意地っ張りな、そして実は健気だったりする主人公がツボでした。
日高の純情さを隠すための色んな行動が痛々しくて、でも目が離せなかった。
ネタバレ注意↓
大学時代に初恋の人に純情な気持ちを手酷く踏み躙られて、心に厚い鎧を纏ってしまっている日高。彼がもう二度とあんな痛みを受けたくないからわざと遊び人のレッテルを張られるような行動を取ったり、甲斐に対してもわざと嫌われ、軽蔑されるような振る舞いをしたりするところは痛々しくて、一方ではかなり危ない事にも甲斐のために(というか甲斐に対する意地で)飛び込んでいってしまう所はハラハラして、本当に目が離せなかった。きっとこれが甲斐も感じた日高の魅力なのだろうと思う。
そして甲斐が日高の心の内側の純情な所もちゃんと見ていたところが良かったなあと思う。
「いつも泣きそうな顔して俺を呼ぶくせに」
「初めて誘ってきた時、お前は煽情的でふてぶてしかった。そのくせ手は震えてるし、無理に本心を鎧っているようで痛々しかった。」
日高が、知られたらきっと軽蔑されてしまうと恐れて隠し続けてきた心の弱いところを甲斐がちゃんと受け止めてくれたことに安堵したし、鎧が崩れ去った日高の純情さがぽろっと言葉の端々に零れてくるところはめちゃくちゃ可愛かった。
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囚われの脅迫者 (キャラ文庫 あ 3-6) 文庫 – 2007/8/23
洸
(著),
DUO BRAND.
(イラスト)
- 本の長さ227ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2007/8/23
- ISBN-104199004491
- ISBN-13978-4199004490
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2007/8/23)
- 発売日 : 2007/8/23
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 227ページ
- ISBN-10 : 4199004491
- ISBN-13 : 978-4199004490
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,169,205位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 17,932位ボーイズラブノベルス (本)
- - 334,143位文庫
- - 486,986位文学・評論 (本)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年9月13日に日本でレビュー済み
ハマりました。
そんなに分厚くない小説なのに、内容が充実してて凄く楽しみました。
あらすじは大体内容紹介通りです。
この作品で、何が良かったかと言いますと。
切ない恋愛と、殺人事件の解決が上手くブレンドされてた所。
恋愛の切なさと、それが成就するタイミングと、殺人事件の解決の仕方とタイミングがバッチリ。
満足です。
あえて欲をいうならば、最後にもう少し二人の甘い雰囲気を読んでいたかったかもと思う程度。
だって・・・日高の相手になる甲斐が、寡黙なタイプなんですよ。
その分、一言ひとことに重みがあるキャラなので、あまり多くは望めないんだけどね〜。
だけど日高が甲斐に本当の姿を見せずに悪びれてた期間が長かった分、二人の甘い会話をもう少し、
いやもっと読んでみたかったなぁ。
そして今回、本来なら好きでない「誘い受け」という事にはなるんですが、切ない誘い受けなので、全然イヤじゃなかったです。
むしろ「頑張れ日高」といった感じでのめり込みました。
読んで良かったです。楽しかった。
そんなに分厚くない小説なのに、内容が充実してて凄く楽しみました。
あらすじは大体内容紹介通りです。
この作品で、何が良かったかと言いますと。
切ない恋愛と、殺人事件の解決が上手くブレンドされてた所。
恋愛の切なさと、それが成就するタイミングと、殺人事件の解決の仕方とタイミングがバッチリ。
満足です。
あえて欲をいうならば、最後にもう少し二人の甘い雰囲気を読んでいたかったかもと思う程度。
だって・・・日高の相手になる甲斐が、寡黙なタイプなんですよ。
その分、一言ひとことに重みがあるキャラなので、あまり多くは望めないんだけどね〜。
だけど日高が甲斐に本当の姿を見せずに悪びれてた期間が長かった分、二人の甘い会話をもう少し、
いやもっと読んでみたかったなぁ。
そして今回、本来なら好きでない「誘い受け」という事にはなるんですが、切ない誘い受けなので、全然イヤじゃなかったです。
むしろ「頑張れ日高」といった感じでのめり込みました。
読んで良かったです。楽しかった。