シレーヌ，今は死麗濡，と表記することもあるデーモンとの死闘がメインとなっています。
表紙のシレーヌ，とても綺麗ですね。色々なイラストが存在していますが，このシレーヌが永井氏の
描かれたイラストでは最も美しいのではないかと思います。
単行本では１巻丸ごと死闘が描かれていますが，本作では，ちょっとプラスアルファがあります。
ネタバレしないように慎重に筆を進めます。
悪魔族デーモンにしてみたら，最強の勇者であるアモンが結果的には人類側についてしまった訳で，その
衝撃や動揺は極めて大きかったと想像できます。最強に対しては，同じく最強をぶつけるしかないという訳で，
おそらく№２のシレーヌが刺客として送られてきたのでしょう。ただ，漫画版ではどうしてあそこまで
戦わなければならないのか！？というシレーヌ側の理由が乏しいと思う訳です。本著ではその原因にページが大きく割かれています。私はデビルマンと言う世界が大好きなので，こういった原作漫画を膨らませてくれるエピソードは基本，歓迎ではあります。そして，この追加エピソードもデビルマン世界を膨らませてくれていると確信しています。表紙のシレーヌを見て，ビビビッと来たデビルマンファンの方，大至急，ぽちることをおすすめいたします。
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