4巻までくると、始めあんなにえらそうだったラーが
うそみたいにすっかりチキタに飼いならされてかわいい。
この巻の話は一番読むのが辛い話だが、一番あたたかい話でもある。
正直びっくりしてしまい、何が何だかわからなかったおかげで私が涙したのも
チキタと同じタイミングだった。
また謎が増えてしまい続きが気になってしょうがないが、いつも良い意味で予想を裏切ってくれるので、
長いこと待つ甲斐のある漫画だと思う。
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チキタ・GUGU 4 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) コミック – 2003/3/1
TONO
(著)
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日ソノラマ
- 発売日2003/3/1
- ISBN-104257904690
- ISBN-13978-4257904694
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登録情報
- 出版社 : 朝日ソノラマ (2003/3/1)
- 発売日 : 2003/3/1
- 言語 : 日本語
- コミック : 208ページ
- ISBN-10 : 4257904690
- ISBN-13 : 978-4257904694
- Amazon 売れ筋ランキング: - 448,562位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2003年4月24日に日本でレビュー済み
ニッケルはなんて美しいのだろう。(見た目ばかりではなく)
幻の中で、彼女は淡く笑みながら、赤子に頬を寄せていた。
──愛してるよ。生んであげたかった──
彼女は墜ちるところまで墜ちることによって、次第に意地や拘泥を洗い落とされ、透明に、純粋になっていく。そして、ついには、生むはずだった赤子にとってだけでなく、この物語においての母なる物の象徴となった。
シンプルな(究極に削ぎ落とされたともいう)千と、飾らない身近な言葉で語られるTONOさんの物語は、そのくせ深淵で、時に凄惨にして悲しく──いつも、喩えようもなく愛しい。
ニッケルが幸せでいてくれて嬉しい。
キサスと手をつないで、楽しげに手を振る彼女の姿は、とても、とても、美しかったと思う。
幻の中で、彼女は淡く笑みながら、赤子に頬を寄せていた。
──愛してるよ。生んであげたかった──
彼女は墜ちるところまで墜ちることによって、次第に意地や拘泥を洗い落とされ、透明に、純粋になっていく。そして、ついには、生むはずだった赤子にとってだけでなく、この物語においての母なる物の象徴となった。
シンプルな(究極に削ぎ落とされたともいう)千と、飾らない身近な言葉で語られるTONOさんの物語は、そのくせ深淵で、時に凄惨にして悲しく──いつも、喩えようもなく愛しい。
ニッケルが幸せでいてくれて嬉しい。
キサスと手をつないで、楽しげに手を振る彼女の姿は、とても、とても、美しかったと思う。
2003年7月24日に日本でレビュー済み
人喰い妖怪、ラー・ラム・デラルと、彼に飼育されている人間、チキタ・グーグーの成長物語。
そこいら中に残酷なシーンが散りばめられているが、奇跡的にもコメディ調である。
この漫画の傑出したところは、ただ血にまみれた場面を垂れ流しているだけではない、という点である。
人喰い、そして殺戮には、彼らなりの事情があるのだ。それは、読者に時として不可思議な感情を呼び起こす。
例えば、ある重要人物が殺されるショッキングなシーンがあった。彼女の死体は無残に千切れていた。しかし、彼女を殺した妖に、私はどうしようもない切なさを感じた。
勧善懲悪が通用しない漫画である。
胸に引きずるような澱が残る。しかし、不快な後味ではない。
そこいら中に残酷なシーンが散りばめられているが、奇跡的にもコメディ調である。
この漫画の傑出したところは、ただ血にまみれた場面を垂れ流しているだけではない、という点である。
人喰い、そして殺戮には、彼らなりの事情があるのだ。それは、読者に時として不可思議な感情を呼び起こす。
例えば、ある重要人物が殺されるショッキングなシーンがあった。彼女の死体は無残に千切れていた。しかし、彼女を殺した妖に、私はどうしようもない切なさを感じた。
勧善懲悪が通用しない漫画である。
胸に引きずるような澱が残る。しかし、不快な後味ではない。
2003年4月17日に日本でレビュー済み
人喰いと妖と人間の話の4巻。
内容は、相変わらずドロドロのグログロ。
それなのに、嫌らしく感じないのがこのヒトの凄い所。
どんな話を描いても外れが殆どない、素晴らしい才能の持ち主なのだが、惜しいのは作品が本屋であまり見かけない所だ。
早く続きが読みたくて仕方がない。
内容は、相変わらずドロドロのグログロ。
それなのに、嫌らしく感じないのがこのヒトの凄い所。
どんな話を描いても外れが殆どない、素晴らしい才能の持ち主なのだが、惜しいのは作品が本屋であまり見かけない所だ。
早く続きが読みたくて仕方がない。
2022年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ニッケルにまつわることは、どれを読んでも泣いてしまう…
印象深い話です
印象深い話です