「ブッダ」が面白かったのでこちらも読みました。ブッダ連載までの経緯や、当時の手塚治虫氏の置かれた状況などが分かります。
第三章の対談では - 多田道太郎となだいなだの部分が読み込みがいがありました。両氏の知識量やトピックの展開のさせ方、語り口も好意的に感じます。
一方、内館牧子と山折哲雄の対談は非常に残念です。内館牧子の発言に内容が無さすぎて驚きました。テーマに対して語ろうとする誠意が感じられません。或いは語るものを持ち合わせてい人なのかもしれませんが。。
対談相手が宗教学者だったようですが、勿体無いです。
どちらの対談でもダイバダッタの死の場面について触れられていますが、展開は全く異なりました。
実際割かれているページも多田✖️なだの61ページに対して、内館✖️山折は17ページであり、対談の成功例と失敗例を学んだようにも思いました。
ダイバダッタに関しては、エピローグで手塚氏自身により「性格を現代青年のマキャベリズムに置き換えた」と説明されており、非常に腑に落ちました。
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