二年ぶりの新刊です。時間の経過のせいか少し絵が変わってきました。
でも、シンプルな線で色っぽい造形は健在です。
対照的に登場人物は増え続け、複雑な人間関係と恋模様が展開します。
でもそれらは結局はエレナの無邪気さとかわいらしさと残酷さを浮き彫りにするためのもの。
今巻ではエレナとクズキの関係が一歩前進します。
それと同時に島の不思議がますます深まる。悪魔と殺し屋と魔女のロンドとでも言うのか。
物語の終わりはまだまだ分かりません。
でも、皆殺しの美も、狂ってて楽しいかも。
1巻が出たのは2010年12月。3巻が出るのは2年先かな。おとなしく待ちましょう。
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ヴォイニッチホテル 2 (ヤングチャンピオン烈コミックス) コミック – 2013/2/20
道満 晴明
(著)
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ゆったりとした雰囲気漂う南の小島に建つホテル。 魔女に悪魔に殺し屋に。 一癖も二癖もあるようなキャラクターたちが織りなす、 ちょっと奇妙な群像奇譚!!
- 本の長さ190ページ
- 言語日本語
- 出版社秋田書店
- 発売日2013/2/20
- ISBN-104253255728
- ISBN-13978-4253255721
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登録情報
- 出版社 : 秋田書店 (2013/2/20)
- 発売日 : 2013/2/20
- 言語 : 日本語
- コミック : 190ページ
- ISBN-10 : 4253255728
- ISBN-13 : 978-4253255721
- Amazon 売れ筋ランキング: - 213,672位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一巻に比べ、ギャグ要素が後退し、物語としての進展・収束が進んだ印象。
なんか、あっちこっちでバッドエンドフラグが立ちまくりな気が…。嫌な予感しかしない。
キュンとくるシーンもちらほらありつつ、それがため、なおさら今後が心配になる。読後、何となく切なくなります。
こう書くと、この作品に対して非常に否定的なように見えてしまうかもしれませんが、さにあらず。どうしようもないくらいに素敵な作品です。どこがどう良いというのを私の文章力で表現できないのがもどかしいですが、その辺は他の方のレビューを参考にして頂ければ。
非常に愛おしい登場人物達。できれば皆に幸せになってもらいたいなぁ。
なんか、あっちこっちでバッドエンドフラグが立ちまくりな気が…。嫌な予感しかしない。
キュンとくるシーンもちらほらありつつ、それがため、なおさら今後が心配になる。読後、何となく切なくなります。
こう書くと、この作品に対して非常に否定的なように見えてしまうかもしれませんが、さにあらず。どうしようもないくらいに素敵な作品です。どこがどう良いというのを私の文章力で表現できないのがもどかしいですが、その辺は他の方のレビューを参考にして頂ければ。
非常に愛おしい登場人物達。できれば皆に幸せになってもらいたいなぁ。
2013年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読めば読むほど味が出る実に魅力的な作品です。
南国のちょっと寂れた観光都市を舞台にちょっと不思議だったりイカレてたりする心に傷や欠けが有る若い男女や魔女、悪魔、連続殺人犯、そして何故かロボット刑事が平然と混在する様子をグランドホテル形式で淡々としかし実は詩情に溢れた筆致で描いて居ます。
寄る辺のない魂が惹かれ合い、すれ違う様子に余りべた付かないドライで時にはかなり強烈な毒の有るユーモアを塗せており、単純の様に見えて達者な絵、強いデフォルメながら感情表現豊かで実に可愛い登場人物達も絶品です。
最近は短篇の名手として出版社を跨いで活躍する道満氏ですが(同時発売の『ニッケルオデオン【緑】』も傑作)、本作を読むと一見バラバラの様に見える短篇を紡いで長編にする手腕も見事である事が解ります。
一体最初からここまで考えて描いていたのか底が見えません。
傑作です。大いにお薦め。
南国のちょっと寂れた観光都市を舞台にちょっと不思議だったりイカレてたりする心に傷や欠けが有る若い男女や魔女、悪魔、連続殺人犯、そして何故かロボット刑事が平然と混在する様子をグランドホテル形式で淡々としかし実は詩情に溢れた筆致で描いて居ます。
寄る辺のない魂が惹かれ合い、すれ違う様子に余りべた付かないドライで時にはかなり強烈な毒の有るユーモアを塗せており、単純の様に見えて達者な絵、強いデフォルメながら感情表現豊かで実に可愛い登場人物達も絶品です。
最近は短篇の名手として出版社を跨いで活躍する道満氏ですが(同時発売の『ニッケルオデオン【緑】』も傑作)、本作を読むと一見バラバラの様に見える短篇を紡いで長編にする手腕も見事である事が解ります。
一体最初からここまで考えて描いていたのか底が見えません。
傑作です。大いにお薦め。
2013年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
10年以上昔、作者が今はなきゲーメストという本で書いていた頃から独特の雰囲気と可愛いキャラ絵が好きで微妙にファンでした。
その後エロ雑誌でちまちま書いていたようですが、絵柄がこんななのでぜんぜんエロくない。
本作のエロ部分を少し多めに描写した程度のものでした。
道満清明氏の作品の見所は、シュールで不条理で不思議で切なくておもしろいようなおもしろくないところ。
エロいけどエロくない、汚いけど汚くない……可愛らしい絵柄と相まってやはり「独特」という言葉がしっくりきます。
ギャグセンスも独特のツボをついてきて思わずクスリとしてしまいます。
本作はそんな氏の良さを凝縮したような作品で、不気味で奇妙な背景ながら読みやすく仕上がっています。
ほんのりエロティック、下ネタもあるが抑え気味、おそらくはその配分がここにきてようやく黄金比となったのか、自分としては「今さらながら道満清明が売れ始めた」という印象です。
ただこの作者さん、これまで長編(長期連載作品)がほぼ皆無だったと思うので、同じ舞台・登場人物が二巻続けて出たのはこの作品が初めてなんじゃないでしょうか。
そういう意味では、『ニッケル・オデオン』の方が短編集なので「道満清明らしさ」を味わえると思います。
内容に少し触れると、他の方のレビューにもあるように二巻になって少しインパクトが落ちた部分があります。
主人公(?)タイゾーが非日常に「慣れて」いったことで読者の感覚とズレが生じ、驚きや恐怖感は薄れました。
彼岸の住人側になったタイゾーが今後どうなっていくのか、また展開上、登場人物たちがわりとあっさり退場になってしまうので、最後まで残るのは誰なのか?という楽しみもあったりなかったりします。
その後エロ雑誌でちまちま書いていたようですが、絵柄がこんななのでぜんぜんエロくない。
本作のエロ部分を少し多めに描写した程度のものでした。
道満清明氏の作品の見所は、シュールで不条理で不思議で切なくておもしろいようなおもしろくないところ。
エロいけどエロくない、汚いけど汚くない……可愛らしい絵柄と相まってやはり「独特」という言葉がしっくりきます。
ギャグセンスも独特のツボをついてきて思わずクスリとしてしまいます。
本作はそんな氏の良さを凝縮したような作品で、不気味で奇妙な背景ながら読みやすく仕上がっています。
ほんのりエロティック、下ネタもあるが抑え気味、おそらくはその配分がここにきてようやく黄金比となったのか、自分としては「今さらながら道満清明が売れ始めた」という印象です。
ただこの作者さん、これまで長編(長期連載作品)がほぼ皆無だったと思うので、同じ舞台・登場人物が二巻続けて出たのはこの作品が初めてなんじゃないでしょうか。
そういう意味では、『ニッケル・オデオン』の方が短編集なので「道満清明らしさ」を味わえると思います。
内容に少し触れると、他の方のレビューにもあるように二巻になって少しインパクトが落ちた部分があります。
主人公(?)タイゾーが非日常に「慣れて」いったことで読者の感覚とズレが生じ、驚きや恐怖感は薄れました。
彼岸の住人側になったタイゾーが今後どうなっていくのか、また展開上、登場人物たちがわりとあっさり退場になってしまうので、最後まで残るのは誰なのか?という楽しみもあったりなかったりします。
2015年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絵も可愛いし気になっていたので買って見ました。めちゃめちゃ面白い。早く三巻出ないかなー。
2013年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつか悪夢で観たような懐かしさ
ちょっと物悲しい不思議さ
道満晴明先生の作品の中では比較的狂ってないので、初心者にもお勧め
ちょっと物悲しい不思議さ
道満晴明先生の作品の中では比較的狂ってないので、初心者にもお勧め
2013年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絵がとてもきれい、わかりやすいストーリーでとても気に入りました。
2013年2月21日に日本でレビュー済み
道満さんは元々好きですが、ヴォイニッチホテルは好きすぎてコレをどう感想を述べたらいいのかわからずにいました。
今でもわかっている訳ではありませんが、たどたどと書きます。
1巻読んだ時に思ったのは南米の幻想文学作家ガルシア・マルケスに似てるな、てことでした。
簡単に言えば魔術や死者・都市伝説や口承文学が、現代や現実の生活となんの説明もなく違和感もなく同居している世界です。
おそらく戦前の日本、とくに山村地帯とかはこういう世界で生きていたと思うのですが、それをさらっと描けてしまうとこがまず凄い。
これは描ける人にしか描けません。
死者がひょいっと現れて、生前と同じ口調で語りかける。魔女や悪魔が人間に混じって普通に暮らしている。ただし、死者は死者で生き返るわけでもなく、
魔女や悪魔は姿を偽って生きており、生者・人間と死者・魔女悪魔の厳然とした存在の違いは当然のこととしてある。
まるで本当にマジックマッシュルームでも食いながら描いたんじゃないか、とすら思えますw
また、タイトルのヴォイニッチは出所のわからない暗号文めいた古文書だそうですが、こうした謎の多い奇書の類というのは、本書そのものよりも、「語る側のあり方」にこそ注目されるべきと思います。
よくわからない刺激的なものがあるから、それを識った人間が語る。一昔前のエヴァ論争も似たようなものです。都市伝説・噂話など、語り合う内に現実感が揺らいでいくあの感じ。
話題の中心にある奇書が、ただのでっち上げであろうと、周囲の人間が熱く語る内に、そこに書かれていることがまるで本当のことのように思えてくる。
噂話の本質は、中心に何もなかろうと、自分がはまりこんでいくうちに、現実にはありえない嘘話が現実にあることのように感じ、逆に現実の存在が脅かされて酷く不安定なものになる、という
ある意味悪い酒でも飲んだような酩酊感にあるのだと思います。
まるでこの作品世界そのものではないか、と思い、いいタイトルつけたなーと思いましたw
この良夢か悪夢か知りませんけど、醒めるとエレナもベルナもスナークも姉魔女もキカイ田も居なくなって、刺青の若いヤクザと顔にやけどのある少年たちしか残らないんじゃないか、なんて思いました。
もう一つ、道満さんはこの幻想的というか幻覚的な世界を、どういうふうに描いてるんだろう? という素朴な疑問です。
1話1話をお筆先で描いてるんじゃないかな?となんとなく思いました。
毎月毎月、その号の話を思いついて、思いついた奇想を描く。お話は「続いている」ので、それまでの人物やお話や背景は引き継ぐけど、次号で何を描くかは、次号で考える。
そういう曖昧さに置かないと、この世界観は出ないんじゃないかと。今回は何話かをまとめた構成の妙が出ましたが、これはいつもの短編集を描いてるときに、
ふと3話構成のものを描いてみた、というふうにも見えます。
そのへんの、作者が「ついと思いよぎったことを物語る」感じも、本作の魅力であると思います。
いまいちまとまりに欠けてすいません。しかし本作は非常に魅力的です。
普通よりは浴びるほど漫画を読んできた、と自負できる程度に駄目人間な私が、ここ数年来の傑作であると太鼓判押します。
そんなハンコいりませんかw
今でもわかっている訳ではありませんが、たどたどと書きます。
1巻読んだ時に思ったのは南米の幻想文学作家ガルシア・マルケスに似てるな、てことでした。
簡単に言えば魔術や死者・都市伝説や口承文学が、現代や現実の生活となんの説明もなく違和感もなく同居している世界です。
おそらく戦前の日本、とくに山村地帯とかはこういう世界で生きていたと思うのですが、それをさらっと描けてしまうとこがまず凄い。
これは描ける人にしか描けません。
死者がひょいっと現れて、生前と同じ口調で語りかける。魔女や悪魔が人間に混じって普通に暮らしている。ただし、死者は死者で生き返るわけでもなく、
魔女や悪魔は姿を偽って生きており、生者・人間と死者・魔女悪魔の厳然とした存在の違いは当然のこととしてある。
まるで本当にマジックマッシュルームでも食いながら描いたんじゃないか、とすら思えますw
また、タイトルのヴォイニッチは出所のわからない暗号文めいた古文書だそうですが、こうした謎の多い奇書の類というのは、本書そのものよりも、「語る側のあり方」にこそ注目されるべきと思います。
よくわからない刺激的なものがあるから、それを識った人間が語る。一昔前のエヴァ論争も似たようなものです。都市伝説・噂話など、語り合う内に現実感が揺らいでいくあの感じ。
話題の中心にある奇書が、ただのでっち上げであろうと、周囲の人間が熱く語る内に、そこに書かれていることがまるで本当のことのように思えてくる。
噂話の本質は、中心に何もなかろうと、自分がはまりこんでいくうちに、現実にはありえない嘘話が現実にあることのように感じ、逆に現実の存在が脅かされて酷く不安定なものになる、という
ある意味悪い酒でも飲んだような酩酊感にあるのだと思います。
まるでこの作品世界そのものではないか、と思い、いいタイトルつけたなーと思いましたw
この良夢か悪夢か知りませんけど、醒めるとエレナもベルナもスナークも姉魔女もキカイ田も居なくなって、刺青の若いヤクザと顔にやけどのある少年たちしか残らないんじゃないか、なんて思いました。
もう一つ、道満さんはこの幻想的というか幻覚的な世界を、どういうふうに描いてるんだろう? という素朴な疑問です。
1話1話をお筆先で描いてるんじゃないかな?となんとなく思いました。
毎月毎月、その号の話を思いついて、思いついた奇想を描く。お話は「続いている」ので、それまでの人物やお話や背景は引き継ぐけど、次号で何を描くかは、次号で考える。
そういう曖昧さに置かないと、この世界観は出ないんじゃないかと。今回は何話かをまとめた構成の妙が出ましたが、これはいつもの短編集を描いてるときに、
ふと3話構成のものを描いてみた、というふうにも見えます。
そのへんの、作者が「ついと思いよぎったことを物語る」感じも、本作の魅力であると思います。
いまいちまとまりに欠けてすいません。しかし本作は非常に魅力的です。
普通よりは浴びるほど漫画を読んできた、と自負できる程度に駄目人間な私が、ここ数年来の傑作であると太鼓判押します。
そんなハンコいりませんかw