ずっと欲しかった本の一つでした。まだきちんと読み込んではいませんが、当時の日本の精神医療の現実が淡々と記されてあり、これを表に出した呉秀三氏(だけではありませんが)の勇気と行動力に感服しました。
日光もまともに入らない、足すら満足に伸ばせるかどうか、入浴は月一、というような悲惨な状態で何年も生かされてきた精神病患者…でも結局現代の病院でも閉鎖病棟や保護室でも大して変わらないかもしれない。
海外では使用が禁止されている抗うつ薬や睡眠導入薬がまだ日本では使われていたり、なんてこともあるし、相変わらず自殺者は多い。精神を患っていることを周りに隠している人がほとんど。
『ちょっと風邪気味なのよねー』くらいの気軽さで『実は精神科通いしてるんだよねー』なんて言える時代がくればいいのに。
日本の精神医学のさらなる発展を願うばかりです……
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥2,000以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
新品:
¥3,080¥3,080 税込
ポイント: 31pt
(1%)
無料お届け日:
3月31日 日曜日
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
新品:
¥3,080¥3,080 税込
ポイント: 31pt
(1%)
無料お届け日:
3月31日 日曜日
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
中古品: ¥2,450
中古品:
¥2,450

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
【現代語訳】呉秀三・樫田五郎 精神病者私宅監置の実況 単行本 – 2012/9/14
金川 英雄
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥3,080","priceAmount":3080.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"3,080","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"pvwyj0%2F62%2FeRZUgiLbUMLJHlP7U7q6xD%2BPFXIwtpFMCg3bFlO2hVygq5JyuTpyL9ORtP%2FflU0VVJV%2BHVpK3nQNNfP2STY8yzEhCM%2FmqhP%2ByOrrAqAGgg97%2FBDclaeVGUn2vOVAXjldQ%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥2,450","priceAmount":2450.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"2,450","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"pvwyj0%2F62%2FeRZUgiLbUMLJHlP7U7q6xDJSPoY%2BjQ7OPrmVZuexfZzYY3YsnHdzXVM2%2BV2%2F6olIX9eVZzhP8tvhrbqzxnBg12eLmptnt%2FPw6cUBjD9RcrFG09q0BadQHdlfsQNQASzlMP1lVuWJIbmV2am6YY9GrNqycDWTZ2UXliE8eHQ2r1Lw%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
近代精神医療の原点、待望の現代語訳。
呉秀三は、明治・大正の時代に、精神病者監護法で定められていた精神病者の私宅監置義務を廃し、患者が精神病院において医療を受けられるための、新しい法制度を作ろうとした人物である。政治家を動かすために、呉秀三が作成した調査報告書が本書である。日本各地の座敷牢の実態をなまなましい姿で伝える本書は、民俗学・社会学的にも貴重な歴史的資料でもある。
90年以上前に作成された旧漢字・カタカナ文による文章を現代語訳し、現代の私たちが難なく読めるようにした。
呉秀三は、明治・大正の時代に、精神病者監護法で定められていた精神病者の私宅監置義務を廃し、患者が精神病院において医療を受けられるための、新しい法制度を作ろうとした人物である。政治家を動かすために、呉秀三が作成した調査報告書が本書である。日本各地の座敷牢の実態をなまなましい姿で伝える本書は、民俗学・社会学的にも貴重な歴史的資料でもある。
90年以上前に作成された旧漢字・カタカナ文による文章を現代語訳し、現代の私たちが難なく読めるようにした。
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社医学書院
- 発売日2012/9/14
- ISBN-104260016644
- ISBN-13978-4260016643
よく一緒に購入されている商品

対象商品: 【現代語訳】呉秀三・樫田五郎 精神病者私宅監置の実況
¥3,080¥3,080
最短で3月31日 日曜日のお届け予定です
残り10点(入荷予定あり)
¥5,720¥5,720
最短で3月31日 日曜日のお届け予定です
残り5点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
出版社からのコメント
薬のなかった時代なので、墓から人骨の混じった土を取ってきて病者に飲ませたとか、みね打ちをして狐を追い払おうとしたとか、呪符を授かってきて家に貼ったとか、そういった民間伝承の方法も記されており、民俗学、社会学的にも価値がある資料です。たとえるならば、実地調査版の柳田国男『遠野物語』といえるでしょう。
著者について
金川英雄(かねかわ・ひでお)
1980年昭和大学医学部卒業。1984年昭和大学大学院医学研究科博士課程修了。
現在、東京武蔵野病院・外来部長。
著書に、『精神病院の社会史』、『日本の精神医療史』(ともに青弓社)。
歴史のことであれば、何時間話しても疲れない。「現場は歩いて調べる」が信条。
1980年昭和大学医学部卒業。1984年昭和大学大学院医学研究科博士課程修了。
現在、東京武蔵野病院・外来部長。
著書に、『精神病院の社会史』、『日本の精神医療史』(ともに青弓社)。
歴史のことであれば、何時間話しても疲れない。「現場は歩いて調べる」が信条。
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
福祉、医療、全ての人に読んでほしい。
2016年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に興味深い内容でした。
現在には考えられない事もありましたが精神病者の置かれている状況は各家庭の経済状況や家族の愛情によって扱いが違う所は現在も少なからずある気がします。
現在には考えられない事もありましたが精神病者の置かれている状況は各家庭の経済状況や家族の愛情によって扱いが違う所は現在も少なからずある気がします。
2019年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2000年の原著復刻版では非常に読みづらかった内容が、現代文ではすんなり頭に入る。現代でも時折私宅監置のニュースが飛び込む。昔の話ではない。今まさに読んでおくべき本だと思う。
2013年5月6日に日本でレビュー済み
現代の基準では、精神病と診断されない理由であっても、
座敷牢が使われていた実態が散見されますね。
隣村を徘徊していたとか、
外出先で酒を飲んで帰宅せず外泊したことが、
座敷牢とされたケースもあります。
私宅監置の要件は、
警察の届け出ということに鑑みて、
犯罪以外の理由で、
恣意的に個人を拘禁していたのでしょうね。
座敷牢が使われていた実態が散見されますね。
隣村を徘徊していたとか、
外出先で酒を飲んで帰宅せず外泊したことが、
座敷牢とされたケースもあります。
私宅監置の要件は、
警察の届け出ということに鑑みて、
犯罪以外の理由で、
恣意的に個人を拘禁していたのでしょうね。
2015年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いわゆる精神病院的な施設が皆無だった時代の、座敷牢的なものを取材しています。壮絶です。
2014年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
凄い勉強になった。
精神保健福祉士の卵としての自分にも分かりやすく、また日本の精神科医療の流れや現状を見つめ返す機会にもなった。
精神保健福祉士の卵としての自分にも分かりやすく、また日本の精神科医療の流れや現状を見つめ返す機会にもなった。
2013年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は、皆さんと反対(良い)の印象を持ちました。江戸時代後半から明治初期にかけて、瀬薄科医療、精神科薬での治療方法が確立していない時代,多くの家族が途方にれるなか困り座敷牢に入れてと思います。本にも書いてありますが、日本全体が貧困な時代に患者は痩せておらず、衛生的であったとあります。家族が自分の食べ物を分け与え、掃除を行っていたと思います。この本がすべてではないと思いますが、日本人の優しさ、家族の優しさを実感できました。
日本の精神科医療の問題は理解していますが、入院医療から在宅医療へシフトするために医療、福祉関係者が読む1冊だと思います。
おすすめです
日本の精神科医療の問題は理解していますが、入院医療から在宅医療へシフトするために医療、福祉関係者が読む1冊だと思います。
おすすめです