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アイルランドの柩 (ランダムハウス講談社文庫) 文庫 – 2006/1/22

4.2 5つ星のうち4.2 5個の評価

荒涼としたアイルランドの湿原で、赤毛の女性の頭部が発見された。泥炭層の防腐力に守られた死体は、一見しただけでは現代のものか鉄器時代のものかさえわからない。ひょっとすると貴重な歴史的標本になるかもしれないと、考古学者コーマックと解剖学者ノーラは、調査に向かった。だが、現場となる小さな町では、予想外の事件が二人を待ち受けていて……。
学者コンビが、時を超えたふたつの事件に挑む、ゴシックサスペンス!

商品の説明

著者について

1958年ミネソタのロチェスター生まれ。ミネソタ州文化局の広報をつとめた経験を持つ。ミネソタ州におけるアイルランド音楽と舞踊協会の設立者。1996年に短篇Waterborneでグリマー・トレイン新人賞を受賞。本作は初の長篇となる。現在はボタン・アコーディオン奏者の夫とともにミネアポリスに暮らし、頻繁にアイルランドを訪れている。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ランダムハウス講談社 (2006/1/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/1/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 559ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4270100249
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4270100240
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 5個の評価

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エリン・ハート
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上位レビュー、対象国: 日本

2018年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
美しい生首の女の正体、古い伝承、廃墟、地下道…と、私の好きなアイテムが要所に散りばめられてて興味深かったし、思いもよらぬ事実もびっくりした。
考古学者達が科学的な調査を土台にその足跡を追うというバランスも良い。
じつは以前図書館で借りて読んだのだけど、手元に置いて何度でも読みたくなって購入した一冊です。
2010年3月8日に日本でレビュー済み
著者はアメリカ人ですが、アイルランドに魅かれて通ううちに、
現地の音楽家と知り合って結婚してしまったという人で、
バックに、アイルランドの歴史や文化、しっかりしたアイリッシュ的な感性が感じられて、いい雰囲気の小説に仕上がっています。
首都ダブリンから西へ向かって行くうちに広がる泥炭地の荒野の風景が目に見えるようで、アイルランドに行ってみたくなります。
お話は、歴史的なからみもありますが、舞台はすべて現代のミステリで
ゴシック小説というのはちょっと違うかなという気がします。
ストーリー的にはちょっと甘い所もありますが、充分に楽しめる小説だと思います。
原題は"Haunted ground"というのですが、
タイトルをどうして「棺」にしたのかな?
死体は出てくるけれど、棺は出てきません(^^;。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年3月3日に日本でレビュー済み
物語はゆっくり動いていく。

昨今のジェットコースター的エンタテインメントに慣れていると退屈なほど・・・。

しかしながら人物造形の深さが素晴らしい。

読み終えてひとつ謎が残ったけど、これは読者への宿題かなぁ。

アイルランド、国名としてはよく知っていても、実際のイメージとなるとほとんど何もなかった。

そんなアイルランドの風土や歴史、習慣などがよく描かれていてその意味でも楽しい。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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