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フラッグ (2) (キャラコミックス) コミック – 2007/2/24

5.0 5つ星のうち5.0 4個の評価

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購入オプションとあわせ買い

「おまえ、俺だけじゃ不満なのか!?」
新しくできた友達・光(ひかり)を家に連れてきた聖(ひじり)に、
日高(ひだか)はなぜか怒って家を飛び出してしまう。
はじめての兄弟ゲンカに大ショックの聖。その
理由が日高の生い立ちにあることを知った聖は
親達のことを調べるため、友達と探偵団を結成
するが…。スイートホーム♥ストーリー完結巻。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 徳間書店 (2007/2/24)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/2/24
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • コミック ‏ : ‎ 176ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4199603360
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4199603365
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 4個の評価

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藤 たまき
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『フラッグ』第2巻では、第1巻で家族の秘密を探ろうと動き始めた聖と、聖の友人が増えてその世界が広がっていくこと、聖に真実を知られる事を恐れる日高との間に生じた亀裂がますます深まっていくとともに、聖には見えなかった日高の本心が明かされます。その中で二人の関係性も、聖が日高を支え、その家族への渇望と恨み、愛と憎しみに引き裂かれる彼の心を受け止めるものへと変わって行きます。そこで確かめられるのは、血の繋がりではない、守り守られる「家族」の関係です。気まぐれ少女ちーが日高と聖について発する言葉「明日でも10年後でも/どんなことでもいつかはしゃべれるもんね/相手がいたら話せてさ/なんか悩みとか乗り越えられるかもしれないじゃない/ひとりっきりでいるより良かったのよ/きっと」は、この物語の「家族」についてのメッセージをさりげなく伝えてくれます。藤先生のどの作品でも、物語全体にちりばめられる詩的なモノローグが、主人公の揺れる心や深まって行く思いを読者に伝えますが、この作品では人と人との会話、言葉で相手に気持ちを伝えることに特に重点が置かれている感じがします。そういう言葉のやり取りがあるから余計に、清らかな大気に包まれた町の空に旗が翻る静かなクライマックスにおける、「だって確かなことがある/単純なこと〜」から始まる、日高と自分の絆を確認する聖のシンプルだけれど力強いモノローグが生きるのです。人と人との関係性の暖かさ、家族や友人がいる事の喜びという、当たり前すぎて照れくさい感情を改めて心に留めたくなる作品です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年8月9日に日本でレビュー済み
主人公のエロのない家族ものです。主人公の成長物語。
小さい頃から相手の深層心理が旗フラッグとして目にみえてしまう聖は、異母兄と暮らすひきこもり中学生。奔放な父は数年前に家をでて帰ってこない。聖にとって兄はただ一人フラッグがみえない落ち着ける人。(結構兄も家をあけるが。)聖は友達と、周りの大人が話したがらない父のことを調べ始める。兄が聖に対してもっていた感情とは聖が思ってもみなかったものだった…。
「自分の居場所はここでいいの?」「自分の帰るべき場所はどこ?」それは待っている人のいるところ。愛する人のいるところ。藤たまきさんの描く話は「人生」とか「愛すること。支えること。」とか、ただの恋愛成就ものではない、深いものがあるので大好きです。主人公以外のキャラクターの性格のかきこみかたも丁寧です。