「月下美人殺人事件」 癒されますVV
数あるサスペンスのなかで、若い頃に新鮮に捉えられた作品を読めて、なんだか嬉しく蘇ります✾⚘✾
やはり、ミステリー全盛期には特に、事件ものの黒さがあるのは外せないことだと思います。
でも今作は、主役の女性とともに、私にはどんな宝石より瑞々しく光輝いた、ふんわりした優しさを思い出します。京の街の夜、爽やかな風に月夜を浴びて輝く花と、一時事件ものだと忘れるほど、推理に限らないエッセンスづけがある良作でした。私も団地に移り、その夜思わずベランダをのぞいたほど、サスペンスとして別の発見がありました。。
山村美紗さんは、作家であり女性としての生活感や庶民性、観察眼を反映されています。毎回なじめる作品を作られていると改めて感じました。清濁併せ吞むなかで、既存にとらわれなくも、自然体の心を大切にしていきたいです。それが詰まった本書を、またふと開きたいなと思います!!
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京都花の寺殺人事件 (徳間文庫 や 2-36) 文庫 – 2006/9/1
山村 美紗
(著)
鮎子は桜の下で、見知らぬ男性の死体を発見する。しかし、男はなぜか鮎子の名前が書かれたメモを持っていた……(「桜の寺殺人事件」)。
——宇治平等院の藤棚、祗王寺の彼岸花、三宝院の桜……。京都の古刹で起きた、女たちの事件。八つの謎を収めた、華やかな連作集。
——宇治平等院の藤棚、祗王寺の彼岸花、三宝院の桜……。京都の古刹で起きた、女たちの事件。八つの謎を収めた、華やかな連作集。
- 本の長さ342ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2006/9/1
- ISBN-104198924880
- ISBN-13978-4198924881
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2006/9/1)
- 発売日 : 2006/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 342ページ
- ISBN-10 : 4198924880
- ISBN-13 : 978-4198924881
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,445,911位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2011年12月30日に日本でレビュー済み
京都を中心に,花にまつわる事件8つの短編集。
棺の中に藤の花を
芙蓉の花は血の色
彼岸花が死を招く
桜の寺殺人事件
死化粧は菊の花
石楠花の咲く寺
月下美人殺人事件
桔梗寺の殺人
京都の地理に詳しくなること,
花の名前を漢字でかけるようになること,
結末を予想しながら読む事、
楽しみ方と得るものはさまざま。
やや物悲しい事件が多いかも。
棺の中に藤の花を
芙蓉の花は血の色
彼岸花が死を招く
桜の寺殺人事件
死化粧は菊の花
石楠花の咲く寺
月下美人殺人事件
桔梗寺の殺人
京都の地理に詳しくなること,
花の名前を漢字でかけるようになること,
結末を予想しながら読む事、
楽しみ方と得るものはさまざま。
やや物悲しい事件が多いかも。
2015年3月31日に日本でレビュー済み
『月下美人殺人事件』は2000年に金曜エンタメ『京都祇園芸妓シリーズ7』で高木沙耶と船越栄一郎コンビと横内正の狩矢警部で映像化され、
2011年『不倫調査員片山由美シリーズ11』でも映像化された。
この作品は40ページくらいの長さなので、2時間ドラマにするのは大変だったろうと思う。
『桔梗寺の殺人』も2013年『不倫調査員片山由美シリーズ13』で映像化された。
私が見た記憶があるのはこのくらいだったが、『柩の中に藤の花を』や『芙蓉の花は血の色』など他の作品も映像化されてると思う。
山村美紗の作品は本もテレビも疲れなくていい。
2011年『不倫調査員片山由美シリーズ11』でも映像化された。
この作品は40ページくらいの長さなので、2時間ドラマにするのは大変だったろうと思う。
『桔梗寺の殺人』も2013年『不倫調査員片山由美シリーズ13』で映像化された。
私が見た記憶があるのはこのくらいだったが、『柩の中に藤の花を』や『芙蓉の花は血の色』など他の作品も映像化されてると思う。
山村美紗の作品は本もテレビも疲れなくていい。