本書は、先頃完結したエリアルにおいて主人公達が属するSCEBAIサイドのカウンターパートとなった地球侵略企業ゲドー社スタッフを扱ったエリアル後日談である。
エリアル本編に置いては、経済的事情、スターブラストセイバーなどに足を引っ張られ、なかなかその凄さを見せなかったゲドー社・戦艦オルクスのスタッフだが、本編の中盤以降からは、ライバル大手企業や宇宙怪獣、帝国の正規艦隊相手にその能力を遺憾なく発揮し、それは異能をもつハウザー一家(オルクス艦長であるアバルト・ハウザーの姉や妹)を加えてさらに盛り上がりを見せていた。
本作はそんなオルクススタッフ+ハウザー一味の活躍の話しである。
トマス・ゲルニカからダイアナがせしめた電子戦艦の慣らしを兼ねて、演習中の第三艦隊と参謀本部に挑むオルクススタッフ+シンシアハウザー。
本編でも第三艦隊を相手に大立ち回りを繰り広げたが、今回は新型の電子戦艦とシンシアの組み合わせを、戦艦の能力を遺憾なく発揮できる旧オルクススタッフがバックアップし、いつものノリで痛快無比な活躍を見せる。
個人的には、思い入れのあるスタッフがのびのびと能力を発揮する本作は読んでいて非常に楽しかった。
今後も、核恒星系の方々を相手に辺境で鍛えられたヴェテランの腕と、ハウザー家の異能を存分に発揮してもらいたい。胃を痛めそうなハウザー艦長には気の毒な話しであるが。 新たな母艦を得たライト・スタッフの今後が非常に楽しみな一作。
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ARIEL番外編(1) 侵略会社の新戦艦 (ソノラマ文庫) 文庫 – 2005/2/28
地球侵略業務を完了したハウザーに、姉ダイアナは、ゲルニクス社のトムから巻き上げた最新鋭艦を与え、慣熟航海を兼ねて実家に帰るように命じた。困惑するハウザーのその後のドタバタ物語。
- 本の長さ250ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日ソノラマ
- 発売日2005/2/28
- ISBN-104257770546
- ISBN-13978-4257770541
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登録情報
- 出版社 : 朝日ソノラマ (2005/2/28)
- 発売日 : 2005/2/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 250ページ
- ISBN-10 : 4257770546
- ISBN-13 : 978-4257770541
- Amazon 売れ筋ランキング: - 675,290位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1963年東京生れ。1984年、妖精作戦でソノラマ文庫よりデビュー。
「宇宙人が攻めてくる巨大ロボットもの」ARIEL、「女子高生がある日突然宇宙海賊の船長になる」ミニスカ宇宙海賊などの小説の他、宇宙開発最前線取材をまとめた宇宙へのパスポートのシリーズなどを執筆。
2016年、早川書房より新シリーズ、放課後地球防衛軍を開始。
カスタマーレビュー
星5つ中3.8つ
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トップレビュー
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2006年2月24日に日本でレビュー済み
終わったと思ったら続きました。よかたよかた。
ゲドー社の面々が、新しい戦艦を駆ってすごいことしちゃいます。思い出すだけであたしジュンって……。
寡聞にして知らないのだが、この「ARIEL」シリーズ以外で“電子戦”を本格的に描いた作品を読んだことが無い。
アニメでは「パトレーバー」劇場版で実験的に扱ってるが。
後半の宇宙艦隊戦も大いに楽しませてもらった。
海外の「ヴォルコシガン」シリーズなどの手に汗握る、超光速航法を使った戦いは必読!!
ただ、笹本サプライズに20年つきあってきたながーいファンんとっては、先の展開が予想ついちゃったのがさみしかった……。
キャラがすっかり立ってるので、難しいのでしょうが……。
さあ、今世紀もどこまでも「ARIEL」についてきますよ!
ゲドー社の面々が、新しい戦艦を駆ってすごいことしちゃいます。思い出すだけであたしジュンって……。
寡聞にして知らないのだが、この「ARIEL」シリーズ以外で“電子戦”を本格的に描いた作品を読んだことが無い。
アニメでは「パトレーバー」劇場版で実験的に扱ってるが。
後半の宇宙艦隊戦も大いに楽しませてもらった。
海外の「ヴォルコシガン」シリーズなどの手に汗握る、超光速航法を使った戦いは必読!!
ただ、笹本サプライズに20年つきあってきたながーいファンんとっては、先の展開が予想ついちゃったのがさみしかった……。
キャラがすっかり立ってるので、難しいのでしょうが……。
さあ、今世紀もどこまでも「ARIEL」についてきますよ!
2016年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1/5までに未着。
同時に頼んだヤツは12/25日には着いてたな。
どっちも1冊だけのゆうメール便なんだけどな〜
来るかな?
1円かも知れないけど、送料払ったのになww
同時に頼んだヤツは12/25日には着いてたな。
どっちも1冊だけのゆうメール便なんだけどな〜
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1円かも知れないけど、送料払ったのになww
2005年7月17日に日本でレビュー済み
ぼろ戦艦オルクスで苦労していたハウザー達が最高の性能の戦艦を操ったらどこまで出来るのかというARIEL仮想戦記。ぶっ飛んでいて面白い