関羽のかたき討ちで劉備が兵を起こし、夷陵の戦いが描かれます。また、曹丕の禅譲をきっかけに劉備が正統な側として皇帝を名乗ります。どっちかというと、こっちの方が僭称なのですが……。
まず張飛が部下に当たり散らして殺されます。関羽も張飛も完全に自業自得なのですが、死に絡んだ連中が仇として無残な死を遂げるのが哀れ。続いて黄忠も戦死します。
そして、連戦連勝で調子に乗る蜀軍に対し、呉の新指揮官である陸遜は消極戦術で耐え、最後には火刑で逆転します。本書は演義系なので蜀の勝ちは大袈裟に、負けは仕方のないものとして描いているわけですが、そんななかでは珍しい惨敗です。蜀ファンであった幼少期ですら偏向には辟易していたので、妙にスカッとしたのを覚えています。
史実がそうだから演義でもやむをえなかったのでしょうが、そこで素直に負けを認めないのが演義の悪いところ。勝った陸遜が迷路から出られなくなるという、仕返しをしています。演義のくだらなくて感じの悪いフィクションのなかでも、幼稚さでは、仙人絡みや郝昭の防衛が無駄だったことにするあたりなどと並んで上位でしょう。これで羅漢中は少しは気が晴れたのでしょうか。
ラストでは劉備も遂に没します。劉備、関羽、張飛、曹操と、前半の主役たちが皆退場したことになり、以後は孔明が主役となります。
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三国志 22 (潮漫画文庫) コミック – 1999/7/23
横山 光輝
(著)
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本の内容:
魏の重臣たちから力づくで退位を迫られた献帝は、ついに脅迫に屈し、詔書を書き、受禅台を造って、禅譲の儀式を行った。
皇帝となった曹丕は、国名を大魏と号し、年号を黄初と改める。
献帝は、わずかな旧臣をともなつて田舎へと落ちていった。
これを知った劉備は病の床に伏すが、翌年4月、玉璽を得て蜀の皐帝となる。
臣下の反対を押し切り、75万の大軍を率いて呉討伐に出発した劉備のもとに、驚くべき悲しい知らせがもたらされた。
目次:
新帝/蜀皇帝/張飛の最期/張苞と関興/腕くらべ/連戦連勝/三虎逝く/快進撃/仇の片割れ/霊に捧ぐ/若き総司令/持久戦/火攻め/石兵八陣/魏呉攻防戦/玄徳没す
〔付録〕
三国志関連地図
夷陵の戦い図
三国志ビジュアル 劉備終焉の地・白帝城 写真と文/吉崎和昌
孔明は恩師 荒俣宏(作家)
魏の重臣たちから力づくで退位を迫られた献帝は、ついに脅迫に屈し、詔書を書き、受禅台を造って、禅譲の儀式を行った。
皇帝となった曹丕は、国名を大魏と号し、年号を黄初と改める。
献帝は、わずかな旧臣をともなつて田舎へと落ちていった。
これを知った劉備は病の床に伏すが、翌年4月、玉璽を得て蜀の皐帝となる。
臣下の反対を押し切り、75万の大軍を率いて呉討伐に出発した劉備のもとに、驚くべき悲しい知らせがもたらされた。
目次:
新帝/蜀皇帝/張飛の最期/張苞と関興/腕くらべ/連戦連勝/三虎逝く/快進撃/仇の片割れ/霊に捧ぐ/若き総司令/持久戦/火攻め/石兵八陣/魏呉攻防戦/玄徳没す
〔付録〕
三国志関連地図
夷陵の戦い図
三国志ビジュアル 劉備終焉の地・白帝城 写真と文/吉崎和昌
孔明は恩師 荒俣宏(作家)
- 本の長さ416ページ
- 言語日本語
- 出版社潮出版社
- 発売日1999/7/23
- 寸法15.2 x 10.4 x 2.4 cm
- ISBN-104267014620
- ISBN-13978-4267014628
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登録情報
- 出版社 : 潮出版社 (1999/7/23)
- 発売日 : 1999/7/23
- 言語 : 日本語
- コミック : 416ページ
- ISBN-10 : 4267014620
- ISBN-13 : 978-4267014628
- 寸法 : 15.2 x 10.4 x 2.4 cm
- カスタマーレビュー:
著者について
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1934年(昭和9年)6月18日、兵庫県神戸市須磨区生まれ。銀行員、映画興行会社などを経て、55年「音無しの剣」でデビュー。56年「鉄人28号」 の連載を開始、大人気となる。2001年1月に完結した「殷周伝説」が遺作となった。91年「三国志」で漫画家協会賞優秀賞、04年「全作品」で文部科学 大臣賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『横山光輝「三国志」大研究』(ISBN-10:4267018502)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年10月10日に日本でレビュー済み
魏を継いだ曹丕(そうひ)は遂に漢皇帝を退位させ皇帝に就きます。
400年続いた漢王朝はここに滅びます。
漢再興を目指していた劉備はショックを受けます。
魏による皇帝を認めないために蜀皇帝に就きます。
そこから関羽の弔い合戦を指揮します。
諸葛孔明は反対し帯同しません。燃える張飛を先頭に呉に75万の大軍で進軍します。
その張飛も部下に暗殺されます。
これで劉備の人柄が変わります。ただひたすら呉に戦いを挑んでゆきます。
漢王朝の再建のため呉を征服し、そこから魏を攻める計画です。
桃園の誓いの約束を生きている自分が果たすのだと口走っています。
燃える蜀軍は連戦連勝。いつしか戦線が伸びきり、ここで呉の反撃を受け劉備絶体絶命を趙雲が救出します。
復讐という熱情に負けて多くの人の命を犠牲にしたことに悔み、成都に帰る勇気が出ないまま敗軍の将として劉備は死期を迎えます。
400年続いた漢王朝はここに滅びます。
漢再興を目指していた劉備はショックを受けます。
魏による皇帝を認めないために蜀皇帝に就きます。
そこから関羽の弔い合戦を指揮します。
諸葛孔明は反対し帯同しません。燃える張飛を先頭に呉に75万の大軍で進軍します。
その張飛も部下に暗殺されます。
これで劉備の人柄が変わります。ただひたすら呉に戦いを挑んでゆきます。
漢王朝の再建のため呉を征服し、そこから魏を攻める計画です。
桃園の誓いの約束を生きている自分が果たすのだと口走っています。
燃える蜀軍は連戦連勝。いつしか戦線が伸びきり、ここで呉の反撃を受け劉備絶体絶命を趙雲が救出します。
復讐という熱情に負けて多くの人の命を犠牲にしたことに悔み、成都に帰る勇気が出ないまま敗軍の将として劉備は死期を迎えます。
2009年7月28日に日本でレビュー済み
中国の戦国時代、三国志をマンガ化した本
この巻は、とうとう玄徳が亡くなってしまいます。
関羽を殺した呉に対して、一旦は周りの説得により
とどまるのですが、張飛の激情にほだされ呉に進軍すること
になりました。
そして、その張飛が戦地に赴く前に殺されてしまいます。
進軍は連戦連勝で進んでゆくのですが、その中、
蜀の5虎将軍の一人、黄忠がゲリラ戦を行い死んでゆきます。
この巻の山場はなんといっても、関羽を破った武将が
玄徳率いる蜀を打ち負かしてしまい、それが元になり
玄徳もなくなってしまうところです。
21巻の曹操といい、この巻の玄徳の死といい、三国志の
中心となる人物が亡くなっていき、終焉と向かいつつあるのが
よくわかります。この巻単独ではあまりおもしろみが無いものの
大きな流れがよくわかり、楽しく読めました。
この巻は、とうとう玄徳が亡くなってしまいます。
関羽を殺した呉に対して、一旦は周りの説得により
とどまるのですが、張飛の激情にほだされ呉に進軍すること
になりました。
そして、その張飛が戦地に赴く前に殺されてしまいます。
進軍は連戦連勝で進んでゆくのですが、その中、
蜀の5虎将軍の一人、黄忠がゲリラ戦を行い死んでゆきます。
この巻の山場はなんといっても、関羽を破った武将が
玄徳率いる蜀を打ち負かしてしまい、それが元になり
玄徳もなくなってしまうところです。
21巻の曹操といい、この巻の玄徳の死といい、三国志の
中心となる人物が亡くなっていき、終焉と向かいつつあるのが
よくわかります。この巻単独ではあまりおもしろみが無いものの
大きな流れがよくわかり、楽しく読めました。
2009年2月11日に日本でレビュー済み
玄ちゃん逝く。
「陛下 骨肉の恨みを晴らすも不忠の臣を懲らしめるも
それは私情でございまする
蜀皇帝は天下のために動かなくてはなりませぬ」(趙雲 本分から)
この戒めを聞けぬところに人の限界、
背負った何か、その人そのものがでるようである。
己に忠実でその結果をそのまま受けるとも考えられる。
虫が成長過程でその皮を脱ぐように人は変われぬものだろうか。
最後に残るこの己の「ええかっこし」から遁れられないのだろうか。
英傑も世代交代で呉の陸遜が活躍する。
「陛下 骨肉の恨みを晴らすも不忠の臣を懲らしめるも
それは私情でございまする
蜀皇帝は天下のために動かなくてはなりませぬ」(趙雲 本分から)
この戒めを聞けぬところに人の限界、
背負った何か、その人そのものがでるようである。
己に忠実でその結果をそのまま受けるとも考えられる。
虫が成長過程でその皮を脱ぐように人は変われぬものだろうか。
最後に残るこの己の「ええかっこし」から遁れられないのだろうか。
英傑も世代交代で呉の陸遜が活躍する。
2004年7月19日に日本でレビュー済み
中国の魏呉蜀(180年頃) 劉備 曹操 諸葛亮を中心にした壮大な物語。
桃園の誓い、赤壁の戦い、天下三分の計、秋風五丈原など、
義を重んじる時代背景の中、策略が入り乱れとても面白い
一気に読んでしまうでしょう
桃園の誓い、赤壁の戦い、天下三分の計、秋風五丈原など、
義を重んじる時代背景の中、策略が入り乱れとても面白い
一気に読んでしまうでしょう