何となく、スペインというと情熱の国だとか、フラメンコと闘牛とか、決まったイメージがある。
本書は関口知宏さんが、鉄道でスペインを旅しつつ、そういった典型的イメージ以外のものをたくさん経験してゆくことで、
スペインの地方色豊かな文化の片鱗にふれていく様子を、観光案内・手書きの文と絵で綴っていく。
スペインを横断・縦断する感じで3400キロもの区間を走破しつつ、フラメンコギターを購入し作曲しつつ、
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼道をちょっと歩いたり、スコットランドのイメージしかなかった
バグパイプの演奏に出会ったり、温泉施設を発見したり、陶芸に挑戦したり、古代の笛を再現したものをみたり、
地元のミュージシャンたちと自作曲のアレンジ・仕上げを行ったり。いろいろな体験が書かれていて楽しめます。
丁寧な字綴りで書かれた関口さんの文章はけっこう深くて考えさせられます。絵もかわいい。
10日間という限られた時間でスペインから感じ取ったことが、文や絵でいっぱいに表現されています。
スペインの新幹線は、飛行機を競争相手とし、すごいサービスであること、荷物検査もあることなど、電車情報も興味深かったです。
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関口知宏が行くスペイン鉄道の旅 単行本 – 2006/9/1
関口 知宏
(著)
ドイツ、イギリスに続くヨーロッパ鉄道の旅・第3弾は、灼熱の太陽と情熱の国スペイン。
バルセロナを皮切りに、アラゴン地方、バスク地方、ラ・マンチャ地方、アンダルシア地方など、独特の文化と風土を持つ各地域を回り、10日間かけてスペイン最南端の駅、アルヘシラスを目指す。巡礼の聖地サンティアゴ大聖堂、壮麗なアランブラ宮殿、小説『ドン・キホーテ』の舞台となった風車の町、イスラム時代の面影を色濃く残す町並みなどの見どころや、各地の音楽・工芸品などの伝統文化も紹介する。
バルセロナを皮切りに、アラゴン地方、バスク地方、ラ・マンチャ地方、アンダルシア地方など、独特の文化と風土を持つ各地域を回り、10日間かけてスペイン最南端の駅、アルヘシラスを目指す。巡礼の聖地サンティアゴ大聖堂、壮麗なアランブラ宮殿、小説『ドン・キホーテ』の舞台となった風車の町、イスラム時代の面影を色濃く残す町並みなどの見どころや、各地の音楽・工芸品などの伝統文化も紹介する。
- 本の長さ84ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2006/9/1
- ISBN-104198622302
- ISBN-13978-4198622305
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登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2006/9/1)
- 発売日 : 2006/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 84ページ
- ISBN-10 : 4198622302
- ISBN-13 : 978-4198622305
- Amazon 売れ筋ランキング: - 800,873位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,129位紀行文・旅行記
- - 9,448位海外旅行ガイド (本)
- - 52,162位歴史・地理 (本)
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2006年10月31日に日本でレビュー済み
多種多様な文化や時代が混在したスペインへ初めての旅で、著者はつくづくとこの国の奥深さを感じる。文化でいえば、フラメンコの盛んな地域や言語まで違う地域、イギリスにしかないと思っていたバグパイプが昔からある場所に出会った。時代で言えば、ローマ文化の時代やイスラム文化の時代を経て来た町である。
スペインでは妙な親しみを感じることがあった。何もかも日本のものとは違うのに、なぜか自然に受け入れてしまう不思議な魅力。それが「流浪感」であることが分かってくる。日本は流浪の経験がない国であるだけに、逆にこの国の「流浪性」に憧れるのかもしれないと、その本質の差異を考えてみるのだった。
更に考え直して、日本にもかつては流浪があった。日本の先祖のDNAが騒ぐ感じがして、
自分という存在は長い歴史からすると、決して単一民族ではないと思うようになる。
このように、思索的にスペインを旅して、遠く離れた異文化圏にも親しみを強く感じる旅だったと思う関口知宏34歳だった。
スペインでは妙な親しみを感じることがあった。何もかも日本のものとは違うのに、なぜか自然に受け入れてしまう不思議な魅力。それが「流浪感」であることが分かってくる。日本は流浪の経験がない国であるだけに、逆にこの国の「流浪性」に憧れるのかもしれないと、その本質の差異を考えてみるのだった。
更に考え直して、日本にもかつては流浪があった。日本の先祖のDNAが騒ぐ感じがして、
自分という存在は長い歴史からすると、決して単一民族ではないと思うようになる。
このように、思索的にスペインを旅して、遠く離れた異文化圏にも親しみを強く感じる旅だったと思う関口知宏34歳だった。
2008年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2005年よりスタートをした海外鉄道の旅、ドイツ、イギリスの次は太陽の国、スペインです、地中海に面した街、バルセロナよりスペイン北部への旅、スペイン人といえば、情熱的で遊び好きな印象ですが、実は職人気質な方が多い様です、ですが、伝統的な楽器は遊び心が一杯で大音量で大雑把なものが多いですねー、職人気質ながら、大雑把という面白いスペインの人々との交流は関口さんを実に色々に刺激をした様で、絵日記も実に面白いです、木になった実を食べてひどい目にあったり、そんな様子も描かれていて、観ていてとても面白かったです、ぜひ、DVDとセットでどうぞ。
2007年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
NHKでおなじみ関口さんによる、スペイン鉄道10日間の旅の本です。今回は光輝く地中海から、巡礼の聖地サンティアゴ大聖堂、壮麗なアルハンブラ宮殿、小説「ドン・キホーテ」の舞台となった風車の町、などを旅します。新鮮な食材を活かしたスペイン料理の紹介のページもあります。またオウレンセという町にある温泉の紹介も。スペインに温泉があるとは!わざわざ日本から業者を呼んで作ってもらったとか・・。
これまで個人的には、スペインといえはフラメンコというイメージでしたが、温泉や、のどかな風景、ヨーロッパ文化とイスラム文化が混ざり合ってできた多様な音楽・工芸品など、これまでスペインの知らなかった一面を紹介してくれる本です。
これまで個人的には、スペインといえはフラメンコというイメージでしたが、温泉や、のどかな風景、ヨーロッパ文化とイスラム文化が混ざり合ってできた多様な音楽・工芸品など、これまでスペインの知らなかった一面を紹介してくれる本です。