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COCOON コミック – 2010/8/5
購入オプションとあわせ買い
シマいちばんの女学校に通う主人公・サンは、クラスメイトとともに学徒隊として戦地に赴く。
戦況の悪化とともに、ひとり、またひとりと学友を失う中、
世界の凄惨さと自己の小女性の狭間でサンは…。
文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」、
「ダ・ヴィンチ」の「今月の絶対外さないプラチナ本」選出。
2013年には岸田國士戯曲賞した藤田貴大の作、演出で
「マームとジプシー」により舞台化もされた。
- 本の長さ210ページ
- 言語日本語
- 出版社秋田書店
- 発売日2010/8/5
- 寸法14.8 x 1.9 x 21 cm
- ISBN-104253104908
- ISBN-13978-4253104906
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商品の説明
出版社からのコメント
どの時代にも響きつづける、少女と戦争のエポック・メイキングです。
登録情報
- 出版社 : 秋田書店; 初版 (2010/8/5)
- 発売日 : 2010/8/5
- 言語 : 日本語
- コミック : 210ページ
- ISBN-10 : 4253104908
- ISBN-13 : 978-4253104906
- 寸法 : 14.8 x 1.9 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 121,847位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
今日マチ子 [Machiko Kyo]
漫画家。東京都生まれ。東京藝術大学卒業。毎日綴った1ページ漫画ブログ「今日マチ子のセンネン画報」が書籍化されて注目を浴びる。2005年「ほぼ日マンガ大賞」入賞。2006年・2007年・2010年・2013年文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」に選出。著作に『みかこさん』『ぼくのおひめさま』(やくしまるえつこ朗読CD付絵本)『5つ数えれば君の夢』『ニンフ』『吉野北高校図書委員会』等多数。戦争を描いた『cocoon』は劇団「マームとジプシー」により2013年に舞台化され、2015年には再演、同年『みつあみの神様』も舞台化された。2014年には『mina-mo-no-gram』『アノネ、』『みつあみの神様』『U』が評価され第18回手塚治虫文化賞新生賞を受賞。2015年には第44回日本漫画家協会賞大賞カーツーン部門に『いちご戦争』が選ばれた。短編アニメ化された『みつあみの神様』は海外で23部門賞受賞。漫画以外にもイラスト、エッセイ等も幅広く手掛ける。
http://juicyfruit.exblog.jp
twitter : https://twitter.com/machikomemo
instagram:https://www.instagram.com/kyomachiko/
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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これからの未来をみていた眼差しが、変わっていくのが悲しく辛かった。
これは小説ではなく漫画ならではの表現でしょう。
悔しい!
なぜ?
どうして?
伝わってきました。
ひめゆり部隊の話をもとに、少女が成長(?)する様が描かれています。
単行本に収録されているかはわかりませんが、
この文庫ではあとがきがひとつのポイントとなるかと思います。
といいますのも、私の読み取り能力の浅さに由来するのですが
最後の最後のどんでん返しが、絵を見ただけでわからなかったのと
場面場面で出てくる少女時代特有のものの捉え方が
あとがきを読むことでスッと初めて入って来たのです。
舞台化されたことで初めて知った作家・作品ですが
出会えてよかったと思います。
正直、昔は怖いもの見たさみたいな感覚で戦争映画とかアニメとか見てた。
この時の自分は、そういう捉え方しかできなかったんだ。想像力が欠けてた。
どこか、本当にあったこととは思えないような。
遠く昔の話のような。江戸時代とか。
今までの繰り返しの結果、今の平和な毎日があるのだと思うと奇跡だなと思うし、人間って愚かなのかなとも思う。
今も思うけど、幼いからすごくないとか
年寄りが正解とか、そういうことじゃない。
個人を重んじないと。
多様性という言葉だけが一人歩き。
昔よりは意識されるようになったかもしれないけど、多様性が重んじられていれば争いなんて起こらないんじゃないかなぁ。
誰も守ってくれない中、次々と亡くなっていくクラスメイト。大変悲惨な状況の中、蚕のように繭(COCOON)の中に安全に閉じこもることをイメージしてパニックになるまいとするマユとサン。それでも朦朧としてゆくサン。最後、その繭を破って飛び出す蚕蛾をイメージするサン。
あの時でさえ本来守られるはずだった若年者たちのことを忘れないこと、生きている私たちがすべきことは生き残ること、これらを静かに語ってくれています。今日先生らしい線の少ない絵なので、残酷なシーンもなんとか見ていられますし、あえて描き込まれなかっただろうところを想像で補う行為を通じてマユたちに同化できる気がします。
今、日本は繭の中にいるように安全にも見えますが、知らぬ間に熱湯に放り込まれるかもしれない世界情勢です。また、物理的には安全でも故なき誹謗中傷が突如襲いかかってくるネットワーク社会では悪意を通さない繭が欲しい。
沖縄戦を思い出し、手を合わせながらながら、今ここにあるCOCOONを考えさせられました。
そう強く思いました。
戦争中でも女の子達はかわいいことが大好きでみんな夢中になっていた。
しかし戦争がすべて奪っていってしまった…。
今日マチ子さんの絵はシンプルで好きなのですが、そのシンプルさが戦争の残酷さを際立たせています。
主人公のサンと親友のマユはいつも一緒。男の人を怖がるサンをマユはおなじないで落ち着かせてくれます。
途中サンは襲われてしまいますがマユが襲った男をやっつけてくれました。
同級生達が次々に死に、凄惨な死体が転がっている世界(硫黄島の手紙でも思いましたが手榴弾自決はエグい…)を
マユとサンは駆け抜ける。
しかしその逃避行も終わりを告げます。最後にマユは真実を告白しおまじないをサンに言ってくれと告げます。
そして露わになったマユの真実…これがサンを繭から打ち破ってくれました。
マユはサンに託したのでしょう。『生きろ、幸せになれサン』と。
楽しそうな女の子の生活と戦争の残酷さ、この不思議な感覚が読む手を止めさせませんでした。