旧約聖書に関して、解放、約束(契約)、神を知ること(人格的関与)、土地の4つの項目から、時代を3区分(王国以前、王国時代、王国以降捕囚時代)しながら説明する。特にこの本で重要なのは、旧約時代と旧約における土地理解である。個の土地理解からかなりのことが派生していることがわかる。特に、現代のキリスト教界での献金の意味(神が与えられた土地あるいは現代的コンテキストにおいては、人間の才能、あるいは仕事・・・そのものが神の祝福であり、そこから生まれたものを神に返していく、という意味)に対して理解することができるかもしれないし、また、その奉献されたものが戻されていく過程としての聖餐論につながることも思いをはせられるかもしれない。
従来重要視されて示されることのなかった、聖書と土地あるいは領土、領域というものを明確に取り上げ、一定の議論に成功していることは、非常に重要ではないか、と思われる。
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神のデザイン (旧約聖書神学の試み) 単行本 – 2015/7/1
エルマー マーティンズ
(著),
南野 浩則
(翻訳)
「神のデザイン 旧約聖書神学の試み」は、この世界に神がどのような価値観を実現しようとしているのか、その方法は何なのか、これらを旧約聖書テキストから明らかにしようとしています。著者はメノナイト派の旧約学者で、その視点と内容は新たな旧約聖書の理解を読者にもたらしてくれるでしょう。これから旧約聖書をより深く学んでみたい方には、良い手引書です。
- 本の長さ413ページ
- 言語日本語
- 出版社福音聖書神学校出版局
- 発売日2015/7/1
- 寸法21 x 14.8 x 2.5 cm
- ISBN-104264033403
- ISBN-13978-4264033400
商品の説明
出版社からのコメント
熟練の旧約学者が、出エジプト記を鍵に、歴史的な発展に沿って神の目的を明らかにします。神が願うのは、個人あるいは人々の解放、神についての証言をする共同体の形成、神ご自身を知ること、人々が豊かな生活を全人格的に享受することです。この書を通して、人は神を経験します。
著者について
エルマー・マーティンズ博士は、長く米国カリフォルニア州フレズノ市にあるメノナイトブレザレン聖書神学校で旧約神学を担当され、また十年近くにわたり学長の務めもされました。牧師の経験も長く、神学校の教師のかたわら、教会現場での牧会的な支援の働きも続けてこられました。アジアやアフリカなどからの留学生や移民に対して心を配られ、具体的な働きをなさっています。
登録情報
- 出版社 : 福音聖書神学校出版局; 第一版 (2015/7/1)
- 発売日 : 2015/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 413ページ
- ISBN-10 : 4264033403
- ISBN-13 : 978-4264033400
- 寸法 : 21 x 14.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 688,010位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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