手いなと感心してしまう。
主人公のバトーはサイボーグでありながら繊細な人間の心を残している、そのためかスーパーマンでありながら普通の人間よりも弱さを感じてしまう。そこに単なるアクションものではない惹かれるものを感じてしまう。
主人公のバトーはサイボーグでありながら繊細な人間の心を残している、そのためかスーパーマンでありながら普通の人間よりも弱さを感じてしまう。そこに単なるアクションものではない惹かれるものを感じてしまう。
2004年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イノセンスの映画を観たあとの「勢い」で読むと、面白く読めると思います。映画を見てない人には、あまり面白くないかも。
内容は映画の前日談でハードボイルド調。前半は世界観の説明が多く展開もスローですが、後半はアクションシーンが多く、飽きさせません。哀愁漂うバトーがポイントです。
内容は映画の前日談でハードボイルド調。前半は世界観の説明が多く展開もスローですが、後半はアクションシーンが多く、飽きさせません。哀愁漂うバトーがポイントです。
2012年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
攻殻機動隊の大ファンで全ての作品を見てきました。
が、この書籍はキャラクターの性格を理解していないのか別人の様でした。
それでも、イノセンス以前の話だったので最後まで読んでみましたが、違和感を最後まで引っ張る形だったので残念としか言えない。
性格や口調が違うだけでバランスが崩れてしまっているように思いました。
トータルで言うと
やはり残念。
が、この書籍はキャラクターの性格を理解していないのか別人の様でした。
それでも、イノセンス以前の話だったので最後まで読んでみましたが、違和感を最後まで引っ張る形だったので残念としか言えない。
性格や口調が違うだけでバランスが崩れてしまっているように思いました。
トータルで言うと
やはり残念。
2007年7月8日に日本でレビュー済み
最初に、これは山田正紀という作家の作った『イノセンス』であり、基本的には同一の設定を基盤としているが、映画とは微妙に異なる設定も存在する事を理解すべき(映像化作品と異なる設定が幾つか発見出来るし、素子については殆ど触れられない)。
この小説は、天才・山田正紀氏が久々に描いたハードボイルド作品であり、また映画『イノセンス』のクロスオーバーとして執筆されたものである。完成度の高さは、映画版の監督である押井守氏自身も後書きの中で感嘆している程である。
各章のタイトルからそのストーリー、文章、単語に到るまで、全てが磨き抜かれている。「喪失」をテーマとした奥深い展開は映画と共通する。切れ味の良い文章によって小説慣れした読者の涙腺を抉じ開ける感動と興奮を呼び起こす戦闘描写がなされ、さらに最後のどんでん返しに到るまでその面白さはけして失速しない。なにより、最初はしょうもない奴にしか見えない小説版バトーが、最後には無茶苦茶カッコ良く見えてくる。これぞハードボイルドの喜びである。
正直に言って、これがただの企画ものの小説として消えていくのは残念過ぎる。映画で押井守氏が表現しようとしていたものが、ここでは完全な姿で結晶している。ひょっとすると山田正紀氏の代表作とさえ言えるかもしれない程の傑作である。
この小説は、天才・山田正紀氏が久々に描いたハードボイルド作品であり、また映画『イノセンス』のクロスオーバーとして執筆されたものである。完成度の高さは、映画版の監督である押井守氏自身も後書きの中で感嘆している程である。
各章のタイトルからそのストーリー、文章、単語に到るまで、全てが磨き抜かれている。「喪失」をテーマとした奥深い展開は映画と共通する。切れ味の良い文章によって小説慣れした読者の涙腺を抉じ開ける感動と興奮を呼び起こす戦闘描写がなされ、さらに最後のどんでん返しに到るまでその面白さはけして失速しない。なにより、最初はしょうもない奴にしか見えない小説版バトーが、最後には無茶苦茶カッコ良く見えてくる。これぞハードボイルドの喜びである。
正直に言って、これがただの企画ものの小説として消えていくのは残念過ぎる。映画で押井守氏が表現しようとしていたものが、ここでは完全な姿で結晶している。ひょっとすると山田正紀氏の代表作とさえ言えるかもしれない程の傑作である。
2006年8月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
功殻機動隊を全て見て映画イノセンスにも興味を持ち
映画イノセンスの少し前が本になってると聞いて
買って見ました。
様々な人との出会いや消えてしまったバセットハウンドのガブそして同じ公安9課のメンバー草薙 素子。
内容はバトーの心情をベースに書かれているのですが
会話が少なく淡々と最初の方はバトーの心情が主でした。
自分としてはちょっと物足りないかなぁ・・・と思ったんですが
功殻機動隊を見た自分としては功殻の方のバトーとイノセンスでの
バトーに大きな変化が見て取れて良かったです。
バトーの心情が主なので少し内容的には物足りなかったかなぁとも思ったので☆3つですヽ('・ω・`)ノ
映画イノセンスの少し前が本になってると聞いて
買って見ました。
様々な人との出会いや消えてしまったバセットハウンドのガブそして同じ公安9課のメンバー草薙 素子。
内容はバトーの心情をベースに書かれているのですが
会話が少なく淡々と最初の方はバトーの心情が主でした。
自分としてはちょっと物足りないかなぁ・・・と思ったんですが
功殻機動隊を見た自分としては功殻の方のバトーとイノセンスでの
バトーに大きな変化が見て取れて良かったです。
バトーの心情が主なので少し内容的には物足りなかったかなぁとも思ったので☆3つですヽ('・ω・`)ノ