ロイヤルファミリーの一員として何不自由なく生活していた著者がほんの出来心で留学先から亡命することになりました。
特権階級で暮らしてきた著者が韓国の役人達に対し傍若無人に振舞う様子は『こんなはずではなかった』と思ったに違いありません。
金にまみれてたくさんの国民を餓死させている金正日も、身内には至って甘いという事が詳しく書かれています。
しかし所詮、著書はもと特権階級の人ですから、国民の苦しい現状などは知るよしもありません。北朝鮮の悲惨な状況についてはあまり触れられていません。
金正日の生活ぶりを知りたい方にはお勧めです。
韓国に亡命したのは良いけれど、結局は自分の北朝鮮での生活を切り売りしていくしかなかったのでしょう。
「おれは偉かったんだ」といわんばかりです。
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金正日が愛した女たち: 金正男の従兄が明かすロイヤルファミリーの豪奢な日々 (徳間文庫 い 41-1) 文庫 – 2003/4/1
- 本の長さ446ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2003/4/1
- ISBN-104198918686
- ISBN-13978-4198918682
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登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2003/4/1)
- 発売日 : 2003/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 446ページ
- ISBN-10 : 4198918686
- ISBN-13 : 978-4198918682
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,193,525位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 273位朝鮮半島のエリアスタディ
- - 4,712位徳間文庫
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2017年3月1日に日本でレビュー済み
金正男の母が、ソンヒリム、ソンヘリムの姉がソンヘラン、ソンヘランの子どもが著者のイ・ハニョンである。彼は支配者一族の一員として、高級な生活を保障されていた。その実態は、華麗なる監獄という言葉で証言されている。将軍様のお陰で、側近パーテイに参加することができ、高価な品物をプレゼントされたりするが、そのことを含めた秘密が外に漏れると、投獄、処刑という制裁が待っている。外国に留学して、自由な空気に触れてみてその不自由さに気がつく。著者は若さもあり、韓国当局の高級な生活を保障すると言う甘言を信じ脱北した。ところが厳しい取り調べが続き、犯人扱いのような態度に憤慨した。理解者が現れたことにより、仕事を得て結婚もすることができた。安定するかに見えた生活も大きな落とし穴が待っていて、最後には暗殺をされてしまった。金正男の幼少期遊び相手になったことが書いてある。正男は夜7時に寝るようにしつけられ、朝5時には起床した。相手の職員は当然それまでに待機しないといけなかった。寝るときに本を読んでもらうが、退屈な童話が多い、ユンボギの日記を著者が読んでやると、大変に興味を示した。貧困を初めて本で知り、大変なショックを受けたのだった。他にも日本のヤクザが人を開始、韓国大統領の暗殺ビジネスをもちかけ、将軍様が断ったこと等も書かれている。興味深く読めた。
2017年2月25日に日本でレビュー済み
金正男の子供時代の遊び相手も務めた、母方の従兄が見てきた金正日や官邸の日常が書かれています。タイトルからイメージされるような金正日のスキャンダラスな女性遍歴についてというより、著者の叔母であり正男の母であるソン・ヘリムの生い立ちや、彼女を金日成に公表できないため隠し続けた挙句違う女性と結婚し、そのせいで叔母が精神を病み、金正恩の母である高英姫がいつのまにか金正日をとりこにし同棲していたなど、著者が見聞きした内容がつづられています。どのように正男が生まれて育てられたか、息子を溺愛したり、身内には細やかな愛情と気配りを見せる金正日の知られていなかった一面や、金正日の機嫌を取るために妻を銃殺した側近のエピソード、徐々に権力にむしばまれて言動が高圧的になってくる著者自身の日常、どれをとっても現実離れしていて一気に読み進みました。後半は著者の軽率な好奇心から出た行動から成り行きで亡命した挙句、特権階級の生活が染みついた感覚がそのまま通用しないことにいら立ち嘆き、苦労してもがきながら韓国で生活する様子がつづられますが、反省と自己批判を言いながらも自己憐憫に満ちた文章には共感できませんでした。この本の出版のきっかけとなったマスコミとの接触により自分の母と叔母の亡命を危険にさらし、ついには出版後にソウルで著者が暗殺されたこと、すべてがドラマティックですが、20年後の同じ2月に金正男が暗殺されたことで、まだまだ続くと思うと、この本を読む意味は大きかったです。