『真拳勝負!』です。
第4回ソノラマ文庫大賞佳作入選作。
刃のついた本当の剣での本気の戦いを真剣勝負といいますが、ならばコブシとコブシを交える本気の戦いは真拳勝負!。そりゃそのとーりです。
中国・崑崙精拳の使い手である高校生主人公の戦いが熱くてかっこいいです。
んで、ヒロインが地味にかわいい。
盛り込まれている小ネタギャグがピリッと面白いです。
この手の作品って、オトコ、オトコ、して暑苦しくなりがちなのですが、一人称で軽快な文章も読みやすいですし、上記の通りヒロインの魅力やギャグが巧く緩和していて、すっきりとしていました。
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真拳勝負 (ソノラマ文庫 ま 6-1) 文庫 – 2001/12/1
- 本の長さ279ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日ソノラマ
- 発売日2001/12/1
- ISBN-104257769548
- ISBN-13978-4257769545
登録情報
- 出版社 : 朝日ソノラマ (2001/12/1)
- 発売日 : 2001/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 279ページ
- ISBN-10 : 4257769548
- ISBN-13 : 978-4257769545
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年3月26日に日本でレビュー済み
いまは亡きソノラマ文庫大賞第4回佳作入選。何でこれが佳作? と首を捻るような痛快な一作で、微妙に投稿先を間違えたんじゃないかという印象があります。投稿するなら、電撃か、それとも富士見ファンタジアがよかったか・・・
中国武術を修行するうちに怪光線を出せるようになってしまった(!)高校生・電光寺数馬の、どんどん日常から逸脱していく学園生活。当時流行りの格ゲーをベースに学園コメディをやってみたという感じでしょうか。ところどころに青春のほろ苦さも取り混ぜて、これが意外や絶妙な味わいになって物語に奥行きを添えているのであります。
基本的にストーリーはシリアスかつ暑苦しいものながら、数馬の惚けたキャラクターと軽妙な話運びが何とも愉快。数馬を取り巻く生徒たちの空気感もGOOD。
世界を変容させる「バベル語」に、その使い手をめぐる悪役の暗躍などもあるんですが、スケールを広げる方向には進まないで、あくまで数馬対ライバル風早の戦いのお膳立てという扱いなのが潔いのであります。
ところで、数えてみると本作の戦いは、導入部の数馬対風早、中盤で悪役が召喚した魔犬との戦い、数馬対風早の決戦と、驚くことにたった三回きり。作者の狙いが、超人的なバトルよりも、それをめぐるキャラクターたちのドラマにあったことがうかがえます。
このシリーズで続きが読みたかったと、それだけが残念な点。
中国武術を修行するうちに怪光線を出せるようになってしまった(!)高校生・電光寺数馬の、どんどん日常から逸脱していく学園生活。当時流行りの格ゲーをベースに学園コメディをやってみたという感じでしょうか。ところどころに青春のほろ苦さも取り混ぜて、これが意外や絶妙な味わいになって物語に奥行きを添えているのであります。
基本的にストーリーはシリアスかつ暑苦しいものながら、数馬の惚けたキャラクターと軽妙な話運びが何とも愉快。数馬を取り巻く生徒たちの空気感もGOOD。
世界を変容させる「バベル語」に、その使い手をめぐる悪役の暗躍などもあるんですが、スケールを広げる方向には進まないで、あくまで数馬対ライバル風早の戦いのお膳立てという扱いなのが潔いのであります。
ところで、数えてみると本作の戦いは、導入部の数馬対風早、中盤で悪役が召喚した魔犬との戦い、数馬対風早の決戦と、驚くことにたった三回きり。作者の狙いが、超人的なバトルよりも、それをめぐるキャラクターたちのドラマにあったことがうかがえます。
このシリーズで続きが読みたかったと、それだけが残念な点。