そう遠くない未来の日本が舞台。そこでは、犯罪防止のため、いたるところに監視カメラが仕掛けられ、コンピュータがそれを管理する社会。そんな社会に反対する勢力は、人間の臓器を爆弾にして、自爆攻撃を試みる。
主人公は、そんな社会で、爆弾を抱く人を、その現場で「解体」する警察官。主人公は、次々と解体を行う中で出会った女性。現われる黒幕。そして彼の運命は・・・。
読みどころは、解体のシーン、人の「解体」でしょうか。時間との戦いの中で、解剖を行い、臓器に偽装した爆弾を探していきます。そして、主人公の変化と運命でしょうか。
社会の状況や描画の対象のためか、しっとり？した雰囲気の話でした。ハードな面は少ないけど、文章、雰囲気は、確かにＳＦでした。
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