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「トランプ時代」の新世界秩序(潮新書) 新書 – 2017/1/20
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- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社潮出版社
- 発売日2017/1/20
- ISBN-104267020760
- ISBN-13978-4267020766
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
冷戦後からの脱却
一昨年ぐらいからテレビに登場するようになった気鋭の国際政治学者、三浦瑠麗。アメリカ大統領選挙が進むにつれ、理路整然と、時に微笑を浮かべながら自説を語る姿を何度も見かけた。そんな三浦の『「トランプ時代」の新世界秩序』は、ドナルド・トランプが大統領になった要因と世界への影響についてテンポよくまとめている。
世紀の番狂わせとまでいわれた選挙結果が出た後、日本でもあれこれと分析されてきた。ヒラリー・クリントンの失態やアメリカの分断された社会状況の深刻さ、マスメディアへの不信などが列挙されたが、それらに加えて三浦は、三つの変化の重要性を説く。
1965年から始まる「五〇年間の変化」、95年からの「二〇年間の変化」、オバマ政権期の「八年間の変化」──これらの時間軸に沿って浸透してきたアメリカの変容とその反動を理解した上でなければ、トランプ当選の本質を見誤ると三浦は警告する。
〈「トランプ現象」はアメリカ政治の閉塞感とアメリカ国民の深層心理を踏まえて立ち上げられたものであり、これまでのアメリカ政治の構造を組み替える可能性を秘めています〉
まさにこの時期でなければ誕生しなかったアメリカ史上最もアウトサイダーな大統領、トランプ。彼がすでに手をつけはじめた「ゲームのルール」の変更は、世界に衝撃を与え、混乱させ、あらためてアメリカの影響力を見せつけている。
三浦によれば、私たちは〈「冷戦後」からの脱却〉の時代を迎えたらしい。混沌はこれから本格化すると覚悟し、本書も参考にして、変化の本質と向きあいたい。
評者:長薗安浩
(週刊朝日 掲載)著者について
登録情報
- 出版社 : 潮出版社 (2017/1/20)
- 発売日 : 2017/1/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4267020760
- ISBN-13 : 978-4267020766
- Amazon 売れ筋ランキング: - 435,284位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,181位外交・国際関係 (本)
- - 33,466位新書
- - 122,290位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
【現職】 山猫総合研究所・代表
【学歴】
2010年10月 東京大学大学院法学政治学研究科総合法政専攻博士課程修了
2006年3月 東京大学大学院公共政策学教育部(公共政策大学院)専門修士課程修了
2004年3月 東京大学農学部生物環境科学課程地域環境工学専修卒業
2001年4月 東京大学農学部生物環境科学課程地域環境工学専修進学
1999年4月 東京大学理科一類入学
1999年3月 神奈川県立湘南高等学校普通科卒業
【学位】 博士(法学),専門修士(公共政策),農学士
【職歴】
2019年3月-現在 株式会社山猫総合研究所代表
2016年3月-2019年2月 東京大学政策ビジョン研究センター講師
2015年4月-2016年2月 東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員
2013年4月‐2015年3月 日本学術振興会特別研究員(PD)
2013年4月‐現在 青山学院大学兼任講師
2011年1月‐2013年3月 東京大学政策ビジョン研究センター安全保障研究ユニット特任研究員
2007年4月‐2009年3月 日本学術振興会特別研究員(DC2)
【著書】
(1)(単著)『21世紀の戦争と平和―徴兵制はなぜ再び必要とされているのか』新潮社,2019年1月.
(2)(単著)『あなたに伝えたい政治の話』文春新書,2018年10月.
(3)(共著)『国民国家のリアリズム』(猪瀬直樹氏と共著)角川新書、2017年9月.
(4)(共著)『国家の矛盾』(高村正彦氏と共著)新潮新書,2017年2月.
(5)(単著)『「トランプ時代」の新世界秩序』潮新書,2017年1月.
(6)(単著)『日本に絶望している人のための政治入門』文春新書,2015年2月.
(7)(単著)『シビリアンの戦争―デモクラシーが攻撃的になるとき』岩波書店,2012年10月.
(8)(共著)石津朋之・永末聡・塚本勝也編著『戦略原論―軍事と平和のグランド・ストラテジー』日本経済新聞出版社,2010年5月(第7章「政軍関係」を執筆).
【その他】 受賞に、正論新風賞(2017年)、東洋経済新報社「高橋亀吉記念賞」佳作(2010年)、自民党初代総裁賞ほか。
*追記 名前の英字表記は、2011年より正式にLully Miuraを使用。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
著者は冷静に客観的にトランプ氏が勝利した理由の分析と、今後世界がどうなっていくのかを予測しています。
本書の中でも、著者の本音では、(ヒラリーに多くは期待できないが、それでもなお)女性初の大統領が誕生してほしかった、今後の世の中のことを思うと正直、惨憺たる思い、、、と、ほっそりとつづっています。
ただ「トランプ現象」はアメリカ社会の社会現象のひとつとして、必然として起こったのだということと、これからどんな世の中になろうとも、それはトランプ氏1人のせいではなく、アメリカ社会、そして国際社会にかかわる全ての人の長年にわたる選択の結果だということを伝えたいのだと思いました。
膨大な情報が詰まっているだろう、著者の頭の中は、それでもスッキリと整理されているのだろうことを彷彿とさせるわかりやすさです。ところどころ、おさらい、まとめをしながら進めてくれるので、とても読みやすい。リベラルとか保守とか、わけわかんない・・・という方には、同著者の「日本に絶望している人のための政治入門」を合わせて読むのもおすすめかな?と思います。
マスコミからの情報だけでは知りえない、トランプ像、アメリカ社会の背景、国際社会のダークサイド・・・ほんと、情報番組だけではなんでこうなっちゃったのか、全くわけがわからんかったけど、これを読んでスッキリとしました。
していきます。
まず著者はトランプ氏の本質を、「保守的なレトリック(言
辞)によって中道の経済政策を語ること」と、見事に看破し
ています。
そのうえで、大統領選挙を現地取材を含めて、詳細に分析し、
従来の分断を乗り越えた支持層が形成されたことを示してい
る点が、本書の特徴となっています。
2016年12月時点までの早い時期の原稿の為か、政権の人事に
ついては殆ど触れられていません。
トランプ氏単独の判断が全てであるかのように書かれていま
す。
その辺りが、著者の語るトランプ政権の外交・安全保障政策
が、表面的で弱いと感じられた原因かもしれません。
しかし最も重要なのは、2015年からのトランプ現象をポスト
冷戦後が始まった歴史的必然と、著者が捉えていることです。
そして、トランプ大統領へのゲームチェンジャーとしての期
待を肯定的に語り、日本として冷静にこのディールメイカー
と対峙していくことを説いています。
ニクソン大統領との類比にも、感嘆しました。
米国の法人税を15%に引き下げて代替財源はどう確保するのかとか、議会運営の見通しなど、政策的・政治学的な具体的論述がない。ちなみに共和党寄りとされる経済学者グレゴリー・マンキュー氏は、トランプ氏の大統領就任時点で米国経済全体が既にそこそこ良い状態にあったことや人口動態、技術革新が成熟段階にあることを理由に、「今後の成長は穏健にとどまる可能性が高い」とみています(2017年3月10日NYタイムズ、https://www.nytimes.com/2017/03/10/upshot/what-president-trump-could-learn-from-professional-economists.html)。
トランプ氏が目玉公約に掲げた医療保険制度「オバマケア」改廃は、自身が2017年1月の記者会見で「ほぼ同時に出せる」と大見得を切っていたプライス厚生長官の議会承認時(2月10日)から大幅に遅れて具体案が出てきました。立案作業が従来の共和党任せにすぎなかったばかりか、内容も「オバマケア・ライト」と揶揄される代物で、多くの人が保険を失うと危惧され、民主・共和両党の多くの議会議員から支持を得られない見通しとなり、法案撤回を余儀なくされました。大失態です。
トランプ氏は大統領就任後に自身の発言の180度転換を連発しており、信用して票を投じた有権者なら本来、「騙された」と感じてもっともでしょう。今後の注目点は、選挙でトランプ氏に投票した人たちが「騙された」ことを自覚し(あるいは自覚せず)、これからの投票行動にどう反映させる(あるいは反映させない)かだと思います。
著者はマクロ経済や経済政策をまともに勉強したことがあるのでしょうか。熟達の研究者が難しい問題をやさしく解説してくれる新書は大歓迎なのですが、本書は経済政策の知見に乏しい人が単なる印象論で米国社会を語ったエッセイだという風に受け取れなくもない。「言質を取られないようにまとめた」というレビューもあるようですが、実際には、著者はかなり踏み込んで主観的な期待を書き記しています。その意味では、トランプ氏に票を投じた米国の有権者と同様、広い意味で「騙された」1人と言えるのかもしれません。
ただ、本書は、2016年11月の大統領選において、「どのような心理が有権者をトランプ氏支持に向かわせたか」を(結果的にであれ)全体としてうまく説明しているのではないか。米東部の大都市に拠点を置く日本の新聞各社やTV各局経由のニュースではリアルタイムで伝えられなかった情報を、ミクロの視点で補うことができた、と感じる人も多いことでしょう。その意味での著者の働きは正当に評価されるべきだし、評価されてきたと思います。
しかし、米国の有権者がトランプ陣営に騙された可能性があることを見識をもって見抜き、警告する批判的視点に立てておらず、その点において問題があると言わざるを得ません。
◆p.15 トランプ現象とは、その本質において、保守的なレトリック(言辞)によって中道の経済政策を語ることなのです。……トランプ氏は放言を繰り返すと同時に、「高齢者福祉については不可侵」「公共事業の大盤振る舞い」「一部の株式所得への増税」を公約にしています。これらの公約は、…従来型の共和党候補からは出てきません。
◆p.165 アメリカの単極化と覇権をガラガラポンで崩すトランプ現象が起きたのは、ある種の歴史の必然だったと私は思っています。……リーダーの属人的な要素によって、事態は右にも左にも大きく転びかねない変革の時代が訪れました。
◆p.180 トランプ氏が大統領選挙で躍進を続けたのは、紛れもなくアメリカ国民の本音を体現しているからです。アメリカ国民の本音を体系化する初の本格的な政策演説を聴いたとき、私は正直に言うとたいへん感心しました。……トランプ演説は2016年という時代背景を背負った時点での共和党的な世界観をとてもよく体現したものに仕上がっているのです。
本書は12月上旬に書かれたとのことですが、わざわざ、正式就任の前日に発売日を持ってきたのも、就任演説を待たずともこれまでの経緯でアメリカ情勢は見切ったと考えたのではないでしょうか。トランプ新大統領が何を言っても(言わなくても)、本書の予測での範囲内なのでしょう。
〔1.21追記〕トランプ大統領就任演説について、著者は自身のブログ”山猫日記”を更新し分析しています。
【評価】
なぜ著者は、「トランプ大統領誕生」を見抜けたのでしょうか?何のことはありません。日本にいるとフィルタリングされた情報しか入って来ませんが、現地の声を丁寧に拾い上げていけば、ヒラリー当選はあり得なかったということです。「私もそうでしたが、女性初の大統領の誕生を望む人にとっては、ヒラリー氏の敗北はとても残念な結果でした」(第三章)「トランプ外交について、全体としては懐疑的で悲観的」(第四章)「正直言って、私自身は暗澹たる思いにかられています」(第五章)などと述べており、トランプ氏を評価はしても支持しているわけではないようで、この辺が本書の難解さを生んでいます。最終章が評者には物足りなかったので、★4つとします。
【構成】
第一章|トランプ時代の幕開け
第二章|分断されるアメリカの深層
第三章|異例ずくめの大統領選挙
第四章|「トランプ現象」の本質
第五章|変わりゆく世界の地政学
第六章|「帝国の撤退」と世界秩序の行方
第七章|日米関係の新たなる地平