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警視庁心理捜査官 上 (徳間文庫) 文庫 – 2004/2/5
黒崎 視音
(著)
このホトケはまるで陳列されているようだ…抉られた性器をことさら晒すポーズ、粘着テープ、頭部からの夥しい流血。臨場した捜査一課に所属する心理捜査官・吉村爽子は犯人像推定作業を進める。警察小説に新風を吹き込むと絶賛された傑作。
- 本の長さ400ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2004/2/5
- 寸法15.1 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-10419892015X
- ISBN-13978-4198920159
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登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2004/2/5)
- 発売日 : 2004/2/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 400ページ
- ISBN-10 : 419892015X
- ISBN-13 : 978-4198920159
- 寸法 : 15.1 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 809,683位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,447位徳間文庫
- - 4,661位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- - 18,444位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年8月11日に日本でレビュー済み
登場人物たちが魅力的だし、あらすじも面白かったのですが、、何故かとても読みにくかったです。コロコロと語り手が変わるからでしょうか、、?
2016年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これが黒崎 視音のデビュー作だというのは読了後の、筆者後書きではじめて知った。僕はたまたま仕事としてもとり組まざるを得なかったので多少は気づけたが、どこでも圧倒的に女性蔑視が幅をきかせている。警察はその筆頭かも知れない。その中で、女性で新設の心理捜査官という特殊な立場で奮闘する主人公に、刑事達はたたき上げの現場調査以外は受け入れず、露骨に排除しにかかる。まずそういう中で、自らの辛い過去を背負い努力を重ねる主人公に着目すべきだが、読者の大半は男で彼女に感情移入が出来ない。だから面白くないとか、ストーリーがとか、ブーたれる。確かにラストの主人公は暴走するが、これは性犯罪者に立ち向かいながら、レイプ体験者としての自分と決着をつける行為であり、いわば人間として女性としての再生の物語なのだ。諸兄よ、身近な女性達を思い浮かべながら再読されよ。そこに新しい何かを発見されるよう祈る。
2020年2月8日に日本でレビュー済み
本書は、黒崎視音のデビュー作品である。本書が描くのは、心理的プロファイリングにより犯人像を予想し、それにより逮捕に繋げる心理捜査官である。上梓当時、日本にはそのような警察組織はなく、全くのフィクションの構想のもと生まれた小説であるにもかかわらず、リアリティが高い描写は、視覚的でもあり、それだけ真実味を帯びているので読んでいて息苦しくもある。とても処女作とは思えない出来ではあるが、それ故に主人公の自己分析の部分が重く、全体に影響を及ぼした感がある。上巻では、捜査会議の中で孤立し、力関係の主導権争いの中に揉み込まれ過程が細かく描かれており、日本人作家の得意とする心情描写に力点が置かれた構成となっており、警察小説の好きな読者にはたまらない内容となっている。
再読
やはり、主人公を女刑事に持ってきた点が、男社会との軋轢や対比でこの物語を秀逸なものにしており、作者の狙いが奏功している。佳作と思う。
再読
やはり、主人公を女刑事に持ってきた点が、男社会との軋轢や対比でこの物語を秀逸なものにしており、作者の狙いが奏功している。佳作と思う。
2010年7月17日に日本でレビュー済み
心理関係の仕事をしているので、とても面白く読みました。
きちんと順序立てて書いていくやり方も真面目で好感が持てます。
主人公の心情もよく伝わってくるし、心理学で仕事をする辛さ、しんどさもとてもリアルに伝わります。警察官でなくても同じような偏見には年中ぶつかりますしね。
惜しいのは、心理学や警察の知識が説明のための説明になっている箇所が結構ある事、事件描写の暗さは当然ですが、爽子の引っ込み思案に見えちゃう心理描写がちょっと辛い・・・。
それと反対している立場もちょっと度を越していてあれでは何の為にわざわざ心理応用特別捜査官なる立場を警視庁が創ったのか意味が希薄に思えます。
暗くても爽子は心理学を武器にダイナミックなアクテビィティが欲しいな。時々現実感を吹き飛ばすような!
爽子の寡黙さ、
そして(性的な意味ではない)処女性は
とても魅力があり、やはり女性は女性が書くべきだ!と思います!
このままでは誉田小説の姫川のような
「男の下卑た妄想から創られたステレオタイプ的女刑事」
が主流になってしまうのをなんとかしてくれ!黒崎さん!
これからの爽子に期待して星4つです!
きちんと順序立てて書いていくやり方も真面目で好感が持てます。
主人公の心情もよく伝わってくるし、心理学で仕事をする辛さ、しんどさもとてもリアルに伝わります。警察官でなくても同じような偏見には年中ぶつかりますしね。
惜しいのは、心理学や警察の知識が説明のための説明になっている箇所が結構ある事、事件描写の暗さは当然ですが、爽子の引っ込み思案に見えちゃう心理描写がちょっと辛い・・・。
それと反対している立場もちょっと度を越していてあれでは何の為にわざわざ心理応用特別捜査官なる立場を警視庁が創ったのか意味が希薄に思えます。
暗くても爽子は心理学を武器にダイナミックなアクテビィティが欲しいな。時々現実感を吹き飛ばすような!
爽子の寡黙さ、
そして(性的な意味ではない)処女性は
とても魅力があり、やはり女性は女性が書くべきだ!と思います!
このままでは誉田小説の姫川のような
「男の下卑た妄想から創られたステレオタイプ的女刑事」
が主流になってしまうのをなんとかしてくれ!黒崎さん!
これからの爽子に期待して星4つです!
2020年6月14日に日本でレビュー済み
洋書が好きで日本語の本をあまり読まない自分に日本語の奥深さ美しさを再認識させてくれた本です。プロファイリングが好きで、特に黎明期の関係者の苦労や報われなさに惹かれますが、この作品では男尊女卑や年功序列が酷くて心を揺さぶられながらページを捲りました。文章に力があり登場人物が生き生きと描かれ、ずらりと並ぶ警察の符号も興味深かったです。
2010年11月19日に日本でレビュー済み
男社会である警察組織へ溶け込もうとしない主人公の女性刑事の性格や心理描写が、
本編で描かれる生い立ちだけでは、私には共感しづらいところがあって、
『う〜ん……なんか、ちょっと苦しいなぁ』と感じるところがありました。
また、主人公と対立する男社会の具現者たる男性刑事らが、とても狡猾なのに職務上では都合良く鈍重で。
そこを除けば、警察小説として面白く、週末に一気に読み切ることのできる作品でした。
本編で描かれる生い立ちだけでは、私には共感しづらいところがあって、
『う〜ん……なんか、ちょっと苦しいなぁ』と感じるところがありました。
また、主人公と対立する男社会の具現者たる男性刑事らが、とても狡猾なのに職務上では都合良く鈍重で。
そこを除けば、警察小説として面白く、週末に一気に読み切ることのできる作品でした。
2010年10月6日に日本でレビュー済み
「警視庁女性捜査官」という題名なら良いんですよね。
著者が徹底してリサーチした事はよくわかるんですが、その方向を間違えているんではないでしょうか。
著者曰くの「警察という男社会」における隠語や組織概要、捜査の進め方等は
まるでドキュメンタリーを見ているようにワクワクしましたが、捜査の現場ってこんなにひどいものなのでしょうか。
階級や捜査ルール、取り調べの方法、調書の作成、男女間のギャップ等、こんなにメチャクチャだとは思えませんし、
心理捜査官なるポジションに対してこんなに露骨に無視をしたり誹謗したりするとも思えません。
ただし、女性が男社会の中で苦しみながら実績をあげて行くという点では、そうかも知れないと思えます。
ハードボイルド的にこの主人公が心理捜査官としてのミッションに忠実に着実にあらゆる障害をものともせず
取り組んで行くような仕上がりの方が、よりリアルに興奮できたと思います。
相手の男性の台詞が臭すぎるし、「男はみんな同じ」的な表現が多発するのでなおのこと臭いです。
しかしながら、著者のリサーチの努力は間違いなく実っていて、
「女性捜査官が男警察社会で活躍する新しい警察小説」として読み応えはあると思います。
警察ってどんなとこ?に興味がある方には、他の警察小説を圧倒する情報が詰まっているのでお勧めします。
著者が徹底してリサーチした事はよくわかるんですが、その方向を間違えているんではないでしょうか。
著者曰くの「警察という男社会」における隠語や組織概要、捜査の進め方等は
まるでドキュメンタリーを見ているようにワクワクしましたが、捜査の現場ってこんなにひどいものなのでしょうか。
階級や捜査ルール、取り調べの方法、調書の作成、男女間のギャップ等、こんなにメチャクチャだとは思えませんし、
心理捜査官なるポジションに対してこんなに露骨に無視をしたり誹謗したりするとも思えません。
ただし、女性が男社会の中で苦しみながら実績をあげて行くという点では、そうかも知れないと思えます。
ハードボイルド的にこの主人公が心理捜査官としてのミッションに忠実に着実にあらゆる障害をものともせず
取り組んで行くような仕上がりの方が、よりリアルに興奮できたと思います。
相手の男性の台詞が臭すぎるし、「男はみんな同じ」的な表現が多発するのでなおのこと臭いです。
しかしながら、著者のリサーチの努力は間違いなく実っていて、
「女性捜査官が男警察社会で活躍する新しい警察小説」として読み応えはあると思います。
警察ってどんなとこ?に興味がある方には、他の警察小説を圧倒する情報が詰まっているのでお勧めします。
2020年5月27日に日本でレビュー済み
最初から最後まで、それをずっと主張しているので、ストーリーが入って来ない、停滞してしまう。
プロファイリングの描写も殆どない。
物語に厚みがない、山場もない。
作者は性別不明らしいが、どうでもいい、というか、その手の気取りがあまりいい感じがしない。
それがそのまま、物語に反映されているのかもしれない。
おまけ、アルトワークスが愛車なら、クルマの描写も細かく描いてほしかった。(鈴菌感染者より)
プロファイリングの描写も殆どない。
物語に厚みがない、山場もない。
作者は性別不明らしいが、どうでもいい、というか、その手の気取りがあまりいい感じがしない。
それがそのまま、物語に反映されているのかもしれない。
おまけ、アルトワークスが愛車なら、クルマの描写も細かく描いてほしかった。(鈴菌感染者より)