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フィード 単行本 – 2005/2/17

4.0 5つ星のうち4.0 2個の評価

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頭に埋め込んだコンピューターがみんなやってくれる
ぼくたちはただ、なにかを欲しがるだけでいい・・・・・・

最新のファッション、新作のゲーム、今の気分にぴったりのBGM・・・・・・。欲しいものはみんな、脳の中に埋め込んだコンピューター「フィード」が運んできてくれる。そんな世界に暮らす主人公タイタスは、友だちとつるんで出かけた月のクラブで、不思議な女の子ヴァイオレットに出会った。1週間ごとに変わる流行にキャーキャー群がる同級生の女の子たちとはちがって、ヴァイオレットはいつもいろんなことを自分の頭で“考えて”いる子だった。おたがいに魅かれあう二人。だけど、ある事件をきっかけに、ヴァイオレットのフィードの調子がおかしくなっていく…・・・。あふれるモノと情報の中で、どこか退屈な日常を生きる高校生たちの、せつない恋とささやかな反抗。

アメリカ図書館協会ヤングアダルト部門最優秀作品、ホーンブック・ファンファーレ賞、全米図書賞最終候補作ほか15の賞を受賞、各誌紙で絶賛の話題作!
スピード感と鋭い視点、スラングがあふれる驚くほど魅力的な作品。(ニューヨークタイムズ)
心をつかんで離さない、未来に警鐘を鳴らす小説。(スクール・ライブラリー・ジャーナル)
読者の声
まさにSF版『ライ麦畑でつかまえて』。いちど読んだら、頭から離れません。
高校生たちの恋や友情がとってもリアル! 
おもしろくて、せつなくて、考えさせられる。今まで読んだなかで最高の1冊。

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商品の説明

著者について

DJ、音楽評論家、児童書の編集を経て、現在は現在はヴァーモント・カレッジで児童文学創作クラスの講師を務める。『フィード』を書くために、ティーンズ誌を読みあさり、街で若い子たちのケータイでの会話をリサーチした。マサチューセッツ州ボストン在住。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ランダムハウス講談社 (2005/2/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/2/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 368ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4270000589
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4270000588
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 2個の評価

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カスタマーレビュー

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5つのうち4つ
2グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2005年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
それはまるで『 ガタカ 』のような近未来。子どもが生まれるのも人工羊水の中だし、クローンも当たり前。
学校で何かを学習するなんてあり得ない。アタマには百科事典が埋め込まれているようなものだから。
ただ果てしなく何かを欲しがり、消費する日々。
アタマの中から流れて来る情報に耳を傾けるだけで、トレンドな生活が手に入る。
それがノーマルな人生だと疑わないタイタスの前に、ひとりの少女が現れた。
彼女の名はヴァイオレット。美人だけど、どこか変わってる。
もちろんこのふたりは、切なくて、苦しくて、触れたくて、
大切にしたいのに傷つけてしまったりする恋に落ちるのだが、その行く先は・・・。

スピード感あふれる語り口と言葉遊びに翻弄されるだけではなく、
自分ではどうしようもない切なさがこみ上げてくる。
読んだあと、五感を目一杯使って、誰かのことを感じたくなる。

作者のリサーチや経験が存分に生かされたこの物語は、しかし、ほんとうに近未来なのだろうか。
現在のわたしたちの姿こそ、この物語そのものではないだろうか。
既にアタマの中は次から次へと出て来る新製品でいっぱいで、
身体中にできているただれさえもファッション。
フィードに自分を支配されてはいないか、確かめる術は・・・ある?
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年2月25日に日本でレビュー済み
PCや携帯が普及するにつれ、相手の目を見て話す機会がめっきり少なくなってきているように思う。わたしも最近、電話が面倒でほとんどの用事はメールで済ませてしまいます。このストーリーの設定は近未来。だけどほんとうに近い将来、こういう社会、こういうふたりが生まれてくるんじゃないかと思いながら、読みました。考えることをやめた男の子と、考えることをやめられない女の子の切ないラブストーリーで、自分の毎日をちょっと振り返るきっかけになりました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート