設定やストーリーは悪くない。スケールの雄大さや登場人物も良い。ただ、テレビアニメの原作者として売れっ子だった作者がやりたくない仕事まで引き受けてイヤイヤやりました感が感じられるのだ。やはりプロである以上、義理もあるだろうし気の進まない仕事もひきうけなければならないこともある。
人気がなくて打ち切りにしても、それなりに起承転結が上手い作者は落としどころを心得ているものだ。ラストシーンのトンデモぶりは松本作品の中では「蜃気楼フェリーアイランダー0」に匹敵する。この衝撃的なラストのコマが作者からの無言の抗議ではあるまいか。
それよりもページ調整に入れられた短編「マシン童子」の最後に「『マシン童子』は雄大な構想で始めた作品のプロローグです。愛着の深い作品ですので、おりをみて続編を発表したいと考えています。」とある・・・。うーーーん。
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惑星ロボ・ダンガードA 2 (サンデー・コミックス) コミック – 1978/4/30
松本 零士
(著)
- 言語日本語
- 出版社秋田書店
- 発売日1978/4/30
- ISBN-104253063624
- ISBN-13978-4253063623
登録情報
- 出版社 : 秋田書店 (1978/4/30)
- 発売日 : 1978/4/30
- 言語 : 日本語
- ISBN-10 : 4253063624
- ISBN-13 : 978-4253063623
- Amazon 売れ筋ランキング: - 482,742位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年3月11日に日本でレビュー済み
アニメのダンガードAは原作者として松本零士氏の名前がクレジットされているが、
ダンガードAの元デザインを含め他者との共同作品であり、松本氏の単体作品とは言い難い。
アニメのキャラクターデザインもサブキャラには松本作品ではお馴染みの面々が登場するが、
メインのキャラは松本キャラの面影をわずかに残した荒木伸吾キャラであった。
その意味ではアニメ版は松本氏原作というよりも、氏の意見を取入れた作品であった言える。
このコミカライズ版は氏が本来意図したダンガードAであり、アニメ版とは大分趣が異なる。
子供向けのTV版とは違って(とは言っても連載していた冒険王も子供向け雑誌だが)、
より松本SFファンタジー色が強く、全体に陰鬱な雰囲気が漂う。正直ロボット物ですらない。
そもそも松本氏は巨大ロボットがお嫌いらしく、コミック版全2巻を通してダンガードAは
航空機形態(サテライザー)主体でしか登場しない。果たしてダンガードAは登場するのか?
最後の一瞬までやきもきさせる(笑) ここまでくれば松本氏の巨大ロボ嫌いは大したものだ。
スーパーロボット物を期待すると肩透かしだが、松本世界を楽しむならばこれも悪くはない・・・
かも?
ダンガードAの元デザインを含め他者との共同作品であり、松本氏の単体作品とは言い難い。
アニメのキャラクターデザインもサブキャラには松本作品ではお馴染みの面々が登場するが、
メインのキャラは松本キャラの面影をわずかに残した荒木伸吾キャラであった。
その意味ではアニメ版は松本氏原作というよりも、氏の意見を取入れた作品であった言える。
このコミカライズ版は氏が本来意図したダンガードAであり、アニメ版とは大分趣が異なる。
子供向けのTV版とは違って(とは言っても連載していた冒険王も子供向け雑誌だが)、
より松本SFファンタジー色が強く、全体に陰鬱な雰囲気が漂う。正直ロボット物ですらない。
そもそも松本氏は巨大ロボットがお嫌いらしく、コミック版全2巻を通してダンガードAは
航空機形態(サテライザー)主体でしか登場しない。果たしてダンガードAは登場するのか?
最後の一瞬までやきもきさせる(笑) ここまでくれば松本氏の巨大ロボ嫌いは大したものだ。
スーパーロボット物を期待すると肩透かしだが、松本世界を楽しむならばこれも悪くはない・・・
かも?