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ライトジーンの遺産 (ソノラマ文庫 か 9-2) 文庫 – 2003/5/31

4.6 5つ星のうち4.6 57個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 朝日ソノラマ (2003/5/31)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/5/31
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 640ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4257770058
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4257770053
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 57個の評価

著者について

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神林 長平
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1953年新潟県生まれ。1979年、第5回ハヤカワ・SFコンテスト佳作入選作『狐と踊れ』で作家デビュー。

第1長篇『あなたの魂に安らぎあれ』以来、独自の世界観をもとに「言葉」「機械」などのテーマを重層的に絡みあわせた作品を多数発表、SFファンの圧倒的な支持を受けている。『敵は海賊・海賊版』、『グッドラック 戦闘妖精・雪風』などの長短篇で、星雲賞を数多く受賞(以上、早川書房刊)。1995年、『言壺』で第16回日本SF大賞を受賞した。

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
57グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年12月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分は挿絵に入っていない小説などを人生で読破した事がないような人間だったが、思わず読み耽ってしまういい作品だったと思う
2015年1月6日に日本でレビュー済み
先の方々が感想で書かれている通り、神林氏の作品が最初の方は、
「戦闘妖精 雪風」、「敵は海賊」のシリーズから入るより、この本から
神林氏の世界観を少しづつ味会うのが、良いのかもしれません。
内容自体が刑事とサイファ能力者が人工臓器メーカーの企業犯罪や
臓器崩壊に悩む人々の苦悩に対峙したりと読み込むと濃い内容なのですが、
読み易い文章になっているので、すんなり読めると思います。
色んな作品を読んだ方には軽すぎると思う方も居るかもしれませんが、
内容自体はとてもよく纏まっており、良作だと思います。
SFハードボイルド小説、ミステリー小説としても読めます。
こういう点では、アシモフ氏の鋼鉄都市などに通じる感じがします。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 この本のハードカバーを読んだのは17,8の頃で、それまでにSFといえばアイザック・アシモフぐらいしか読んだことの無かった私は衝撃を受けたものだった。

 その当時ライトノベルと呼ばれる分野が急激に発達・深化(あるいは劣化)し、その先駆け的な立場にあった作者達が書いた本はその波に淘汰されつつあった。
 私はそんな商業主義によるオタク化が嫌で、他のレーベルに「子供や学生が楽しめる分野」を探し求めたものだが、そんな時にであったのがこの一冊だ。
 作者は戦闘妖精雪風や七胴落とし、敵は海賊シリーズの神林長平である。
 彼の人の著書には精神が現実に介入する内容が多々見受けられるが(読むのが面倒になることもあるほどに)、この本に関してはそれが実に面白い方向に働いている。

 サイファと呼ばれる、五感以外の入力と筋肉以外の出力の力を持つ生き物の存在。
 動き出す内臓や、脳以外の部分で思考を始める人体。
 読めば読むほど、精神とは肉体全体に宿るものではないか、と自発的に「考えたくなる」。

 実際のところ、私はこの本から多くのものを受け取った。
 卒業論文に関する知識を育てる下地にも一役買っているはずだ。

 面白く、タメになる本。お勧めの小説の一冊だ。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年1月26日に日本でレビュー済み
主人公はのんだくれ(笑)の中年サイキッカー(サイファ)。相棒は新米の刑事。
ヒロイン(?)は兄で今は若い女性←日本語間違ってないよ。
キャラクターだけを見てみると非常に意味不明だが、読んでみると、引き込まれる。

攻殻機動隊のようなサイバーパンクな世界観と、臓器崩壊・移植という、ヘビーな雰囲気だが、
主人公の楽天的な感覚が重さを感じさせない。

読み物としても、刑事ドラマのような読みやすさ。
ハードSFはちょっと・・・と、しり込みの必要は無し。
ガンダムのノベルより読みやすい。

もし、一瞬でも気になったら、お手をとってみてはどうでしょう。
神林ワールドへの道が開けるかもしれませんよ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年12月31日に日本でレビュー済み
舞台は臓器崩壊により人工臓器の移植が不可避となった社会である。一部を除いた国民は何かしら人工臓器の移植を受けており、国民総サイボーク化と言ってよい。本書では生身の人間とサイボーグの関係性が逆転しており、サイボーグが多数派となり差別する側に回っている点が面白い。一方主人公は人工臓器研究の過程で作られた人造人間である。彼は人工臓器の寄せ集めで作られ、一般人にない特殊能力を持っている。マイノリティからも外れた(サイファと呼ばれる)異端者という位置づけである。サイファの持っている固有の特殊能力はサイボーグ009のキャラクターを連想させ、その疎外感も受け継いでいる。

最先端テクノロジーの結晶であるにもかかわらず、その時代ではもう行われない紙の本による読書やウィスキーを嗜みながらその日暮らしをしている。そんな主人公が多数派のサイボーグのトラブル(悩み)を解決する形でストーリーが展開する。連作短編となっておりそれぞれが独立しているが、その幹となっているのが主人公の生活や独白であり、そのバランスはハードボイルドミステリーといってもよい。

方向性をつかむまで戸惑う部分があるものの、流れに乗ってしまうと次が気になり、するすると読んでしまう筆力の強い作品である。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年7月13日に日本でレビュー済み
神林作品は受け付けるものと全く受け付けないもの極端ですが、これは大好きで時々読み返します。
ある日突然臓器が崩壊してしまう未来、ライトジーン社での人工臓器開発過程で生まれた人造人間で特殊能力のある主人公が、ある種探偵のような役割を果たす、各臓器がテーマになった短編で、短編の頭文字がA~D,X~Zと凝っております。ちょっとハードボイルド風な主役の性格や作品のテイストが好きです。
デビュー作でも薬を飲んでいないと胃が体から離れるという作品を書かれていた気がしますが、それを別の形に発展させたのかな、と。
今の時代にいると、個体がさまざまな形でばらばらにされていきそうな恐怖が潜在的にあって、そういう部分をえぐりだすようなところもあるし、個々の意識は脳だけでなく、各パーツの集合体である体に宿るのかな、、、などとも考えさせられたりします。
短編としては「バトルウッドの心臓」「エグザントスの骨」「ヤーンの声帯」がすきです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年8月11日に日本でレビュー済み
この本は、酒の描写と都市社会の描写のすごさに尽きる、とにかく主人公の酒に対する愛着の描写を読むと、少しお酒がほしくなるw、また社会層が分かれた世界、二面性を持つ都市などのかきかたは物語をより一層美味しく引き立てる。上林氏らしいのは、超能力をただ超越的なものでなく、科学によって作られ、限界があるということ書いてあるところか・・・・
余談だが、AC(アーマードコア)の世界観に通じるところがある。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年5月28日に日本でレビュー済み
主人公の菊月コウはサイファである。サイファとは広義には超能力者のことだが、狭義には人造人間のことである。そして狭義のサイファは二人しかいない。菊月コウと、メイ・ジャスティナこと五月湧である。かれらはすでにないライトジーン社によって人工臓器の研究のために開発された。
強力な超能力を持ちながらも、かなり庶民的な、というより社会の底辺でやっとのこと暮らしている主人公が人工臓器による事件を解決する連作小説。一話一話でしっかりまとまっている。著者のほかの感動大作と比べると感動の度合いは低いが、その分わかりやすい(といっても終わりが見えるのではない)作品で、楽しめる。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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