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無面目・太公望伝 (潮漫画文庫) 文庫 – 2001/12/1

4.4 5つ星のうち4.4 30個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 潮出版社 (2001/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 318ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4267016127
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4267016127
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 30個の評価

著者について

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諸星 大二郎
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1949年長野・軽井沢に生まれ、東京で育つ。1970年「COM」にて「ジュン子・恐喝」でデビュー。1974年「生物都市」で第七回手塚賞に入選し本 格的な作家活動に入る。同年「少年ジャンプ」で「妖怪ハンター」を連載(後に「稗田礼二郎のフィールド・ノートより」と改題)、以後「暗黒神話」、「孔子 暗黒伝」と同誌に連載、その後他誌にて「マッドメン」、「海神記」、「西遊妖猿伝」と代表作となる作品群を発表。異形、寓意、そして或る時は“クトゥ ルー”をモチーフに古代から現在に至る物語世界を紡いでいる(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『MUD MEN 最終版』(ISBN-10:4334901670)が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
30グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
諸星大二郎氏の中国物2作を収めた本作。
氏のこの種の作品体系では頂点を極めたとさえ思える素晴らしい内容である。
いずれも原作はあるものの、諸星的解釈・創作により、一層素晴らしい物語に仕上がっている。

こういった作品の中で、諸星氏は人間の性質に対して一歩引いた視点から客観的に語っていると自分は感じるが、その言葉は重く、自分の取るに足らない人生経験に当てはめてみても十分に教訓となる内容が多い。

さて、いくら太公望伝を読んで心理を悟った気がしたところで、自分自身は平凡な人間である自覚がある。鯉も龍も釣り上げてはいないし、巨大な淵が怖くてしかたない。そんな時に『恐れることは無い、いきなり飛び込んだりするのは禁物じゃが、用心深く糸を入れればいいのじゃ』と励ましてくれる本書は、私の人生の教本となっている。ありがたやありがたや。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
兎に角無面目のエピソードが印象的

混沌渦巻く内的宇宙から飛び出した彼は人となり愚かさと愛を知る
老衰し狂っていく妻を見捨てず想い続ける彼はしかし大量の人を犠牲にした悪魔でもある
まさしく混沌の名の通り愛憎が交じり合ったのが人間なのだろう
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もはや説明不要だろう。
諸星大二郎中期の傑作中の傑作。
中国古典解題は諸星中期〜後期になっていよいよ冴えを見せる手法だが、
これは中でも出色の出来だ。
『無面目』『太公望伝』ともに、『漫画』というよりは
すでに中島敦に匹敵する文学性、格調を有している。
文字を追うのに疲れた大人が、密やかな楽しみとして
開くのには最適の書であろう。
秋の夜長、ナイトキャップでもやりながら
しばし中国古典の世界に遊んでみてはいかがだろう。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人がざっくざっく死んで五体がバラバラになるのは
この著者の相変わらずの描きっぷりです。
無面目の方は、有名な渾沌(”混沌”ではないそうですね)の
荘子における話が発端になっていますが、
展開も最後も意外な感じにまとまり、
『暗黒神話』や『孔子暗黒伝』と比べて話の筋が通っていて
悪くないと感じました。
太公望伝は太公望が文王に出会うまでを描いており、
中国古代伝説をうまくまとめて話の筋にした感じになっています。
太公望の周における活躍を知りたいなら
この本はその要求には合いません。
ただ、太公望の一生における悩み、苦しみを物語とした点で
面白いと思う人も充分いる内容だと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これ以上なにをみればいいの。諸星大二郎の「無面目」。これ以上なにをみればいいの。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
舞台は中国、神仙、地仙などの神々が発生をする以前より存在をしたという唯一、現存をする古代神、無面目こと混沌はその名の通り、目も鼻も口も耳もない瞑想の神であった、そんな彼に神仙が顔を与えた事により、衝撃の物語りが始まる、下調べがしっかりとしており、読み応えが十分な名作、元・公務員というお堅い仕事をしていただけあって、先生の緻密な設定に感心しまくりでした、中国では遊牧民が奴隷や生贄にされる風習があり、それ故に遊牧民の民は出生を隠し、常に恐怖して生きなければならなかった、そんな遊牧民の若者が時代に翻弄され、傷つきながらも悟りを開くまでのお話も掲載、読み応えがありましたね。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年1月24日に日本でレビュー済み
諸星大二郎作品は、現実にあり得ないオカルト的要素がてんこ盛りなのが通例であるが、本作にはオカルト的要素は比較的少ないと言える。
その代わり、史実に則った描写が非常に多い。
特に「太公望伝」は、「封神演義」とか「殷周伝説」よりも、遥かに史実に近い描写がなされている。
太公望の生涯について、もっと史実に則った話を漫画で読みたい、というのであれば、現時点では本書しか選択肢は無い。
もっとも、殷時代の事は現在でも不明な点が多いのは事実であり、作者が空想で補っている部分が多いので、オカルト要素を廃せば全てが史実、という訳ではないので念のため。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本作品は中国歴史上の2つの独立した物語で構成される。
●’混沌’という顔の無い神が顔を得ることで神という存在から人間という無力な生き物に流れさていく・・・『無面目』
●逃亡奴隷の呂尚は、山の中で神に出会い、龍を釣った。その後の45年に渡る放浪の中で彼は何を求め、そして何にたどり着いたのか・・・『太公望伝』
それぞれ独立した話だが、あたかも陰陽の印のように循環し影響しあう物語であり、この2作品を同時に読むことで得られる感慨は深い。
神を題材にしているが、あくまでもテーマは人間である。
無垢に生まれてくる赤ん坊も、人間として生きていくうちに穢れ、悲しみを背負っていく。
しかし、そんな苦しい人生を歩み、確かにあった『あの幸せ』を求めさまよう人間も、いつかきっと、『その幸せ』にたどり着く。
そんな願いを感じる作品です。
人生は素晴らしい。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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