1964年に学習研究社から出たものの文庫化。
ノン・シリーズの長編ミステリである。
寒天業界を扱った、ちょっと珍しい内容である。白い泥というタイトルにも面白みがある。
ミステリとして、意外な犯人という要件は満たしているのだが、なんだか納得がいかない。前半の人物描写に問題があるのではないかと思う。そこさえ上手く描けていれば傑作になったかも知れないのに。惜しい。
著者お得意の、神戸の貿易商社を舞台とした作品でもあり、そのあたりの書きぶりはさすがだ。
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白い泥 (徳間文庫 ち 1-36) 文庫 – 1999/5/1
陳 舜臣
(著)
- 本の長さ246ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日1999/5/1
- ISBN-104198911010
- ISBN-13978-4198911010
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (1999/5/1)
- 発売日 : 1999/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 246ページ
- ISBN-10 : 4198911010
- ISBN-13 : 978-4198911010
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,325,327位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1924(大正13)年、神戸に生まれる。大阪外語大学印度語部卒業。同校西南亜細亜語研究所助手を勤めるが終戦によって辞職し、家業の貿易に従事。 1961年、『枯草の根』により江戸川乱歩賞を受賞し作家生活に入る。69年、『青玉獅子香炉』により直木賞、70年、『玉嶺よふたたび』『孔雀の道』に より日本推理作家協会賞、71年、『実録アヘン戦争』により毎日出版文化賞、76年、『敦煌の旅』により大佛次郎賞、89年、『茶事遍路』により読売文学 賞(随筆・紀行賞)、92年、『諸葛孔明』により吉川英治文学賞、93年、朝日賞、さらに95年、「作家としての業績」により日本芸術院賞をそれぞれ受賞 する。日本芸術院会員(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『秘本三国志(六) 』(ISBN-10:4122052157)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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