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地下鉄に乗って (徳間文庫 あ 28-1) 文庫 – 1997/6/1
浅田 次郎
(著)
- 本の長さ285ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日1997/6/1
- ISBN-10419890698X
- ISBN-13978-4198906986
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登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (1997/6/1)
- 発売日 : 1997/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 285ページ
- ISBN-10 : 419890698X
- ISBN-13 : 978-4198906986
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,082,646位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1951年、東京都出身。1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、それぞれ受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 終わらざる夏 上 (ISBN-13: 978-4087713466 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
十代で実家を飛び出し、労苦の果てに零細企業に勤めながら小さな家庭を持つ真次。戦後、一代で確固たる企業王国を築き上げた父との確執。兄の死の秘密。みち子との関係。著者との分身とも呼べる真次の迷い込んだ「地下鉄の運ぶ不思議な時空間」の物語は、哀しくも心地好い余韻のなかで「家族」の意味を考えさせてくれた。
・焼け野原の銀座で、ソ連軍の蹂躙する満洲で、ギリギリの死線をかいくぐってきた男たちの姿は、凄まじい生命力にあふれている。「恨みごとなんぞ忘れて、先のこと考えましょう」(9章)
・モダン・ガールの闊歩する昭和初めの銀座の姿は、著者の筆にかかるとここまで艶やかになるのか(19章)。
・「運命というものの正体を、真次は確かにその目で見た」(20章)兄の最期とはいえ、キツイぞ。
・言葉よりも手と体が動く。少年時代の兄に対しての真次もそうだが、みち子の「行動」には、命のもつ輝きが感じられる。
地下鉄の車内で読み進み、13章の「銀座線のあのシーン」では涙が溢れそうになった。温かな気持ち。10年後にもう一度読みたい。
・焼け野原の銀座で、ソ連軍の蹂躙する満洲で、ギリギリの死線をかいくぐってきた男たちの姿は、凄まじい生命力にあふれている。「恨みごとなんぞ忘れて、先のこと考えましょう」(9章)
・モダン・ガールの闊歩する昭和初めの銀座の姿は、著者の筆にかかるとここまで艶やかになるのか(19章)。
・「運命というものの正体を、真次は確かにその目で見た」(20章)兄の最期とはいえ、キツイぞ。
・言葉よりも手と体が動く。少年時代の兄に対しての真次もそうだが、みち子の「行動」には、命のもつ輝きが感じられる。
地下鉄の車内で読み進み、13章の「銀座線のあのシーン」では涙が溢れそうになった。温かな気持ち。10年後にもう一度読みたい。
2013年11月22日に日本でレビュー済み
ネタばれ。
みち子が臨月のお時と雨の中階段を転げ落ち、自分の存在を歴史から消してしまったのだけど。
ある意味、自殺だった。
何故、自殺したのか?
愛していた真治が異母兄弟だったことに悲観したのか。
すっきりしない終わり方なんだけど。
みち子が臨月のお時と雨の中階段を転げ落ち、自分の存在を歴史から消してしまったのだけど。
ある意味、自殺だった。
何故、自殺したのか?
愛していた真治が異母兄弟だったことに悲観したのか。
すっきりしない終わり方なんだけど。
2017年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
10数年振りに再読。この歳になって改めて感じることがいっぱい。情景、匂い、そしてそこに焼きついたいろんな想い。いろんな読み方、感じ方が出来る。特別版は稀代のストーリーテラーとこの本の成り立ちを知る上で格好の一冊。すべての地下鉄通勤者は無論、多くの人にオススメです。
2018年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これは説明しない方が良い名玉です。是非!手に取って下さい。ちょっと話すと終点て言うか終着駅に近づくほど切なく、感情移入します。泣けます。是非!※メトロだけに終着駅!ク~!!名解説!”草”
2006年11月30日に日本でレビュー済み
地下鉄(メトロ)に乗ってを読んだのですが鉄道員(ぽっぽや)の時の温かみのある優しいイメージの文章と比べるとなんだか現実味があって重い話と思いました。でも主人公が若き日の父を探しに行って
父の人間性を見つける所や父の苦悩、子の苦悩が描かれている所はいいと思います。最後浅田先生が書かれている書下ろしのコラムは「作家・浅田次郎」の原点を垣間見た気がします。
父の人間性を見つける所や父の苦悩、子の苦悩が描かれている所はいいと思います。最後浅田先生が書かれている書下ろしのコラムは「作家・浅田次郎」の原点を垣間見た気がします。
2010年5月18日に日本でレビュー済み
男の身勝手を自己正当化するような物語。
わがままな父親。
その父親から反発して家でした次男坊。
時代を超えて、父親の若い頃を垣間みる。
男の身勝手を自己正当化していること以外の何者でもない。
男が読めば納得できるが、
女性が読めば、男に都合の良い物語なのだろう。
予想を覆す事件がなんども起きる。
初めて、浅田次郎を読むなら、本書をお勧め。
わがままな父親。
その父親から反発して家でした次男坊。
時代を超えて、父親の若い頃を垣間みる。
男の身勝手を自己正当化していること以外の何者でもない。
男が読めば納得できるが、
女性が読めば、男に都合の良い物語なのだろう。
予想を覆す事件がなんども起きる。
初めて、浅田次郎を読むなら、本書をお勧め。