読んでいてグッとくる良いSF。
少し不思議系。
過激な表現もなく読んでいて安心できる。
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世界の合言葉は水―安堂維子里作品集 (リュウコミックス) コミック – 2010/3/15
安堂 維子里(あんどういこり)
(著)
日常の中にひそむファンタジックな要素を掬い上げた佳品。「季・節・水」「海のお天気」「メルトイズム」「なんて哀しい星」「おぼん」「Fusion」「ぎゅう」「私たちはまだ途中」「塩害の季節」ほか珠玉の短編の数々。平尾アウリ、つばな、大野ツトムたちに続く、COMICリュウ注目の新人、安堂維子里(あんどういこり)の初コミックス。
- 本の長さ164ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2010/3/15
- ISBN-104199501711
- ISBN-13978-4199501715
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商品の説明
著者について
安堂 維子里●あんどういこり
「♀」「千葉在住」
「第1回龍神賞銅賞にてデビュー。以降、不思議な物語を発表し続けている。」
ホロリコロリblog:http://hororicorori.blog.shinobi.jp/
「♀」「千葉在住」
「第1回龍神賞銅賞にてデビュー。以降、不思議な物語を発表し続けている。」
ホロリコロリblog:http://hororicorori.blog.shinobi.jp/
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2010/3/15)
- 発売日 : 2010/3/15
- 言語 : 日本語
- コミック : 164ページ
- ISBN-10 : 4199501711
- ISBN-13 : 978-4199501715
- Amazon 売れ筋ランキング: - 442,021位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2010年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Frauの読書特集に掲載されていたのに惹かれてamazonで即注文しました。
すごくおもしろかったです。
漫画のSF短編集なのですが、小説を読んでいるかのような奥深さ。
絵も嫌みがなくて好きです。
掲載誌はあんまり有名な雑誌ではないみたいなんですが、もっと売れる気がします!
星新一とか、漫画だと五十嵐大介さんあたりが好きな人は読んでみて欲しいです。
すごくおもしろかったです。
漫画のSF短編集なのですが、小説を読んでいるかのような奥深さ。
絵も嫌みがなくて好きです。
掲載誌はあんまり有名な雑誌ではないみたいなんですが、もっと売れる気がします!
星新一とか、漫画だと五十嵐大介さんあたりが好きな人は読んでみて欲しいです。
2010年4月8日に日本でレビュー済み
全ての生命は水である。この切り口は新しいと思った。
ミクロからマクロへ、そしてまたミクロへ、海と地球と宇宙と人とを繋いでゆく「世界の合言葉は水」。SFやファンタジーの要素も強いものの、どこか架空とは思えないようなリアリティを帯びた不思議な話である。
最初はどういう設定なのか分かりにくい部分があるものの、読み進めるうちに徐々に全体が見えてきて、終わる頃には違和感なく物語を受け入れてしまえる。短編らしくワンエピソード・ワンテーマに絞られていているのも読みやすいと思う。
そして非常にコンセプトを感じさせる作品集である。特に「塩害の季節」「ぎゅう」が個人的に気に入った。物語自体もそうだが、発想がまず素敵。唯一、冒頭の話「おぼん」だけはテーマから外れている気がするが、これはこれで素敵。
独自の視点から生命を描くというのは、市川春子「虫と歌」に近いものを感じる。読後に頭を過ぎったのは、幸村誠の「プラネテス」や、或いは漆原友紀の世界観だった。
ただ、上記作品に感じたある種の残酷さだけでなく、気持ち良い清々しさがこの作品の根底には流れている。心を洗濯するような気持ちで読んでいただきたい。
ミクロからマクロへ、そしてまたミクロへ、海と地球と宇宙と人とを繋いでゆく「世界の合言葉は水」。SFやファンタジーの要素も強いものの、どこか架空とは思えないようなリアリティを帯びた不思議な話である。
最初はどういう設定なのか分かりにくい部分があるものの、読み進めるうちに徐々に全体が見えてきて、終わる頃には違和感なく物語を受け入れてしまえる。短編らしくワンエピソード・ワンテーマに絞られていているのも読みやすいと思う。
そして非常にコンセプトを感じさせる作品集である。特に「塩害の季節」「ぎゅう」が個人的に気に入った。物語自体もそうだが、発想がまず素敵。唯一、冒頭の話「おぼん」だけはテーマから外れている気がするが、これはこれで素敵。
独自の視点から生命を描くというのは、市川春子「虫と歌」に近いものを感じる。読後に頭を過ぎったのは、幸村誠の「プラネテス」や、或いは漆原友紀の世界観だった。
ただ、上記作品に感じたある種の残酷さだけでなく、気持ち良い清々しさがこの作品の根底には流れている。心を洗濯するような気持ちで読んでいただきたい。
2011年3月3日に日本でレビュー済み
リリカルなSF短編集。
感想を一言で言うと、「惜しい」。
面白くなりそうなのに、というかおおむね面白いのに、肝心な所で蛇足が多く、せっかくのいい雰囲気をおじゃんにしちゃってる、そんな印象。
「ぎゅう」と「塩害の季節」は文句なしに面白く、まさにこの人にしか描けないと思う。「メルトイズム」もなかなか。残りはあんまぱっとしないです。ただ、つまらない話でもそれなりに読ませるくらい絵に魅力がある。
ここに収められた作品はいずれも、ストーリーやキャラクターで読ませるというより、世界や生命に対する作者独特の視点、その新鮮さ・面白さが驚きと感動を生むというタイプの話だ。
このての話は、だから、作者の「気づき」をどれだけスマートに見せられるかにかかっているといえる。説明不足だと読者はちんぷんかんぷんだし、かといって説明過多だと野暮ったくてしらじらしい。
この作者はどうも後者のきらいがあるようで、読んでいて「この説明的でわざとらしい台詞(ないしモノローグ)がなければなぁ」と思わされたことがしばしば。
(たとえば「なんて哀しい星」。くだくだしく贅言を尽くしてるけど、「万有引力とは引き合う孤独の力である」の一言のほうがずっとずっと言葉に力が宿ってるよ)
というわけで訳で自分にとっては、好きなんだけどいまいち人に勧められない、でもたぶんこの人の本また買っちゃうんだろうなあくやしいけど、そんな漫画です。
感想を一言で言うと、「惜しい」。
面白くなりそうなのに、というかおおむね面白いのに、肝心な所で蛇足が多く、せっかくのいい雰囲気をおじゃんにしちゃってる、そんな印象。
「ぎゅう」と「塩害の季節」は文句なしに面白く、まさにこの人にしか描けないと思う。「メルトイズム」もなかなか。残りはあんまぱっとしないです。ただ、つまらない話でもそれなりに読ませるくらい絵に魅力がある。
ここに収められた作品はいずれも、ストーリーやキャラクターで読ませるというより、世界や生命に対する作者独特の視点、その新鮮さ・面白さが驚きと感動を生むというタイプの話だ。
このての話は、だから、作者の「気づき」をどれだけスマートに見せられるかにかかっているといえる。説明不足だと読者はちんぷんかんぷんだし、かといって説明過多だと野暮ったくてしらじらしい。
この作者はどうも後者のきらいがあるようで、読んでいて「この説明的でわざとらしい台詞(ないしモノローグ)がなければなぁ」と思わされたことがしばしば。
(たとえば「なんて哀しい星」。くだくだしく贅言を尽くしてるけど、「万有引力とは引き合う孤独の力である」の一言のほうがずっとずっと言葉に力が宿ってるよ)
というわけで訳で自分にとっては、好きなんだけどいまいち人に勧められない、でもたぶんこの人の本また買っちゃうんだろうなあくやしいけど、そんな漫画です。
2010年4月23日に日本でレビュー済み
作者の豊かなイマジネーションを覗きこめるような一冊です。
簡単には説明できないような不思議な話を、リアルな絵柄でしかも短編で読み手に伝えられる表現力、構成力は圧巻、
長編にも期待したいです。
読んでいてテッドチャンの短編小説「バビロンの塔」を思い出しました。
もしかしたらこの作者も寡作なのかもしれませんが、次回作気長に待ちたいです。
簡単には説明できないような不思議な話を、リアルな絵柄でしかも短編で読み手に伝えられる表現力、構成力は圧巻、
長編にも期待したいです。
読んでいてテッドチャンの短編小説「バビロンの塔」を思い出しました。
もしかしたらこの作者も寡作なのかもしれませんが、次回作気長に待ちたいです。
2010年3月14日に日本でレビュー済み
SFのようなファンタジーのような,不思議な感覚の短編が9つ入ってます。本のタイトルに水が入ってますが,べつに水関連の話をまとめてあるわけでもありません。
読んでみた感じとしては,五十嵐大介の「はなしっぱなし」とかを茹でてアク抜きしてさっぱりさせた,ってところでしょうか。絵もそんな感じです。
小説で言うと初期の川上弘美の短編が好きとか,そういった人におすすめします。
読んでみた感じとしては,五十嵐大介の「はなしっぱなし」とかを茹でてアク抜きしてさっぱりさせた,ってところでしょうか。絵もそんな感じです。
小説で言うと初期の川上弘美の短編が好きとか,そういった人におすすめします。