途方もない魅力を備えたエマノンのシリーズです。
一読して分からなくても、暫く後でこの作品に没入する人が多くいます。
・キャラクターの魅力(神秘性、フーテン、ハードボイルド、他の理解の及ばない人格)
・中短編の集合体ですが、紀行もの、人情もの、ハードSF、サスペンスなど多彩な趣向を味わえます。
・各章のタイトルのセンスが抜群。本当に格好よく、詩的です。
・鶴田謙二さんのコミック版との一体感が素晴らしいです。原書のイメージを拡大できます。
ジャンルを特定するのが難しい作品ですが、老若男女の誰でも味わえる作品だと思います。
地母神のようなエマノン、この世の誰よりも年長ですから若者から高齢者まで誰が作品世界に身を委ねても何かが見つかると思います。
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おもいでエマノン (徳間デュアル文庫 か 2-1) 文庫 – 2000/9/1
- 本の長さ350ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2000/9/1
- ISBN-104199050086
- ISBN-13978-4199050084
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登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2000/9/1)
- 発売日 : 2000/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 350ページ
- ISBN-10 : 4199050086
- ISBN-13 : 978-4199050084
- Amazon 売れ筋ランキング: - 853,735位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1冊ずつにしとけばよかった。いろいろ趣向を凝らしてくれてはいるのだけれど、一旦飽きると、次を読む気にならない。ロングヘアーにイニシャル付きのナップサックを持った名前を持たない女の子が出てくるのを楽しみにできる人向け。記憶ものというジャンルがあるかどうかは知らないけど、しばらく前に読んだ「完全記憶探偵」(だったと思う)の方が好みです。
2016年9月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
名作。これあげるからとにかく一度読んでみて、と何冊人に押し付けて回ったことか。
初めてバイトをして、自分自身で稼いだお金を手にしたとき、それでジーンズとバスケットシューズを買ったのはレイ・ブラッドベリと彼女のせいだったというくらいに、気に入った物語だった。
のちに「奇妙な論理」や「人はなぜ似非科学にだまされるのか」などを読んで、これがあのダイアネスティック…!とか、魔女狩りの一因としてガリオンのあれがあげられている…すごい!とか、面白い創作のためには、きちっとした下調べが必要なんだ、というのを知ったのも、よい経験のひとつ。(いや、ダイアネスティックは疑似科学ですが)
版がかわるごとに物理書籍で購入してきたけれど、せっかくkindleを買ったことだし、持ち歩きもしたかったので半額セールを幸い、改めて買いなおすことに。
エマノンは永遠に17歳で、すべての記憶を持って生きていくけれど、私は大人になって、持てるすべての本を持ち歩けるようになった。なんて考えてみるのもちょっと面白い。
初めてバイトをして、自分自身で稼いだお金を手にしたとき、それでジーンズとバスケットシューズを買ったのはレイ・ブラッドベリと彼女のせいだったというくらいに、気に入った物語だった。
のちに「奇妙な論理」や「人はなぜ似非科学にだまされるのか」などを読んで、これがあのダイアネスティック…!とか、魔女狩りの一因としてガリオンのあれがあげられている…すごい!とか、面白い創作のためには、きちっとした下調べが必要なんだ、というのを知ったのも、よい経験のひとつ。(いや、ダイアネスティックは疑似科学ですが)
版がかわるごとに物理書籍で購入してきたけれど、せっかくkindleを買ったことだし、持ち歩きもしたかったので半額セールを幸い、改めて買いなおすことに。
エマノンは永遠に17歳で、すべての記憶を持って生きていくけれど、私は大人になって、持てるすべての本を持ち歩けるようになった。なんて考えてみるのもちょっと面白い。
2021年2月17日に日本でレビュー済み
ジャンル分けが難しい。SF?ドラマ?
ヒロインは人類発生からの記憶を一子相伝で持ち続けているという設定。
不老長寿ではなく、娘が誕生すると全記憶が娘に譲られるというところがミソ。
なので本人は普通に老けていくわけだが…。
このヒロインと様々な時代で邂逅した人々の短編集で、それぞれの人物の主観で描かれる。
人類の歴史を知るというのは面白いし、DNAに先祖の遺伝記憶があるのは証明されつつあるし映画「アルタード・ステーツ」等も似たようなテーマだった。
その設定だけでどれだけでも面白く出来そうだが、各エピソードがこじんまりとしているし、本筋と関係ない話が長かったりして話のリズムが悪い。
設定の面白みが十分には活かされていない気がして残念。
筆者は九州出身の方なのか、九州を舞台にした話が幾話かあった。
ヒロインは人類発生からの記憶を一子相伝で持ち続けているという設定。
不老長寿ではなく、娘が誕生すると全記憶が娘に譲られるというところがミソ。
なので本人は普通に老けていくわけだが…。
このヒロインと様々な時代で邂逅した人々の短編集で、それぞれの人物の主観で描かれる。
人類の歴史を知るというのは面白いし、DNAに先祖の遺伝記憶があるのは証明されつつあるし映画「アルタード・ステーツ」等も似たようなテーマだった。
その設定だけでどれだけでも面白く出来そうだが、各エピソードがこじんまりとしているし、本筋と関係ない話が長かったりして話のリズムが悪い。
設定の面白みが十分には活かされていない気がして残念。
筆者は九州出身の方なのか、九州を舞台にした話が幾話かあった。
2018年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
色々なところに、また色々な時代にエマノンが現れる。そのたびに相手に切ない思い出を残してゆく。この様な
女性を好きになったら一生後ろを振り返り振り返り生きて行かなければならない。本当に切ない。
女性を好きになったら一生後ろを振り返り振り返り生きて行かなければならない。本当に切ない。
2015年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エマノンシリーズはもう数巻出ているが、この巻が一番出来が良いのではないかと思う。
巻を重ねるごとに、エマノンの設定が人間を離れて行って重い記憶を背負った悩める一人の人間といった当初の設定が薄れてしまっている。
巻を重ねるごとに、エマノンの設定が人間を離れて行って重い記憶を背負った悩める一人の人間といった当初の設定が薄れてしまっている。
2015年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鶴田謙二さんのマンガを書店で見つけて、すぐに購入。その後、原作があるのを知り、Amazonで購入しました。表題作がなんとも切なく、幕切れもすごく気に入ってます。鶴田さんの描くエマノンは、本当にイメージぴったりですね。もっともっと若い時に読んでいたら、きっとエマノンを探しに出掛けたんじゃないか?と思わせる様な、素晴らしい作品だと思います。他の続編も読んでみようと思います。
2016年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
編集:大森望、日下三蔵「アステロイド・ツリーの彼方へ」で「たゆたいライトニング」を
読んでしまったので、「あしびきデイドリーム」を読む為にKindle版で全巻再購入と思ったら、
「うたかたエマノン」がKindle版に無い。
巻末対談で言及されていた巻は「うたかたエマノン」でハードカバー版(ソフトだけど)だから
溜まっている短編と合わせて新刊と文庫化+Kindle版でお願いしたいな。
11月予定の文庫化は紙で買うけれども、Kindle版でも購入するつもりだ。
読んでしまったので、「あしびきデイドリーム」を読む為にKindle版で全巻再購入と思ったら、
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溜まっている短編と合わせて新刊と文庫化+Kindle版でお願いしたいな。
11月予定の文庫化は紙で買うけれども、Kindle版でも購入するつもりだ。