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中国人の本性: 歴史・思想・宗教で読み解く (一般書) 単行本 – 2013/7/22

4.0 5つ星のうち4.0 9個の評価

親中国派の副島氏と中国に嫌気がさし日本に帰化した石平氏が日中衝突の深層を抉る。石平氏は日本が好きだった中国は宋、とりわけ南宋の文化にありとする。その文化的背景が解らない日本の文化人が今の中国を付け上がらせているとする。その筆頭が副島氏をはじめとする似非左翼だと厳しく糾弾。一方、今の中国が強行姿勢をとるのはアメリカをはじめとする西洋列強に搾取されたからだという。中国はアヘン戦争からおかしくなったと反駁する。
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商品の説明

著者について

1953年生まれ。早稲田大学法学部卒。金融機関に勤務後、日本初の民間国家戦略家として政治、経済、社会のさまざまな問題について独自の情報源から政策提言をおこなっている。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 徳間書店 (2013/7/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/7/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 256ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4198636362
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4198636364
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 9個の評価

著者について

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副島 隆彦
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上位レビュー、対象国: 日本

2013年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今、とかく中国とのせせりあいが報道されているので、興味があり、購入しました。大変佳かったです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読者に読んでほしいという通俗の本として成り立たないと思います。あくまで二人しか分からない対談になってしまうような気がします。また、別の対談の本もそうですが、石氏の話が少なすぎて相手に付和しているだけの感があります。歴史の知識と教養を持っていれば、思い存分に語りつくし、リード役をしても構わないと思います。相手が誰だろうと、恐れずに自分の意見を出したほうがいいです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年11月14日に日本でレビュー済み
●副島隆彦先生
> 徳川氏の一部であるにもかかわらず、水戸家は徹底的に反徳川なのです。
> それゆえ、幕末に徳川氏を内部崩壊させた。徳川氏の最強の軍事力が水戸で内ゲバで潰えたのです。

> 日本では儒学からどのように国学が分裂して生まれたかが重要な疑問点です。・・・
> 山鹿素行が日本中華思想の歴史書である『中朝事実』という著書を出した・・・
> 素行は、「日本こそは<中朝>(世界の中心である)でござる」という捻曲げを行なったのです。

●石平先生
> 日本文化のかなり大きな部分は・・・南宋です。
> 宋の時代(960〜1279)を切り離しては語れません。・・・
> 日本文化の精華といわれる「武士道」・・・が、どこから来たかというと、禅の思想から来たのです。
> 中国から禅宗が日本に伝わってきて、武士階級は禅に共鳴した。

> 南宋が日本にもたらしたもう1つの影響は美学や水墨画です。
> その典型が日本の雪舟(1420〜1506。
> 室町時代に活動した水墨画家・禅僧。遣明船に同乗して中国に渡り、
> 李在(りざい)より中国の画法を学んだ)です。
> 彼はほとんど中国の牧谿(もっけい)(13世紀後半、宋末、元初の僧)の弟子のような存在です。
> ・・・ある意味では日本の茶道の「侘び、寂び」の原型が南宋にあったと思います。

> 南宋の精神的な部門である美意識にしても、あるいは禅の精神にしても、
> 後世の中国にはほとんど継承されていません。・・・
> 今の中国にはほんとうに禅を理解している僧侶などはいません。

> 中国は3回、大きな侵略に遭いました。1つ目が1206年のモンゴルの襲来で宋王朝が倒れたこと。
> 2つ目が1644年に明が滅んで満州人が清王朝を立てたことです。そして3つ目が共産主義革命です。
> 私は、モンゴルの襲来と清王朝による中国支配よりも、中国の歴史にとっていちばん犠牲が大きかったのは、
> 毛沢東の共産党革命だったと思います。

> 毛沢東は徹底的に中国の文化や伝統を破壊し、しかも中国の士大夫や郷紳などの階層を壊滅させました。
> ・・・中国は毛沢東時代に「無神論」社会に陥り、悲惨な文化大革命によって、
> 「人が人を密告する」社会がつくりあげられて、中国は完全に本来の中国でなくなったのです。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年9月1日に日本でレビュー済み
日本人以上に中庸な考え方をする帰化中国人の石平氏と、中国人以上にエキセントリックで傍流を自認する副島氏の対談本。副島氏が「おわりに」で指摘するように、本来は書名は『中国知識人列伝』が相応しいだろう。(「本性」に影響を与えた歴史、思想、宗教という副題は正しい)

石氏自ら、「天馬行天で縦横無尽かつ自由奔放な内容」と称しているので、それに付いて行く読者もあらかじめ手綱をシッカリと持っていなくては馬から振り落とされてしまいそうである。以下、振り回された結果の書評である。

石氏が述べるように日中間の歴史の根本的な相違は、日本の天皇と中国の皇帝の決定的な性格の違いに起因している。前者が政治から一定の距離をおいた永続的なゴーイング・コンサーンであるのに対して、後者は権力中枢そのものであり政治的な存在であり時々の体制である。戦後日本の天皇は象徴として位置づけられているが、それは日本史全体を通してもほとんどの時代においてそうだったのだ。一方の中国は易姓革命の連続であり、その本質は天命を拝する古代から始まり、近代の無神論を基礎としたマルクス主義を経て、修正共産主義に辿り着いた現代においても不変である。

中国の歴史の二重構造は法家を中核とし儒教で理論武装した保守的な秩序維持派(権力層)と、民衆の思いを基本とし道教的な考え方で理論武装した時々の革命派(非権力層)の間の攻防として捉えることができるだろう。この構造は現代でも形を変えて綿々と継続しており、共産党支配の政治構造の変質と将来の中国の国家像を思い描く際には忘れてはならない必須のポイントでもある。

特に、日本では正当性(Legitimacy)の問題は前述の天皇制により一応解決済みなので、これが今後も継承される限りはその点は思い悩むことはないのに対して、そのような一気通貫した仕組みのない中国では、常に正当性を巡って議論が戦わされ、内部抗争が勃発し、権力闘争が繰り返され、その度ごとに民衆が犠牲になる。被害を受ける人民にとってはとんでもない不幸なことだ。その点、日本人は歴史のなかで自らが生み出した穏やかな性格に基づく権力安定化機構にもっと誇りを持ち評価しても良いだろう。(すべき)

また、文化の発祥と滅亡、継承という面を考えるうえで、中国の宋の時代に生まれた精神的な美意識が日本に伝わり、それが現代のワビ、サビと言われるような純日本的な文化のベースになったという考え方は重要である。大切なのは元祖がどうの、どちらが偉いのというレベルの議論ではない。貴重な文化は移ろい易く滅びやすく変質しやすい。認識すべきは生みだすことの貴重さ、伝えることの大切さ、育て磨き上げることの大変さである。その意味で、今の中国文化には過去の宋時代の禅宗的な美意識があまり継承されず、それが幸いにして日本において継承されているならば、日本人としてはそれらに新たな生命力を吹き込み、クール・ジャパンのひとつとして、また人類の文化的遺産として大切に受け継いでいかなければならない。

中国の歴史で日本人が最低限知っておくべき知識は、古代の秦や隋・唐・元は現在主流の漢民族の国家ではなく、「元」はモンゴル、「清」は満州族の建てた国家だということだ。元により宋が滅ぼされ、満州族により明が崩壊し、そして共産主義(毛沢東)により過去の歴史が一掃されて、現在の中華人民共和国が成立した。中国人の心理の底層には古くは北方遊牧民族、近代は帝国主義国家による侵略を受けてきたという「屈辱史観」が厳然と存在しており、それが面子を重視する性格と相まって、中華思想のプライド回復に向け政治面、軍事面、経済面での覇権を回復しようとしている現在の政治体制(習近平)にも繋がっているのだ。

今後中国は経済面からの市場獲得や資源確保という差し迫った背景から、アジア諸国やアフリカ等にまでその影響力を拡大するであろうが、現状の共産主義体制を維持しようとする限り、内部的に多大な労力を費やされるがために一定の制約を受けるだろう。トウショウヘイが「巨大な中国で民主主義などを導入したら国家が崩壊する」と指摘したのはもっともであり、必要悪(?)としての共産主義体制が現状の性格を変えずに存続する限り、世界が中華思想で席巻されることは決してないと思う。むしろバランスのとれた世界秩序を優先する考え方からは、穏やかな一定勢力の中華圏の維持をめざし、今後人口的にも増大し勢力を増すイスラム圏と、旧来のキリスト教国家群とを合わせた三大パワーバランスを目指すことが世界平和的には重要と思う。そういう面での中国への期待はあっても良いだろう。(その点、近い将来人口1億人を割り相対的に少数文化圏となる日本は、それらの文明間を取り持つキー国家として重要な役割が出てくることを期待したい)

最後に、今後の好き嫌いは別にして隣国として付き合っていかなければいけない中国の最近の気になる動向について本書から紹介する。(杞憂で終わることを願っている)

一つ目は現体制の維持を求めんがため、温家宝の「不動産ケインズ主義」に続く習近平の「軍事ケインズ主義」である。不動産バブルは最悪、鬼城(ゴーストタウン)となって朽ちるだけだが、余った軍事力は狂った指導者が将来出現してそれを実際に使った場合には悲惨な結果をもたらすだろう。

二つ目は李克強首相の国家政策である都市化が引き起こす深刻な環境問題である。また、産業化を前提条件としない無理な人口移住策が果たして成功するのか、あらたなバブル崩壊や空洞化を生まないか懸念される。

三つ目は裸官(官僚が妻子や財産を海外移転し自分は裸同然に国内に残る)のような海外への富の流出が、何かの事態をもとに加速された場合の後に残される貧困と債務と政治不安である。中国はまた貧しい100年前のような状態に戻ることはないだろうか?

過去日本は歴史を通じて中国から文明的・文化的に多くの恩恵を受けてきた。また、最近の日本の中国嫌いの傾向はあるにせよ、日本の経済発展にとって巨大な市場(輸出入)としての中国の存在が薄まることもないだろう。そう考えるならば、前述の三つの負の影響が巨大な津波のごとく我が国に押し寄せることのないよう、これからも中国に対してはユーラシア大陸の東の島国として、自国の権益(領土等)はシッカリと主張して譲歩しない姿勢を維持しつつ、共通に取り組むべき有益な開発や事業には、柔軟に双方の知恵を発揮して拡大させ、もってアジア文明の発展に向けて未来の世代に引き継いでいかなければならない。

<追記>
副島氏の知識や独特な考え方には共鳴する面もあるが、保守とされる大衆に最初から喧嘩を売っている姿勢はNG。ご本人の価値観には正統(当)とされている考え方に対し真実を暴こうとする熱意や、偽善を正そうとする正義感があるのだろうが、文天祥の「正気の歌」に感化されすぎているように思う。背景にはこれまた偏った考え方をしている一面もある右翼系雑誌との過去の反駁等の経緯もあるようだが、「おわりに」に記載している「どんなに罵倒されても大声で反論し、罵倒し返すことで己の本分とする」という考えには共感できないし憐れみも感じる。失礼ながら、永楽帝に呼びつけられた知識人儒学者の方孝襦が信念を通さんがため、一族郎党を処刑されても信念を変えず最後には自らも処刑されたような怖さ(愚かさ)も感じる。一人よがりな『個人原理主義』は避けたいものだ。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年12月1日に日本でレビュー済み
この本は、副島氏の冗談に、石平氏のまっとうな話、という構成ですが、一体、この本の目的は何なんでしょう?単なるボケ(副島氏)とツッコミ漫談?
それにしても、副島氏の中国礼賛は、かっての朝日新聞の、地上の楽園(北朝鮮)のようで、いただけません。
副島氏の冗談の全てにつき合うわけにはいきませんが、一部気になる点を述べると、

P194、l8。応援。チャカを振り回して隣人を脅す暴力団(=共産党)を応援するのは反社会的行為です。

P189、l13。公共インフラ成長(高層ビル)や高速鉄道は、ちょうど、日本の官僚が、厚生年金基金を食い物にして、グリーンピアを建設しまくったのと同じです。官僚のすることはどこでも同じですが、日本の官僚は天下り先確保または数億円程度の賄賂がせいぜいなのに、あの国は、共産党官僚やその一族が公共事業発注トンネル会社を作り数千億円もの不正蓄財をする。ニューヨークの1戸90億円のマンションを買うのはアジア人だそうです。まさに、独裁利権国家の本領発揮。しかも不正が共産党司法に守られる、という、あきれた国です。
この公共事業の原資(GDP)は、日本企業など外資の進出による、雇用(賃金)、設備投資、生産、輸出という、本来は私たちのGDP、の移転によるものです。
従来、低賃金だけでは途上国への工場移転は困難でしたが、場所(国境)と時間と経験(熟練技術)の制約をなくしたITとインターネットが、製造技術と製造品質の、移転と模倣を極めて容易にしたため、価格に占める賃金割合が大きいローテク製品は、世界で最も安い賃金の国で大量に製造した者が勝ちます。他方で、工場移転により、国内産業が空洞化(失業)するだけでなく、場所(国境)と時間と経験に守られていたローテク地場産業は世界中で崩壊していきます。

P195、l7。ケインズ。
1党独裁(非民主主義)社会において、ケインズ(公共事業)は、”公共” 事業ではあり得ない。特定業者への発注、賄賂、トンネル会社、による不正蓄財の手段でしかない。
また、ケインズの乗数効果と、経済成長に、直接の因果関係はない。石平氏の「永遠にケインズ主義を展開していくことは不可能」は正しい。ケインズ(公共事業)で貧困を克服するというのは、無資源貧乏国がIMFから金を借りて、公共事業をやりまくれば、豊かになり、借金を返すことができる、と言うのに等しい。
”公共” 事業の源泉の、GDP成長、の源泉の外資、は、賃金が上昇すると、低賃金を求めて他国へ逃げます。

P196、l11、P204、l2。軍事ケインズ主義とハイテク。
まず、簡単にハイテク技術を生み出せるなら、だれも苦労しない。当時の民主主義国における世界最高レベルのハイテク国が独裁を選択したときのドイツ経済と異なり、外資技術の借り物100円ショップの国がヒトラーのまねをしても、ローテク軍事公共支出で、経済成長することはない。ローテク公共土建と同じで、公金が不正蓄財に利用されるだけです。
米国の某民間企業と国防省が開発したインターネット技術は、第二の産業革命ともいえる新たな産業を興しましたが、安物ローテク地雷の量産は、世界に迷惑をかけるだけ(実際、かけている)。
大学で公開の技術を使って装置を作ることと(教育)、競争市場で勝てる製品を開発すること、は異なる。米国の強さは、課題と技術を大量に蓄積している多数の優良民間企業(国営企業でないことに注意)、に囲まれて大学、研究機関が存在することなのであって、逆はあり得ない。ついでに言うと、米国の大学への留学生の数と、留学生派遣国の技術レベルは、将来においても、関係ない。

P198、l6。レアアース。
そもそも、これは、石油のように、大量に埋蔵されているものではありません。鉱物産出国ならどこでも副産物として精製可能ともいえる。ひとえに、低賃金と、産廃による環境破壊のたまもの。これを、アラブの石油と勘違いして、アラブには石油、中国にはレアアースがあると言って、”輸出規制” した某主席がいる。ついでに言えば、アメリカンドリームをぱくって、”中国(暴力団組長国家)の夢” と言って、世界の物笑いになっている某主席もいる。

P136、l11、14、P137、l3。 小中華主義。
地政学を考慮しない議論です。
かって朝貢国であった朝鮮の、大国におもねる、伝統的な「'@事大主義」は、朝鮮が中国とロシアに地続きなこと、侵略され続けたこと、を考えれば、安全保障上の自然の成り行きです。(ただし、抵抗と独立の民の国、ベトナムは、地政学的脅威が必ずしも事大主義と等価でないという証明。)
他方で、
事大主義は、「'A精神的属国主義」と裏腹であり、さらに、精神的属国主義は、「'B潜在的劣等感」を形成し、潜在的劣等感の裏返しとしての「'C小中華主義」であり、潜在的劣等感の心理的解消行為としての「'D優越性の確認行為」は、過去および現在の「'E反日侮日活動」であり、'Cと'D'Eは、かれらの「'F尊厳の獲得行為」なのです。
さらに、これに朝鮮併合という、中世儒教序列の主客を転倒された過去の屈辱観を、解消するまで代々受け継がなければならない「'G儒教後進性」が加わるため、'Eは熾烈を極める。
先祖が受けた屈辱は1000年かかってもはらす(忘れない)、と某大統領がのたまうように、いまだ儒教後進性から抜けられない中世の民なのです。
ちなみに、先般のグレンデール市の、慰安婦(単なる移動遊郭における職業婦人)像の建立をめぐる公聴会で、反日プロパガンダを流暢な英語で話したということから、おそらく、彼らは2世以降の韓国系アメリカ人だと思われます。
2世以降の世代まで、中世からの儒教後進性を受け継いでいるとすると、これはもう、米国における少数民族のアイデンティティの新たな研究材料になり得るほど、異様なことです。
ついでながら、
戦地後方慰安婦ばなしが、嘘の強制連行ばなしに基づく与太話であることを別にしても、
戦地後方慰安婦像を、米国市民が、人権侵害の象徴として、韓国ではなく、米国に、建てる理由は、米国市民の人権意識である、と韓国系アメリカ人が言っているのですが、そうであれば、
米国市民は、同時に、リンカーン像ではなく、アフリカから強制連行してきた奴隷像と黒人差別像を、各地に建てなければなりません。(与太話に同調する米国市民のほんねは人権ではなく、原爆ドームに対する、カウンタのつもりかもしれません。)

ひるがえって、地政学的脅威の少ない島国の日本は、事大主義の必要性がありません。
島国という井の中のかわずは、純粋培養されこそすれ、事大主義による潜在的劣等感にさいなまされることもなく、従って、化外、化中を意識する小中華主義とも無縁です。
むしろ、島国内の、ほぼ単一民族で共有される無意識の、日本教というべき独自の閉鎖的パラダイムには、外を見渡す化外、化中の意識がそもそもない。日本人が、日本文化に対する外国人の見方に大いに興味を持つことからも明らかです。
他方で、日本教は、外来の原理原則を換骨奪胎し、日本教という和魂に羽織る着物を時代とともに取り替える、と同時に、和魂は、外国におもねる属国根性を、外国かぶれ、として忌み嫌らうのです。

P137、l13。ローカル新聞。
ローカル紙において、地場を中心に世界が動いているのは、普通であり、小×小中華とは関係ない。また、ローカル紙や地域紙の第一面が世界情勢では、副島氏以外、誰も買いません。日本独特の、化石的世界情勢観第一の「全国」紙や、人民日報、を普通と思っているのは、副島氏だけかも。

P164、l9、P166、l2。中国経済と外貨。
中国の貿易黒字による外貨蓄積をたたえるのなら、中国に進出しているグローバル外資こそ、たたえてもらわなければならない。
無資源、ローテク100円ショップの、独裁利権市場国(これを社会主義市場経済というらしい)が、低賃金を提供し、グローバル外資の工場進出(=GDPの移転)による、輸出のおかげで稼いだ金と成長なのです。その分、工場を失った本国は、雇用と投資と輸出とGDPを失っていることを、GDPの上澄みで暮らすひとは知るべきです。
他方で、ITとインターネットは、低賃金を、中国だけの専売特許にしません。中国より安い賃金国があれば、そこで製造し、低価格で中国に輸出する。
外資が稼いだ金を還流させるために、米国資本主義の牙城のIMFが、中国共産党員を理事に迎えましたが、これはお笑いブラックジョークの極致。NHKクロ現が、まじめに、この共産党員理事に、世界経済についての見解をインタビューしていましたが、ジョークを解さない、味噌とくその区別のつかない日本人の典型で、恥ずかしい。
経済現象の因果関係を理解しないと、ジョークやハイテクや民主主義(味噌)と、ローテクや暴力団や不正(くそ)が、一緒になってしまいます。

P204、l15、P215、l15。ケインズ経済と人口と消費と開発独裁。
繁栄(GDP成長)が人口の多寡によるなら、経済学はいらない。低賃金と外資依存のGDPが、単純成長曲線を描き続けるなら、これもまた、経済学はいらない。
不正と共産党独裁利権市場経済の言い換えである ”開発独裁” を、正当化してはいけません。

世界は、この構造的腐敗まみれの国に、石油の一滴も依存していません。確かに、中国から輸入したニンニクもらっきょう漬もみかんや桃の缶詰も、あきれるほど安く、今や、日本の貿易相手のトップですが、他国に代替すれば、多少生活費が高くなるにしても、困ることはありません。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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