最近存在を知って読んだのですが、ハマりました。
この作品の世界観は、中空なる心を一時埋めてくれました。
一時の時間を楽しむためには最適ではないでしょうが?
また、民俗学や妖怪など、日本的なものに興味がある人にもお勧めします。
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百鬼夜行抄 (1) (ソノラマコミック文庫) 文庫 – 2000/12/1
今 市子
(著)
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日ソノラマ
- 発売日2000/12/1
- 寸法10.5 x 3 x 14.8 cm
- ISBN-104257720891
- ISBN-13978-4257720898
登録情報
- 出版社 : 朝日ソノラマ (2000/12/1)
- 発売日 : 2000/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 304ページ
- ISBN-10 : 4257720891
- ISBN-13 : 978-4257720898
- 寸法 : 10.5 x 3 x 14.8 cm
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年7月16日に日本でレビュー済み
夏目友人帳より百鬼夜行抄本の方が断然良いというレビューを見て、読んでみたのですが、妖怪の怖さだけでなく人間の怖さも描かれていて読んでいて怖くなりました・・絵もストーリーも丁寧に描かれていて綺麗だし、尾白と尾黒は可愛いのですが。。。
雰囲気はホラーと世にも奇妙な物語を合わせたような感じ。
ホラーが苦手な方は読まないほうが良いかもです。
雰囲気はホラーと世にも奇妙な物語を合わせたような感じ。
ホラーが苦手な方は読まないほうが良いかもです。
2015年4月5日に日本でレビュー済み
安定感のある、絵。
惹き付ける、物語性。
ぞわりとさせる場面と、くすりと笑わせる、展開の確かさ。
やはり、読ませる作家だ、と再認識。
怖くないけれど、想像力を駆使すると、ちょっと怖過ぎる。
惹き付ける、物語性。
ぞわりとさせる場面と、くすりと笑わせる、展開の確かさ。
やはり、読ませる作家だ、と再認識。
怖くないけれど、想像力を駆使すると、ちょっと怖過ぎる。
2011年11月22日に日本でレビュー済み
美麗、という表現が、これほど似合う絵もなかなかお目にかかれない。
美しいだけではない、麗しいのだ。
美麗、美麗、美麗。
絵がキレイなだけの漫画家なら腐るほどいるが、それとは一線を画すのである。
しかし、本作の真骨頂はその内容である。
文鳥が妖怪だった話が、未だかつてあっただろうか、いやない。
源氏物語の昔に遡ったとしても、おそらくない。
作者は文鳥をこよなく愛しつつ、主人公・律と彼を取り巻く因縁、そして妖魔を
美しい一遍の絵巻物に織り込み、今日も我々を笑わせてくれるのである。
なんちゃら友人帳とモチーフは似ているが、こちらの方がより大人向け。
センスが良い、とはこういう作品のことを言うんだ!と、
新宿の大ガード交差点あたりで叫んでやりたい。
とはいえ、全体を通すとなかなかストーリーにムラもあるので星4つ。
4.5があったら4.5だけど、小数点は切り捨て。
美しいだけではない、麗しいのだ。
美麗、美麗、美麗。
絵がキレイなだけの漫画家なら腐るほどいるが、それとは一線を画すのである。
しかし、本作の真骨頂はその内容である。
文鳥が妖怪だった話が、未だかつてあっただろうか、いやない。
源氏物語の昔に遡ったとしても、おそらくない。
作者は文鳥をこよなく愛しつつ、主人公・律と彼を取り巻く因縁、そして妖魔を
美しい一遍の絵巻物に織り込み、今日も我々を笑わせてくれるのである。
なんちゃら友人帳とモチーフは似ているが、こちらの方がより大人向け。
センスが良い、とはこういう作品のことを言うんだ!と、
新宿の大ガード交差点あたりで叫んでやりたい。
とはいえ、全体を通すとなかなかストーリーにムラもあるので星4つ。
4.5があったら4.5だけど、小数点は切り捨て。
2002年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
NHKBSのマンガ夜話で紹介されていて、どうしても読みたくなって購入しました。
どっぷりはまって届いたその日に明け方までかかって読破してしまったほど。でも夜中に読むのはかなり怖かった・・・
1話1話がとても充実した内容でじっくり読ませます。
心底震えるような怖さもあれば、人間の、時には妖怪の切ない情愛も描かれていたり・・・
でも笑いもちりばめられていて。
尾黒と尾白ならそばにいてもいいかな~なんて普通に考えてしまうほどこの本の世界はすんなりと現実味をおびています。
(実際に律みたいな人が近くにいたら怖いだろうけど)
次の巻が本当に待ち遠しい作品です。ぜひ読んでみてください!
どっぷりはまって届いたその日に明け方までかかって読破してしまったほど。でも夜中に読むのはかなり怖かった・・・
1話1話がとても充実した内容でじっくり読ませます。
心底震えるような怖さもあれば、人間の、時には妖怪の切ない情愛も描かれていたり・・・
でも笑いもちりばめられていて。
尾黒と尾白ならそばにいてもいいかな~なんて普通に考えてしまうほどこの本の世界はすんなりと現実味をおびています。
(実際に律みたいな人が近くにいたら怖いだろうけど)
次の巻が本当に待ち遠しい作品です。ぜひ読んでみてください!
2011年2月24日に日本でレビュー済み
高校時代に百鬼夜行抄に出会い、
それ以来この作者のファンです。
現代作家の中でこれだけの構成力を持っている漫画家は珍しいのではないでしょうか。
内容が濃く、もしもこの作品を別の漫画家が描いたならば、1話を 1巻まるまる使って描くんじゃないかと思うぐらいです。
今まで妖怪バトルものばかり読んできた(というか描かれている)中で、この百鬼夜行抄はそれらとは一線を画しています。
大人向けと言われていますが、この漫画はぜひ学生にももっと読んでもらいたい作品です。
それ以来この作者のファンです。
現代作家の中でこれだけの構成力を持っている漫画家は珍しいのではないでしょうか。
内容が濃く、もしもこの作品を別の漫画家が描いたならば、1話を 1巻まるまる使って描くんじゃないかと思うぐらいです。
今まで妖怪バトルものばかり読んできた(というか描かれている)中で、この百鬼夜行抄はそれらとは一線を画しています。
大人向けと言われていますが、この漫画はぜひ学生にももっと読んでもらいたい作品です。
2008年1月16日に日本でレビュー済み
いちおう妖怪ものに分けられる漫画だが、「おどろおどろしさ」よりもむしろ画集が出るような作者の絵の美しさのほうが目立つ。
幼い頃から作家であった祖父の血を引くせいで霊感の強い主人公と、その周囲の人々が経験する不可思議な事件にまつわる「この世にあらざるものたち」。
だがそれらの多くは我々人間の浅ましい欲が生み出したものだったりする。
日常の平穏さとその影に潜む「非日常的」な妖魔のものたちとのストーリーは、平和の裏にある危険を示唆しているようでドキッとさせられる。
妖魔たちの目から見れば、我々人間はさも滑稽な生き物と映ることであろう。
そういえばこの漫画のタイトルで、四字熟語にもある「百鬼夜行」(化け物が群れを成して、ねり歩くこと)の読み方は「ひゃっきやこう」ではなく、「ひゃっきやぎょう」が正しいようです。
つまりこの漫画も「ひゃっきやこうしょう」ではなく、「ひゃっきやぎょうしょう」と読むのが正しい・・はず。
幼い頃から作家であった祖父の血を引くせいで霊感の強い主人公と、その周囲の人々が経験する不可思議な事件にまつわる「この世にあらざるものたち」。
だがそれらの多くは我々人間の浅ましい欲が生み出したものだったりする。
日常の平穏さとその影に潜む「非日常的」な妖魔のものたちとのストーリーは、平和の裏にある危険を示唆しているようでドキッとさせられる。
妖魔たちの目から見れば、我々人間はさも滑稽な生き物と映ることであろう。
そういえばこの漫画のタイトルで、四字熟語にもある「百鬼夜行」(化け物が群れを成して、ねり歩くこと)の読み方は「ひゃっきやこう」ではなく、「ひゃっきやぎょう」が正しいようです。
つまりこの漫画も「ひゃっきやこうしょう」ではなく、「ひゃっきやぎょうしょう」と読むのが正しい・・はず。
2011年8月16日に日本でレビュー済み
最新のコミックスが読めなくてうずうずします。とにかくカバー絵が美しいこと、その幻想的なカバー絵と比べると、意外にも笑いを交えたほのぼのストーリーであること、それでいてホラー部分は背筋が凍るほど恐いのが魅力です。
今市子さんは文鳥飼いとしても有名ですが、本作にでてくる尾黒と尾白のリアリティ・人間くささ、おマヌケさは、恐いストーリーに中休み的な安堵感をくれるので、大好きです。どちらかが、たまに、ばくっと猫にやられちゃったりするところ、個人的に、笑いのツボです。
今市子さんは文鳥飼いとしても有名ですが、本作にでてくる尾黒と尾白のリアリティ・人間くささ、おマヌケさは、恐いストーリーに中休み的な安堵感をくれるので、大好きです。どちらかが、たまに、ばくっと猫にやられちゃったりするところ、個人的に、笑いのツボです。