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マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男 単行本 – 2004/3/18
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購入オプションとあわせ買い
勝つためには一流の選手を集める、そのためには資金が必要、というのが、球界の常識。その常識をくつがえしたのが1997年に35歳でオークランド・アスレチックスのGMに就任したビリー・ビーンである。彼は「無名の実力派」を「格安」で手に入れて、4年連続でプレーオフに進出するという、みごとな勝ちっぷりをみせた。「この貧乏メジャーリーグチームがいったいどのようにして目覚しい実績を勝ち取ったのか?」ドラフトやトレードでの絶妙なかけひき、まったく新しいデータ活用法と戦術、さらにこの本には、アスレチックスという新天地でみちがえるように才能を開花させる選手たちの様子がくわしく描かれている。メジャー・リーグで奇跡を起こした熱血GMとはいかなる人物なのか?そして格安の年俸ながら優勝する実力をもった選手たちとは?球団経営という知られざるビジネスの全貌と、魅力的な登場人物がおりなす感動的な人間ドラマが融合した一冊。野球ファンだけでなく、ビジネスマンからも圧倒的賞賛を送られた全米ベストセラー!
- 本の長さ381ページ
- 言語日本語
- 出版社ランダムハウス講談社
- 発売日2004/3/18
- ISBN-104270000120
- ISBN-13978-4270000120
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
メジャーリーグで奇跡を起こした貧乏球団アスレチックスのカリスマGMとは? 格安の年俸ながら優勝する実力をもった選手たちとは? 野球ファンだけではなく、ビジネスマンからも圧倒的賞賛を送られた全米ベストセラー。
著者について
アメリカを代表するベストセラー作家の1人。おもな著書に『ライアーズ・ポーカー』(角川書店)、『ニュー・ニュー・シング』(日本経済新聞社)などがある。
登録情報
- 出版社 : ランダムハウス講談社 (2004/3/18)
- 発売日 : 2004/3/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 381ページ
- ISBN-10 : 4270000120
- ISBN-13 : 978-4270000120
- Amazon 売れ筋ランキング: - 376,218位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,816位実用・暮らし・スポーツ
- - 7,721位その他のビジネス・経済関連書籍
- - 10,482位スポーツ (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画化もされた
『マネー・ボール』
この本はさまざまな野球選手の成績を元に算出して評価する(セイバーメトリクス)の本ではないです。
“球団”という組織を試合に勝てる組織へ導くための経営学の本であると思います。
'@少ない資金でいかに勝てるチームを組成するか?
'A勝つために必要となる野球選手の資質は何か?
'B選手の成績を“見る”だけで資質を見抜くことができるか?
'C同じ資質なら、いかに年俸を低く抑えて必要な選手を獲得・保有するか?
'Bをデータから追い求めるアプローチがいわゆるセイバーメトリクスですが、数ある指標の中でどの指標がチームの勝ちに繋がるか?(すなわち'A)を論じるところが、単なるセイバーメトリクス本とは決定的に違うところ。
そして、それが机上の空論ではなく、MLBで実際に行われた事実であるところに大きな価値があります。
実際、この本が出版された後のアスレチックスには大きな注目が集まったし、松井秀喜選手の移籍時にもその着眼点を持ち出して語られることが多かったように思います。
といろいろ書きましたが、冒頭にも書いたとおりで、自分なりに選手の良いところを評価して示したいという欲は野球ファンなら持つところ。
それなりに統計学をかじった私としても、目の前に親しみのある数値が並んでいるといろいろと思いを巡らしてみたくなるのも事実。
『マネー・ボール』
この本はさまざまな野球選手の成績を元に算出して評価する(セイバーメトリクス)の本ではないです。
“球団”という組織を試合に勝てる組織へ導くための経営学の本であると思います。
'@少ない資金でいかに勝てるチームを組成するか?
'A勝つために必要となる野球選手の資質は何か?
'B選手の成績を“見る”だけで資質を見抜くことができるか?
'C同じ資質なら、いかに年俸を低く抑えて必要な選手を獲得・保有するか?
'Bをデータから追い求めるアプローチがいわゆるセイバーメトリクスですが、数ある指標の中でどの指標がチームの勝ちに繋がるか?(すなわち'A)を論じるところが、単なるセイバーメトリクス本とは決定的に違うところ。
そして、それが机上の空論ではなく、MLBで実際に行われた事実であるところに大きな価値があります。
実際、この本が出版された後のアスレチックスには大きな注目が集まったし、松井秀喜選手の移籍時にもその着眼点を持ち出して語られることが多かったように思います。
といろいろ書きましたが、冒頭にも書いたとおりで、自分なりに選手の良いところを評価して示したいという欲は野球ファンなら持つところ。
それなりに統計学をかじった私としても、目の前に親しみのある数値が並んでいるといろいろと思いを巡らしてみたくなるのも事実。
2011年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アメリカの大リーグの野球チームである、オークランドアスレチックスの
物語である。
先日、松井秀喜が入団した、あのチームの話。
入団会見にも顔を出していた、ゼネラルマネージャー、ビリービーンが
主人公である。
従来の野球の常識を覆し、勝てる人材の発掘を実践して、低予算ながら
高い勝率を誇るチームを作り上げる物語であるため、野球の勉強となるうえ、
経営の物語としてもとても参考になる一冊である。
従来は、打率、盗塁率、ホームラン数などが選手の評価基準だったものが、
出塁率や、選球眼と四球を受ける数などが重視されるという、変わった戦術である。
他チームが見向きもしないような選手を発掘し、数年後に高値で売り抜ける
戦術は、まるで、株式のトレーダーのようでもある。
野球の本質を冷酷に分析した結果であり、野球のことをしらない小生にも
非常識な考え方だなと感じるところがあった。
野球の醍醐味と信じられたことが、迷信だったと論破した、内容なのだから。
昨今のアスレチックスは低迷しているとのことだが、この本のおかげで、
他のチームと選手獲得で競合するようになっているのではないかと危惧する次第。
こんな重要なことは、本に書いて売り出さないのが、常識だと思うが、
驕りがあったのかな。
それだけに、真実に迫った一冊だとおもう。
もっとデータ分析が必要ということですよ。原因と結果をはっきり正しく見極め、
評価すること。自分なりの工夫が必要ですね。
物語である。
先日、松井秀喜が入団した、あのチームの話。
入団会見にも顔を出していた、ゼネラルマネージャー、ビリービーンが
主人公である。
従来の野球の常識を覆し、勝てる人材の発掘を実践して、低予算ながら
高い勝率を誇るチームを作り上げる物語であるため、野球の勉強となるうえ、
経営の物語としてもとても参考になる一冊である。
従来は、打率、盗塁率、ホームラン数などが選手の評価基準だったものが、
出塁率や、選球眼と四球を受ける数などが重視されるという、変わった戦術である。
他チームが見向きもしないような選手を発掘し、数年後に高値で売り抜ける
戦術は、まるで、株式のトレーダーのようでもある。
野球の本質を冷酷に分析した結果であり、野球のことをしらない小生にも
非常識な考え方だなと感じるところがあった。
野球の醍醐味と信じられたことが、迷信だったと論破した、内容なのだから。
昨今のアスレチックスは低迷しているとのことだが、この本のおかげで、
他のチームと選手獲得で競合するようになっているのではないかと危惧する次第。
こんな重要なことは、本に書いて売り出さないのが、常識だと思うが、
驕りがあったのかな。
それだけに、真実に迫った一冊だとおもう。
もっとデータ分析が必要ということですよ。原因と結果をはっきり正しく見極め、
評価すること。自分なりの工夫が必要ですね。
2020年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あとがきにもあるがこの本の副題は
The Art of Winning an Unfair Game
アンフェアな戦いに勝つArtである。副題の方が
主題に近い。
貧乏球団を率いるゼネラルマネージャーのビリービーンが資金豊富な球団に勝つため使ったセイバーメトリックス。
実際は彼が考えた手法ではなくメジャーリーグ大好きの警備員ビルジェイムスが自費で出版した本の中にあったヒントを元にアスレチックスで壮大な実験を進めていく。
ハーバード卒のアシスタント、ポールと共に獲得する選手を従来重視されていなかった指標で見出していく。重回帰分析を先入観なく活用したのだ。
集めた選手達で年間の得点見込み、失点見込みを計算して優勝するために必要な勝ち数をシミュレートする。結果シーズンの勝ち星はそれを満たす選手を集めることでポールが算出した勝ち星とほぼ同じになる。もちろん限られた予算の中である。
映画より原作の方が数段面白い。
The Art of Winning an Unfair Game
アンフェアな戦いに勝つArtである。副題の方が
主題に近い。
貧乏球団を率いるゼネラルマネージャーのビリービーンが資金豊富な球団に勝つため使ったセイバーメトリックス。
実際は彼が考えた手法ではなくメジャーリーグ大好きの警備員ビルジェイムスが自費で出版した本の中にあったヒントを元にアスレチックスで壮大な実験を進めていく。
ハーバード卒のアシスタント、ポールと共に獲得する選手を従来重視されていなかった指標で見出していく。重回帰分析を先入観なく活用したのだ。
集めた選手達で年間の得点見込み、失点見込みを計算して優勝するために必要な勝ち数をシミュレートする。結果シーズンの勝ち星はそれを満たす選手を集めることでポールが算出した勝ち星とほぼ同じになる。もちろん限られた予算の中である。
映画より原作の方が数段面白い。
2014年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書が示した物語の中で最も印象深かったのは、「1990年代〜2000年代という現代の、しかもメジャーリーグという世界中の才能が集う競争の最先端にあるような世界ですら、信じられないような不合理性が存在している」という事実である。本書の副題である「The Art of Winning An Unfair Game」とは、球団運営の予算に圧倒的な差があるという不公平(unfair)なゲームでも、科学的な姿勢で他球団の不合理を突くことで勝利を呼びこむことができるという素晴らしい教訓を意味している。
そして、これは必ずしもメジャーリーグに限った話ではなく、世界中のどこででも起きうる革命の物語である。
本書の前半ではメジャーリーグに存在する不合理性とは何なのか、アスレチックスのゼネラル・マネージャーのビリー・ビーンがその世界にどのような考えを持ち込んだのかを論理的に解説している。彼の考えとは端的に言うと野球の世界に科学を持ち込むことであり、これは現代ではセイバーメトリクス(SABRmetrics)と呼ばれている。「SABR」とは野球を科学的に分析する愛好家の集まりである「アメリカ野球学会(Society for American Baseball Research)」の略称であり、「metrics」は「測定基準」、つまり統計学的アプローチを持つという意味である。これは、それまで主観的な印象によって評価されていた選手の能力を、例えば出塁率や長打率といった要素ごとに分解しそれぞれに重み付けを行うことで選手の再評価するという試みである。
後半ではその理論を携えて、実際にビリー・ビーンがどのように球団を運営し、どのような結果を残したかをドラマチックに描いている。それゆえ本書は単純なセイバーメトリクスの解説本ではなく、メジャーリーグの常識をひっくり返すという途方も無い挑戦に明け暮れた男の人間ドラマとしても非常に読み応えのあるものとなっている。この点に関しては、映画版が非常によくできているので、是非そちらも見て欲しい。
最後にビリー・ビーンの革命について自分なりの解釈をしておくと、彼が行ったのはアービトラージ(裁定取引)だったと言うことができる。アービトラージとは金融用語で、マーケットバリュー(市場価格)とフェアバリュー(適正価格)に乖離がある時に、それらを売買することで利ざやを稼ぐ行為を指す。これはどういうことかというと、本当は価値が無いのに過大評価されているものを売り、本当は価値があるのに過小評価されているものを買うことで、その差額を稼ぐことである。
実際にビリー・ビーンは、セイバーメトリクスの観点からはあまり良い選手じゃないのに世間で過大評価されている選手を放出し、あまり注目されていない(過小評価されている)がセイバーメトリクスの観点からは良い選手を(格安で)手に入れることで、少ない予算で勝利を手に入れたのである。問題は、「良い選手とは何か」という問いかけであり、その評価方法である。そこに新しい風を持ち込んだのが統計学的手法であり、これは実は元々は金融工学で発達した技術の横展開なのだ。選手を主観的な印象で評価するのではなく、選手と試合に関するあらゆるデータを取得し、それらと結果の間にどのような因果関係があるのかを統計的に研究し、それによって重要な項目を抜き出すことで選手の評価方法を刷新する。つまり、この革命の本質は、技術の横展開なのである。
そして、これは必ずしもメジャーリーグに限った話ではなく、世界中のどこででも起きうる革命の物語である。
本書の前半ではメジャーリーグに存在する不合理性とは何なのか、アスレチックスのゼネラル・マネージャーのビリー・ビーンがその世界にどのような考えを持ち込んだのかを論理的に解説している。彼の考えとは端的に言うと野球の世界に科学を持ち込むことであり、これは現代ではセイバーメトリクス(SABRmetrics)と呼ばれている。「SABR」とは野球を科学的に分析する愛好家の集まりである「アメリカ野球学会(Society for American Baseball Research)」の略称であり、「metrics」は「測定基準」、つまり統計学的アプローチを持つという意味である。これは、それまで主観的な印象によって評価されていた選手の能力を、例えば出塁率や長打率といった要素ごとに分解しそれぞれに重み付けを行うことで選手の再評価するという試みである。
後半ではその理論を携えて、実際にビリー・ビーンがどのように球団を運営し、どのような結果を残したかをドラマチックに描いている。それゆえ本書は単純なセイバーメトリクスの解説本ではなく、メジャーリーグの常識をひっくり返すという途方も無い挑戦に明け暮れた男の人間ドラマとしても非常に読み応えのあるものとなっている。この点に関しては、映画版が非常によくできているので、是非そちらも見て欲しい。
最後にビリー・ビーンの革命について自分なりの解釈をしておくと、彼が行ったのはアービトラージ(裁定取引)だったと言うことができる。アービトラージとは金融用語で、マーケットバリュー(市場価格)とフェアバリュー(適正価格)に乖離がある時に、それらを売買することで利ざやを稼ぐ行為を指す。これはどういうことかというと、本当は価値が無いのに過大評価されているものを売り、本当は価値があるのに過小評価されているものを買うことで、その差額を稼ぐことである。
実際にビリー・ビーンは、セイバーメトリクスの観点からはあまり良い選手じゃないのに世間で過大評価されている選手を放出し、あまり注目されていない(過小評価されている)がセイバーメトリクスの観点からは良い選手を(格安で)手に入れることで、少ない予算で勝利を手に入れたのである。問題は、「良い選手とは何か」という問いかけであり、その評価方法である。そこに新しい風を持ち込んだのが統計学的手法であり、これは実は元々は金融工学で発達した技術の横展開なのだ。選手を主観的な印象で評価するのではなく、選手と試合に関するあらゆるデータを取得し、それらと結果の間にどのような因果関係があるのかを統計的に研究し、それによって重要な項目を抜き出すことで選手の評価方法を刷新する。つまり、この革命の本質は、技術の横展開なのである。
2014年5月7日に日本でレビュー済み
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出塁率と長打率を重視するのは今のメジャーではふつうになっていますが、
草野球にも応用できるんじゃないかな?
特に趣味の野球では打率ばっかりに目がいくけど、
年間で見たら重視しないといけないのは出塁率かも・・・。
まぁ条件が違いすぎるので一概に言えませんが。
草野球にも応用できるんじゃないかな?
特に趣味の野球では打率ばっかりに目がいくけど、
年間で見たら重視しないといけないのは出塁率かも・・・。
まぁ条件が違いすぎるので一概に言えませんが。
2013年6月8日に日本でレビュー済み
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経験と先入観ではなしに、実績データーを使って特徴を把握する手段をプロ野球に活用するようになった例。
いきさつについて述べた箇所が、大リーガーフアンでない私には長すぎる。
映画と合わせて利用すて面白かった。
いきさつについて述べた箇所が、大リーガーフアンでない私には長すぎる。
映画と合わせて利用すて面白かった。
2018年3月8日に日本でレビュー済み
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映画が面白かったので、買いました。
小説もおもしろい。
また、MLB観戦に行きたいと思います。
小説もおもしろい。
また、MLB観戦に行きたいと思います。