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ダメな会社ほど社員をコキ使う 単行本 – 2005/3/20
- 本の長さ203ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2005/3/20
- ISBN-10419861993X
- ISBN-13978-4198619930
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
非製造部門の効率改善を目的にソフト開発、コンサルティング事業を手がけるソフトブレーンの会長である著者が、日本企業に潜む無駄を指摘する。
営業現場にノルマ制や成果主義を導入する企業は多い。だが、結果ばかりに重点を置く経営を続けると、営業マンが買う気のない顧客にしつこく営業したり、成果や手柄を得るために苦手なことにも無理に手を伸ばすことになり、無駄が生じる。マネジャーは結果ばかりにこだわるのではなく、営業マンと一緒に営業プロセスの段階にある問題点をチェックし、解決策を議論することが重要。そのためには、営業プロセスを正確に記録し、社内で共有する仕組みを作る必要があると説く。
「いいモノを作ろう」というこだわりの強い製造現場では、商品の高性能化、高品質化を目指しがち。だが、本書はそうした商品は必ずしも消費者が求めるモノとは合致しないと指摘する。モノ作りでは満点や完璧を追い求めるよりも、合格点を決めてそれを追求することが重要。そのためには、顧客が何に価値を置いているかを理解することを最重視すべきと解説する。
古い発想の経営者が、科学性、客観性、本質論を無視したまま企業改革を行っても、社員は疲弊するばかりで一向に成果は出ないと主張している。
(日経ビジネス 2005/05/23 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2005/3/20)
- 発売日 : 2005/3/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 203ページ
- ISBN-10 : 419861993X
- ISBN-13 : 978-4198619930
- Amazon 売れ筋ランキング: - 977,857位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- - 3,452位マネジメント・人材管理
- - 17,333位ビジネス実用本
- カスタマーレビュー:
著者について
1963年、中国山東省生まれ。84年に中国・東北大学を卒業後、翌年北海道大学大学院に国費留学。同大学院工学研究科を修了。天安門事件で帰国を断念 し、日本の会社に就職するも、勤務先が間もなく倒産。92年にソフト販売会社ソフトブレーンを創業し、代表取締役に就任。経営を通して日本企業の非製造部 門の非効率性を痛感し、98年には営業など非製造部門の効率改善のためのソフト開発と販売、コンサルティングサービス提供開始(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『田原総一朗責任編集 2時間でいまがわかる!中国人の金儲け、日本人の金儲け ここが大違い! (田原総一朗責任編集2時間でいまがわかる!)』(ISBN-10:4776205955)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
ウチも会社が合併したばかりで、早く合併効果を出せと言われてストレスが充満していますが、
本書の内容にうなずく事が多かったです。
あとがきもなかなかよかったです。
「ムダを作り出したのはリーダーたちの古い発想である。精神論、独善性と結果論である。
ムダの責任は科学性、客観性と本質論を放棄したマネジメントにある。
日本にはたくさんのチャンスがある。
多くのムダをなくす努力をすれば、ムダは全部チャンスに変わる」
特段「なるほど、これは!」と目から鱗が落ちると言うところはなかったが、
思い当たる節があちこちに有って、笑えたり反省したり。
いくつか役立ちそうな内容を引用する。
『...マネジメントの原則は組織と個人の関係をスムーズに機能させることにある...
そのためには、以下の三つのプロセスが不可欠です。
(1)組織や仕事に起こっている問題点を洗い出して自由に「議論」する。
-「議論」を整理しまとめる。
(2)「議論」した内容をもとに方針を「決定」する。
-「決定」した方針を具体化する。
(3)「具体化」された方針を「実行」する。
-「実行」された結果を「評価」する。
...
これらがすべて行われて初めて「価値を生む」ことが可能となる...』
まぁ、PDCAですね。言うは易く、行うは難しだけど。
また、「議論と喧嘩は違いまっせ」と言う主旨のことも書いてある。
もう一つ、いい感じのところを。
『基本的にマネージャーの仕事は、次の六つの項目に取り組むことにあります。
(1)具体的目標の確認
(2)具体的目標を達成するためのプロセスを設計する。
この場合、部下を議論に参加させ部下とともに議論して、業務内容と評価基準をまとめる。
(3)設計されたプロセスを分解し適所に適材を配置する。
(4)プロセスを執行した結果を計測する。
(5)計測された結果をもとにプロセスの改善を行う。
(6)プロセスの結果をもとに社員評価にとりくむ。』
(1)で経営者のビジョンに基づいて、担当組織の目標を決めるのは、その通り。
(2)の「設計」と言うのが良いよね。
(3)の「適所に適材」を置くのもその通りなんだけど、なかなか適材がいなかったりする。
そういうときは、設計が間違っているか、背伸びしているか、実は適材が隠れたところにいたりするのかな?(^^;
(4)(5)の「計測」と言う表現も、定量性を表現していて良いよね。
これが(2)の「評価基準」にも結びつく。
まぁ、大体似たようなことをやっているつもりなんだけど、細部の詰めが甘かったり、上記にあるように無理・背伸び・高望みしたりしているのかも。
最後に、一番「うーん、そう言われりゃそうだなぁ。言っていることとしていることが違ってた。」と感じた一文をば。
『...モノづくりにおいては満点や完璧を追い求めるよりも、むしろ合格点を決めて、それを追求した方がいいと思います。』
その通り。ゴール(目標地点)を決めて、そこまで行けば良くて、その先にいくのは趣味の世界。
でもね、自分たちで「満点」と思っていいて、やっと顧客から見て「合格点」ということもあるんですよね。
だから難しい(^^;
ps.
他にもいくつか付箋をつけたところがあります。漫画も多用されていて、サラッと読めるのでおすすめかも。
この本で指摘されている会社組織の問題点は、現代社会でサラリーマンとして働いている人であれば普通に持ち得る問題意識だと思います。この程度の内容であれば文章力さえあれば誰でも書ける、という印象を受けました。著者の宋 文洲氏のメールマガジン等で感ずる鋭い切り口や深い洞察力は、残念ながら本書からは感じられませんでした。
左側のページがまるっとマンガということもあり3時間ほどで読み切ることができました。
ですが、とても納得感がある内容でした。面白かったです。
「なんか変だよ日本の営業」の著者らしく、営業面から会社を分析しています。
辛口の切り口というより、客観的に冷静に分析していると印象を受けました。反発は感じなかったです。
むしろ、なるほどとうなずくところが多くありました。
義理人情べたべた、やる気と根性、お願い営業は意味がないと強く感じました。
個人個人の営業スキル以上に管理職、トップの判断、戦略立案、計画力、調査力、企画力の重要性が説かれていたように感じました。
また「買売」の発想は面白かったです。
確かに、先に「買って」その後で「売る」んですよね。
どんなものだったら「買う」のか、そこからスタートすると変わっていくように思います。
良い気付きを与えてくれる本です。
このような上司のいる会社は、まもなく社会から抹殺されるでしょう。
もし、そんな上司がぬくぬく生きている会社なら、即刻やめて転職したほうがいいです。でも、愛社精神があるのなら、尊敬できる経営者に思いをぶつけてはどうでしょうか。抜擢されるか、はずされるかを見て判断しても良いかもしれません。もし抜擢されたら、この本の価値は、何十倍にもなると思います。その時は、コンプライアンスを重視して、具体的な指示を出せる管理職としてご活躍ください。まずは勇気を持って!
たとえ、立派な経営理念や、中期計画を持っていたとしても、
現場では現場が判断し好きにやっている場合が多い。
本書で一貫して主張されていることは、組織的で科学的な
営業こそが成果を上げ、真の人間的やりがいをもたらすという
考えに基づいている。さらにその具体的な手法についても前著
と重なる部分はあるが言及されている。
一見、人間性を否定していると思われるそういう考え方だが、
迷わないですむところは徹底的にベストプラクティスを取り入れ
人間でしか出来ない部分にエネルギーを注ぐべきだという方法を
一度採用してみるのは正しいと思う。
通常、現場で解決できない問題は上司に相談される。上司が問題を解決してくれれば現場は困らない。しかし、上司によって問題が先送りされたり、現場で解決できない問題の解決を上司が現場に押し付けたりすれば、その問題はいつまでもくすぶったまま現場に残る。現場の社員はその問題の悪化を防止するために、ムダな努力を傾注しなければならない
この本は、誰もが実体験として経験したことがある会社の問題点を、経営者の視点から浮き彫りにして解決策を示したものである。どうしてこの著者は、こんなに現場の問題点を知り尽くしているのだろうか。
すばらしい良書だと思う。
ふーっ・・・本来一番読んで欲しいのはここに書かれている『ダメ会社』の
上司連中なんだけど。
気が付かないんだろうなー。
もっとも今の時代の速さじゃあ、
この本に書いてあるまま、変わらない会社は潰れてしまうけど、
結構『国が税金注ぎ込んで』助けている会社、たくさんあるよね。
ビジネスに使えるかどうかは読んだ人のレベルによりますが、
会社を潰したくないなら、読んで考えてみましょう。