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世界秩序の崩壊 「自分さえよければ社会」への警鐘 単行本 – 2006/10/12
- 本の長さ371ページ
- 言語日本語
- 出版社ランダムハウス講談社
- 発売日2006/10/12
- ISBN-104270001534
- ISBN-13978-4270001530
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登録情報
- 出版社 : ランダムハウス講談社 (2006/10/12)
- 発売日 : 2006/10/12
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 371ページ
- ISBN-10 : 4270001534
- ISBN-13 : 978-4270001530
- Amazon 売れ筋ランキング: - 916,436位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,618位社会一般関連書籍
- - 17,195位社会学概論
- - 37,204位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
およそ戦後80年経つが、やはり資本主義や経済も終わるのか?物は豊かになり溢れ返っているが人の心は貧しくなっているという、チャップリンの映画の1シーンが思い出される。
2009年9月12日に日本でレビュー済み
榊原英資推薦のソロスの本と聞いて、多くの人はどういう印象を持つのだろうか?
民主党が大勝ちした衆院選を経て、まもなく組閣も固まるだろうが、榊原はイザ行かんの意気であろうことは疑い得ない。
本書では、ソロスが提唱している「オープン・ソサエティ」に対立するものとして、「フィールグッド・ソサエティ」なるものが定位されている。この語感からすると、英語の苦手な当方には全然違った意味を取りそうであるが、「自分さえよければ社会」の意だということだ。
最新10月号の月刊『文藝春秋』では、経済学者の浜矩子が「合成の誤謬」につなげて「自分さえ良ければ病」と言っているが(「ユニクロ栄えて国滅ぶ」)、フィールグッドの訳語としてはなかなかに含蓄があると一人ごちた。
ソロス書の中身は、単行本時もそれほど売れなかったことからもわかるように、彼の哲学を開陳しつつ、政治経済のあれこれの危機に言及し、敵を明確にしつつ、自分の来歴を自慢するといういつものスタンスだ。
ブッシュ息子への批判は2006年刊行当時の事情もあり、大いに首肯できるし、「サブプライム」も環境問題も予知していたとするオビの文句は商売としても、ソロスの「よき世界」への希求に嘘はなかろうと思う。ポパー仕込みのスタンスがどうなのかはよくわからんが。
しかし、あまりに高踏的な議論が多くの読者には伝わりにくいのではないだろうか。これは文庫化しても大して読まれんであろう・・・と思う。付録の「最初の枠組」なんて、すごくムツカシイ。なんか騙されているような気がしてならないのだが、ソロス氏には最早そんな動機もなかろう。最早、そう最早ね(?)。
民主党が大勝ちした衆院選を経て、まもなく組閣も固まるだろうが、榊原はイザ行かんの意気であろうことは疑い得ない。
本書では、ソロスが提唱している「オープン・ソサエティ」に対立するものとして、「フィールグッド・ソサエティ」なるものが定位されている。この語感からすると、英語の苦手な当方には全然違った意味を取りそうであるが、「自分さえよければ社会」の意だということだ。
最新10月号の月刊『文藝春秋』では、経済学者の浜矩子が「合成の誤謬」につなげて「自分さえ良ければ病」と言っているが(「ユニクロ栄えて国滅ぶ」)、フィールグッドの訳語としてはなかなかに含蓄があると一人ごちた。
ソロス書の中身は、単行本時もそれほど売れなかったことからもわかるように、彼の哲学を開陳しつつ、政治経済のあれこれの危機に言及し、敵を明確にしつつ、自分の来歴を自慢するといういつものスタンスだ。
ブッシュ息子への批判は2006年刊行当時の事情もあり、大いに首肯できるし、「サブプライム」も環境問題も予知していたとするオビの文句は商売としても、ソロスの「よき世界」への希求に嘘はなかろうと思う。ポパー仕込みのスタンスがどうなのかはよくわからんが。
しかし、あまりに高踏的な議論が多くの読者には伝わりにくいのではないだろうか。これは文庫化しても大して読まれんであろう・・・と思う。付録の「最初の枠組」なんて、すごくムツカシイ。なんか騙されているような気がしてならないのだが、ソロス氏には最早そんな動機もなかろう。最早、そう最早ね(?)。
2007年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2006年度に出した本であるが、2007年にサブプライム崩壊することをずばり予言している。もっとも彼ぐらい全体を見通せる人間であると、それは、予言というほどのことではなくて、至極当然なレベルの予告であったのだろう。文章は必ずしも面白くはない。序盤だけ読んでいると、自分の考えに凝り固まった加齢臭がするが、全体を通すと重要な部分も多いので彼の本を読んだことのない人は一度は読んでみる価値があるはずだ。
2007年5月22日に日本でレビュー済み
世界で最も著名な投資家(トレーダー)の1人、ジョージ・ソロスが今年出した本です。ゼロから1兆円を超える資産を築いた人間が何を考えているのかに興味を持ち、読んでみました。
本書は2部構成ですが、1部はソロスの哲学に関する内容(哲学的ではなく、学問です・・)で、哲学に疎い私には難解な内容でした。この本を読んで知ったのですが、もともとソロスは哲学を学んでいたそうです。
ソロスの哲学はポッパーの提唱した「オープン・ソサエティ」が土台になっています。オープンソサエティとは、誤謬性(ごびゅうせい:人間は不完全であり必ず過ちを犯すという意味らしい)を前提として、その過ちを適宜修正することにより発展する社会のことを指し、ソロスはそのような社会が民主主義の基本であるべきだと考えているようです。
本書の後半では、ブッシュ政権への痛烈な批判、アメリカ国民への警鐘、今後の世界情勢のリスクやオープンソサエティの推進について、ソロス自身の考えが述べられています。現在のグローバリズムは「協力」ではなく「競争」が進んでおり、市場原理主義に傾きすぎているという意見が、「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」の著者で元世銀副総裁ジョセフ・E・スティグリッツの意見と一致しているように思われました。
ゼロから巨万の富を築いた男の世界観を覗いて見たい方は読んでみてはいかがでしょうか?
本書は2部構成ですが、1部はソロスの哲学に関する内容(哲学的ではなく、学問です・・)で、哲学に疎い私には難解な内容でした。この本を読んで知ったのですが、もともとソロスは哲学を学んでいたそうです。
ソロスの哲学はポッパーの提唱した「オープン・ソサエティ」が土台になっています。オープンソサエティとは、誤謬性(ごびゅうせい:人間は不完全であり必ず過ちを犯すという意味らしい)を前提として、その過ちを適宜修正することにより発展する社会のことを指し、ソロスはそのような社会が民主主義の基本であるべきだと考えているようです。
本書の後半では、ブッシュ政権への痛烈な批判、アメリカ国民への警鐘、今後の世界情勢のリスクやオープンソサエティの推進について、ソロス自身の考えが述べられています。現在のグローバリズムは「協力」ではなく「競争」が進んでおり、市場原理主義に傾きすぎているという意見が、「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」の著者で元世銀副総裁ジョセフ・E・スティグリッツの意見と一致しているように思われました。
ゼロから巨万の富を築いた男の世界観を覗いて見たい方は読んでみてはいかがでしょうか?