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李朝・暗行記 (潮漫画文庫) 文庫 – 2005/9/1
皇 なつき
(著)
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社潮出版社
- 発売日2005/9/1
- ISBN-10426701731X
- ISBN-13978-4267017315
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登録情報
- 出版社 : 潮出版社 (2005/9/1)
- 発売日 : 2005/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 304ページ
- ISBN-10 : 426701731X
- ISBN-13 : 978-4267017315
- Amazon 売れ筋ランキング: - 828,268位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絵があまりにも美しくて、もう気絶ものです。この絵柄の時に、中国・韓国だけでなく、西洋舞台のお話もやって欲しかった。騎士物語をね。
2003年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
僕は歴史小説やマンガが好きなんです。
それも、忠臣蔵や織田信長など『誰でも知っている物語』ではない、空白の部分をクローズアップしている作品や通俗的にイメージがある世界観ではないものがお気に入りです。今まで見えなかったものが見えるようになると、世の中が楽しくなりません?。違う世界観でみると考え方も変わりますもんね。皇さんの作品も、名前に惹かれて偶然本屋で手に取りました。
李朝朝鮮のアメンオサといえばサンデーGXで連載の尹 仁完さんの『新暗行御史』を思い出します。エンターテイメントで表現され始めると、広まるのも早いですよね。
僕も詳しくはしらないのですが、李氏朝鮮は、518年間も続いた朝鮮王朝なんですね。徳川300年の平和も(当時ヨーロッパは殺し合いと戦争の歴史)かすむぐらいなのですねぇ。はじめて知りました。そう考えると、中華帝国の周辺国の儒教国家って、安定してたんだなぁ。しかし儒教国家に封建社会というのは、ある意味停滞し、身分階層が固まった暗く描かれることも多いです。アジアの官僚社会の腐敗は、凄まじいですからね。
このアメンオサというのは、国王直属の調査官で入ってみれば常時いる朝鮮版水戸黄門みたいなもんです。
それも、忠臣蔵や織田信長など『誰でも知っている物語』ではない、空白の部分をクローズアップしている作品や通俗的にイメージがある世界観ではないものがお気に入りです。今まで見えなかったものが見えるようになると、世の中が楽しくなりません?。違う世界観でみると考え方も変わりますもんね。皇さんの作品も、名前に惹かれて偶然本屋で手に取りました。
李朝朝鮮のアメンオサといえばサンデーGXで連載の尹 仁完さんの『新暗行御史』を思い出します。エンターテイメントで表現され始めると、広まるのも早いですよね。
僕も詳しくはしらないのですが、李氏朝鮮は、518年間も続いた朝鮮王朝なんですね。徳川300年の平和も(当時ヨーロッパは殺し合いと戦争の歴史)かすむぐらいなのですねぇ。はじめて知りました。そう考えると、中華帝国の周辺国の儒教国家って、安定してたんだなぁ。しかし儒教国家に封建社会というのは、ある意味停滞し、身分階層が固まった暗く描かれることも多いです。アジアの官僚社会の腐敗は、凄まじいですからね。
このアメンオサというのは、国王直属の調査官で入ってみれば常時いる朝鮮版水戸黄門みたいなもんです。
2005年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
朝鮮半島ファンなので思わず買ってしまいましたが
全く損はありませんでした!
まず絵がとても綺麗で、絵巻物ようです。
朝鮮の韓服(ハンボク)もきちんと描かれています。
またお話も泣かせるもので、
朝鮮特有の“恨(ハン:自分ではどうすることもできない悲しみや怒り)”が描かれていて、心にじんときます。
暗行御史(アメンオサ)は李氏朝鮮時代の王直属の官吏で、
普段民間にまぎれて不正を行う人を取り締まります。
話の中に女真族が出てきたりして、
当時の朝鮮の女真族とのかかわりも少し知ることができます。
また皇なつきさん未発表作品の「貢院の鬼」という中国を舞台にしたお話も面白いですよ*
この方の朝鮮の物語をもっと読みたいと切実に思います!
全く損はありませんでした!
まず絵がとても綺麗で、絵巻物ようです。
朝鮮の韓服(ハンボク)もきちんと描かれています。
またお話も泣かせるもので、
朝鮮特有の“恨(ハン:自分ではどうすることもできない悲しみや怒り)”が描かれていて、心にじんときます。
暗行御史(アメンオサ)は李氏朝鮮時代の王直属の官吏で、
普段民間にまぎれて不正を行う人を取り締まります。
話の中に女真族が出てきたりして、
当時の朝鮮の女真族とのかかわりも少し知ることができます。
また皇なつきさん未発表作品の「貢院の鬼」という中国を舞台にしたお話も面白いですよ*
この方の朝鮮の物語をもっと読みたいと切実に思います!
2005年11月18日に日本でレビュー済み
本当に美しい絵。
私の知識の範囲内においては、しっかりとした時代風景。
この2つが合わさって、美しい物語りが完成するのだと思った作品。
ラブストーリーとかコメディじゃない。
でも、素敵だ。本当に美しい。
私の知識の範囲内においては、しっかりとした時代風景。
この2つが合わさって、美しい物語りが完成するのだと思った作品。
ラブストーリーとかコメディじゃない。
でも、素敵だ。本当に美しい。
2005年9月3日に日本でレビュー済み
中国小説の挿絵でご存知の方も決して少なくないはず。もちろん、中国を舞台とした作品も多くあるのだが、今回は最近の韓流ブームに乗ったらしく、韓国が舞台のものを中心にまとめた作品集のようである。
まず、絵だけを取り上げると、韓国の事物の紹介が増えた昨今とは異なった時代に書かれたも関わらず、この作者は(私が言うのもおこがましいが)その時代や国の風俗を良く調べて描いていると思う。
そして何より描線は狂いがなく、見ていてホントウにうっとりとする。例えば、衣装をあえて除けば、日本を舞台とした作品「修善寺物語」(岡本綺堂原作)では女性の髪の表現が美しい。
そして、ストーリーも破綻がなく、文字だけの時代物小説となっても面白いように思われる。寡作であるのがホントウに惜しいが、それも水準を落とさないためか?
ただ、この作品集、ほとんど悲話が占めている。それでは片手落ちで、この作者の、愛らしい子供やユーモラスな駆け引きも、ぜひ次に別の作品集(中国モノ?)でもっと見たいと思うのである。
まず、絵だけを取り上げると、韓国の事物の紹介が増えた昨今とは異なった時代に書かれたも関わらず、この作者は(私が言うのもおこがましいが)その時代や国の風俗を良く調べて描いていると思う。
そして何より描線は狂いがなく、見ていてホントウにうっとりとする。例えば、衣装をあえて除けば、日本を舞台とした作品「修善寺物語」(岡本綺堂原作)では女性の髪の表現が美しい。
そして、ストーリーも破綻がなく、文字だけの時代物小説となっても面白いように思われる。寡作であるのがホントウに惜しいが、それも水準を落とさないためか?
ただ、この作品集、ほとんど悲話が占めている。それでは片手落ちで、この作者の、愛らしい子供やユーモラスな駆け引きも、ぜひ次に別の作品集(中国モノ?)でもっと見たいと思うのである。
2006年3月28日に日本でレビュー済み
さすが不正を摘発する役職、アメンオサが主人公なだけあって、悩む人たちが物語を作る。
上記のみだと、主人公はただのご都合主義で、丁度よく現れる正義の味方のような聞こえだが、この本に収録されているお話しは、すべてがすべて完全なる解決では終わらない。
レビューを見て気になった人は、私に続き、この作品楽しんでもらいたい。
上記のみだと、主人公はただのご都合主義で、丁度よく現れる正義の味方のような聞こえだが、この本に収録されているお話しは、すべてがすべて完全なる解決では終わらない。
レビューを見て気になった人は、私に続き、この作品楽しんでもらいたい。
2004年12月8日に日本でレビュー済み
ヨン様を始め韓国の映画・テレビ・ポップスの人気は凄いの一言です。ヨン様ことペ・ヨンジュンが、17世紀の李氏朝鮮を舞台にプレイボーイの両班(ヤンパン)を演じた映画「スキャンダル」もヒットしたことは記憶に新しいことです。
でもこのマンガは「韓流」ブームの10年前に描かれたもので、いわばその先駆けです。
著者はあとがきで、中国モノに間違えられて驚いたこと、中国と比べて当時の朝鮮の服装や風俗に関する資料が少なくて苦労したことを書いています。パイオニアの苦労があります。
そういった意味で、李氏朝鮮時代に生きた人々をその流麗な筆で描いたみごとなマンガです。
でもこのマンガは「韓流」ブームの10年前に描かれたもので、いわばその先駆けです。
著者はあとがきで、中国モノに間違えられて驚いたこと、中国と比べて当時の朝鮮の服装や風俗に関する資料が少なくて苦労したことを書いています。パイオニアの苦労があります。
そういった意味で、李氏朝鮮時代に生きた人々をその流麗な筆で描いたみごとなマンガです。
2002年2月4日に日本でレビュー済み
お隣の国だと言うのに、わたしたち日本人は朝鮮の事を何も知りません。李朝暗行記は、1910年に日本が滅ぼしてしまった朝鮮半島の李王朝時代の話です。実際のところ、朝鮮半島の時代物は活字でも読む機会はほとんど無いので、このマンガで李氏朝鮮の当時の風俗を堪能できて、へえ~そーなのかーと思う事しきりでした。暗行御史なんてかっこいい官職があったなんて面白い国です。中華文明が染みていながらも、やはり中国とは全然違う、独特の民族性が表れているという事は、文明はツールなのだという事を如実に表していて面白いです。それはともかく、李氏朝鮮に暗行御史が行く!水戸黄門もまっさおな大活躍が楽しめるお勧めの一冊です。