アバターの感想で「自分のやりたかったことをやられちゃった」と言ってました。
そのやりたかったこととは、この本で詳細に語られる実現しなかった大作「GRM」です。
アニメの身体でも、現実の役者の身体でもない「第三の身体」、アニメでも実写でもないもの、
現実の役者に演じさせながら、なおかつ役者の持つパーソナリティに束縛されない身体、
おしいさんはそれを甲冑で克服しようとしましたが、キャメロンは青い異星人に見い出しました。
実写の生身の人間と同じように感情移入可能なクオリティで仕上げてきたキャメロンに完敗したようです。
身体論とGRMの話はかなりおもしろいです。おしいさん悔しかったろうな〜。
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イノセンス創作ノート 人形・建築・身体の旅+対談 単行本 – 2004/3/6
押井 守
(著)
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- 本の長さ341ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2004/3/6
- ISBN-104198618305
- ISBN-13978-4198618308
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
人間は何故、自分の似姿を造ろうとするのか。2004年3月公開押井守監督映画「イノセンス」の創作ノート。養老猛司、四谷シモン、鈴木俊夫との対談も収録。『熱風』『読売新聞』等掲載。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2004/3/6)
- 発売日 : 2004/3/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 341ページ
- ISBN-10 : 4198618305
- ISBN-13 : 978-4198618308
- Amazon 売れ筋ランキング: - 516,614位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,817位演劇 (本)
- - 3,106位漫画・アニメ・BL(イラスト集・オフィシャルブック)
- - 139,258位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2011年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2004年3月27日に日本でレビュー済み
本書は前半部がスタジオジブリ発行の小冊子「熱風」の連載+書き下ろしで、
押井自身の筆によって語られる「イノセンス」制作過程と
そのテーマの解説。後半部は解剖学者養老孟司・
人形作家四谷シモン・鈴木敏夫プロデューサーとの会談からなる。
前半部については、あちこちで断片的に語られている
「イノセンス」への言説をまとめて読んでいるようで、お得。
圧巻は後半部。三人が三人とも一筋縄ではいかない論客であり
異種格闘技戦ながら、いや、だからこそ
押井のテーマのようなものがくっきりと浮かび上がって見える。
特に鈴木敏夫については、ともすれば饒舌に流れがちな押井の
言葉を徹底して整理し、定義付けていく。
もちろんそれに押井が反発し、軌道修正を加えていくことによって、
映画についての言及がより明確に落とし込まれていく。
その過程は極めてスリリングであり、この鈴木敏夫という
名プロデューサーの力量をこの点だけでも存分に感じさせられる。
押井自身の筆によって語られる「イノセンス」制作過程と
そのテーマの解説。後半部は解剖学者養老孟司・
人形作家四谷シモン・鈴木敏夫プロデューサーとの会談からなる。
前半部については、あちこちで断片的に語られている
「イノセンス」への言説をまとめて読んでいるようで、お得。
圧巻は後半部。三人が三人とも一筋縄ではいかない論客であり
異種格闘技戦ながら、いや、だからこそ
押井のテーマのようなものがくっきりと浮かび上がって見える。
特に鈴木敏夫については、ともすれば饒舌に流れがちな押井の
言葉を徹底して整理し、定義付けていく。
もちろんそれに押井が反発し、軌道修正を加えていくことによって、
映画についての言及がより明確に落とし込まれていく。
その過程は極めてスリリングであり、この鈴木敏夫という
名プロデューサーの力量をこの点だけでも存分に感じさせられる。
2005年5月5日に日本でレビュー済み
今まであちこちに掲載されたイノセンス関連の文章を再録した部分がほとんどですが、一部書き直しや新しい部分もあります。
この本は最初から読むと「押井監督ってすごい」って感心してしまいます。
しかし、途中のページから飛ばし読みすると、この企画の影のとんでもない事実が読み取れます。
それが100%本当の事かどうかは分かりませんが、助言で参加した「攻殻機動隊SAC2ndGIG」が1stより暗く分かりにくいストーリーになった理由や、2ndGIGのストーリー展開のヒントまで書かれています。
本文でも対談でも、決して持論を曲げない押井氏の強さには驚きます。
押井作品がよく分からなくて、もっと理解したいという方には、一読の価値がありますよ。
戦争ゲーム的な不思議な比喩も、押井氏らしくて、読んでいるうちに面白なと思ってしまいました。
この本は最初から読むと「押井監督ってすごい」って感心してしまいます。
しかし、途中のページから飛ばし読みすると、この企画の影のとんでもない事実が読み取れます。
それが100%本当の事かどうかは分かりませんが、助言で参加した「攻殻機動隊SAC2ndGIG」が1stより暗く分かりにくいストーリーになった理由や、2ndGIGのストーリー展開のヒントまで書かれています。
本文でも対談でも、決して持論を曲げない押井氏の強さには驚きます。
押井作品がよく分からなくて、もっと理解したいという方には、一読の価値がありますよ。
戦争ゲーム的な不思議な比喩も、押井氏らしくて、読んでいるうちに面白なと思ってしまいました。
2012年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
押井監督の作品は好きでけっこう見てるのだが、私の知識や経験が浅いのも手伝ってなのだろうが非常に内容が難解なのと独特な言い回しで理解に苦しむ事が多々あった。
特にこの本に関しては創作ノートという形なので、もう少しまとめられた物にしてくれれば理解できた部分もあっただろうにと残念に思うが、そういう商品なのでそれは言っちゃいけないお約束か。
押井監督の哲学みたいなのをもっとわかりやすくまとめられた形で読みたいのなら「凡人として生きるということ」という著作がわかりやすいと思うので個人的にはお勧めです。
この本で一番理解しやすく面白かった箇所は、最後の方にある鈴木敏夫さんとの対談でした。
二人は二十年程の付き合いがあってお互い死ぬほど喋ってきたと冒頭であるように、押井さんの難解な思想や哲学のようなものをよく理解してる鈴木さんとの対話で素人レベルの私にもようやく「あぁ、そういう事を言いたかったのか」と、判りやすく伝わってきました。
どんなに深い知恵や知識も周りの人に伝わらなければ世に出す意味は半減するよな、と思いながらも読み続けましたが、最後の訳45ページと短いながらも鈴木さんとの対談がこの本を購入した私への救いになりました。
この箇所がなかったら、この本を購入して後悔したかもしれないです^^;
特にこの本に関しては創作ノートという形なので、もう少しまとめられた物にしてくれれば理解できた部分もあっただろうにと残念に思うが、そういう商品なのでそれは言っちゃいけないお約束か。
押井監督の哲学みたいなのをもっとわかりやすくまとめられた形で読みたいのなら「凡人として生きるということ」という著作がわかりやすいと思うので個人的にはお勧めです。
この本で一番理解しやすく面白かった箇所は、最後の方にある鈴木敏夫さんとの対談でした。
二人は二十年程の付き合いがあってお互い死ぬほど喋ってきたと冒頭であるように、押井さんの難解な思想や哲学のようなものをよく理解してる鈴木さんとの対話で素人レベルの私にもようやく「あぁ、そういう事を言いたかったのか」と、判りやすく伝わってきました。
どんなに深い知恵や知識も周りの人に伝わらなければ世に出す意味は半減するよな、と思いながらも読み続けましたが、最後の訳45ページと短いながらも鈴木さんとの対談がこの本を購入した私への救いになりました。
この箇所がなかったら、この本を購入して後悔したかもしれないです^^;
2005年1月20日に日本でレビュー済み
攻殻機動隊の映画第2弾「イノセンス」がどのように制作されていったか知るには最適の一冊。
私は映画館に2度、DVDは絵コンテ、台本付きのものを購入したが自分の中で傑作に分類するものに対しては当然の行為だ。
士郎正宗による原作もそうなのだが細部へのこだわり、好奇心が世界を作り上げ圧倒的な情報量を表す。「イノセンス」に関しても一度見ただけでその情報を処理できる人間など存在しはしない。その莫大な情報を処理し、その裏にあるものを解釈するのにはやはりこういう本は最適なのである。
場合によっては作者自身の考えを超えたものを作品が生み出してしまったりもし、その分析を進めるなかで自分自身で得るところも計り知れない。芸術とはかくありなん。
私は映画館に2度、DVDは絵コンテ、台本付きのものを購入したが自分の中で傑作に分類するものに対しては当然の行為だ。
士郎正宗による原作もそうなのだが細部へのこだわり、好奇心が世界を作り上げ圧倒的な情報量を表す。「イノセンス」に関しても一度見ただけでその情報を処理できる人間など存在しはしない。その莫大な情報を処理し、その裏にあるものを解釈するのにはやはりこういう本は最適なのである。
場合によっては作者自身の考えを超えたものを作品が生み出してしまったりもし、その分析を進めるなかで自分自身で得るところも計り知れない。芸術とはかくありなん。
2011年7月19日に日本でレビュー済み
映画『イノセンス』の公開に合わせ、同作監督の押井守が、その製作哲学や、作品のテーマである「人形」「建築」「身体」について語ったのが本書である。
作品テーマの魅力を存分に語っている点はもちろん、押井監督のアニメーションに対する見解や製作手法が哲学的かつ具体的に記されている点は、非常に読み応えがある。
ただ、同作製作中に執筆されたせいか、文章が非常に読みにくい。もちろん、私のアニメに関する知識や文章の読解力が乏しいせいも充分あるが、それでも他の著作に比べて難解であることは間違いない。鉛筆で線を引き引き、ようやっと読んだのを、今でも思い出す。
しかし、読み終えると、私のアニメに対する認識は大きく変わっていた。おそらく、多くの方が読後に同じ感想を抱くのではなかろうか。
「ガルム戦記」「幻のルパン」についても大いに語られ、押井ファンには必読の書と言って、過言ではない。『METHODS』シリーズや押井作品の各種絵コンテ等と共に読めば、より内容を理解できると思う。私はアニメ製作者ではないが、関係者の方でも実りある一冊になるではないか。
全体が約340ページ、そのうち上記については190ページ程書いており、残りは対談集が収められている。個人的には、すべて監督の映画哲学で埋めて欲しかったが、著名な方との対談なので、興味のある方もいるかと思う。
評価はとしては、内容的には★★★★★、値段を考えると★★★というのが正直なところである。
1680円どころか倍の値段でも構わないので、簡潔に読みやすく、教科書のように書いてくれるとありがたかった。
作品テーマの魅力を存分に語っている点はもちろん、押井監督のアニメーションに対する見解や製作手法が哲学的かつ具体的に記されている点は、非常に読み応えがある。
ただ、同作製作中に執筆されたせいか、文章が非常に読みにくい。もちろん、私のアニメに関する知識や文章の読解力が乏しいせいも充分あるが、それでも他の著作に比べて難解であることは間違いない。鉛筆で線を引き引き、ようやっと読んだのを、今でも思い出す。
しかし、読み終えると、私のアニメに対する認識は大きく変わっていた。おそらく、多くの方が読後に同じ感想を抱くのではなかろうか。
「ガルム戦記」「幻のルパン」についても大いに語られ、押井ファンには必読の書と言って、過言ではない。『METHODS』シリーズや押井作品の各種絵コンテ等と共に読めば、より内容を理解できると思う。私はアニメ製作者ではないが、関係者の方でも実りある一冊になるではないか。
全体が約340ページ、そのうち上記については190ページ程書いており、残りは対談集が収められている。個人的には、すべて監督の映画哲学で埋めて欲しかったが、著名な方との対談なので、興味のある方もいるかと思う。
評価はとしては、内容的には★★★★★、値段を考えると★★★というのが正直なところである。
1680円どころか倍の値段でも構わないので、簡潔に読みやすく、教科書のように書いてくれるとありがたかった。
2004年8月5日に日本でレビュー済み
前半の人形・建築・身体の旅に関しては、スタジオジブリの小冊子・熱風に連載されていたものがほとんどです。また、人形・建築・身体の旅は、イノセンスの公式ウェブサイトで公開されていた(現在は公開されていません)ものです。対談に関しても、イノセンスの公式ウェブサイトで公開されていたり、他のウェブサイトで断片的に紹介されていたりしたものがほとんどです。既にこれらのウェブサイトで読んだという方は、あえて購入する必要はないかもしれません。
にもかかわらず、私があえてこの書籍を購入したのは、アニメーションの演出方法を知るのに良いと判断したからです。戦争や軍艦などのたとえが多く、少し読みづらく感じますが、背景となる建築物、キャラクター、衣装など押井監督の演出方法、考え方は、勉強になります。押井監督の別の著書「これが僕の回答である」とあわせて、アニメーション映画の演出方法を学ぶのには、良書であると判断します。
にもかかわらず、私があえてこの書籍を購入したのは、アニメーションの演出方法を知るのに良いと判断したからです。戦争や軍艦などのたとえが多く、少し読みづらく感じますが、背景となる建築物、キャラクター、衣装など押井監督の演出方法、考え方は、勉強になります。押井監督の別の著書「これが僕の回答である」とあわせて、アニメーション映画の演出方法を学ぶのには、良書であると判断します。
2021年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はアクションフィギュア好きから、イノセンス劇中の台詞、「人間は何故こうまでして人間の似姿を造りたがるのかしらね」の言葉に猛烈に惹かれて関連本を読み漁っています。
中盤、押井氏の文章は難しいのですが、後半の対談はとても読みやすくなっています。特に四谷シモン氏との対話は淡々と語り合われ、同時に緊張感があって深い。
私自身、この章で上記台詞の答えも探り当てることが出来たように思い、読みながらとても興奮しました。
わかりやすさを求めるのであれば、劇場用パンフレットを読まれることもおすすめします。ここにもとても良い文章が寄せられています。
中盤文章の難しさも、自由を感じることが出来て良かったと思います。また読み直して理解を深めたいです。
中盤、押井氏の文章は難しいのですが、後半の対談はとても読みやすくなっています。特に四谷シモン氏との対話は淡々と語り合われ、同時に緊張感があって深い。
私自身、この章で上記台詞の答えも探り当てることが出来たように思い、読みながらとても興奮しました。
わかりやすさを求めるのであれば、劇場用パンフレットを読まれることもおすすめします。ここにもとても良い文章が寄せられています。
中盤文章の難しさも、自由を感じることが出来て良かったと思います。また読み直して理解を深めたいです。