私も日教組は嫌いであるが、つくる会はつくる会でまた問題がある。
つくる会の教科書は、歴史における民衆側からの視点を欠いている傾向がある。(もっとも、彼らはそれを忌み嫌うので仕方ないが。)
だから、逆説的に「昔の日本人は立派であった」というような、昔を賛美する視点しか持てないのである。しかし、実際にはエリート層はともかく、少なくとも庶民は昔も意外にモラルが低かったのである。『戦前の少年犯罪』や『昔は良かったというけれど』などの著作を読めば、安易な戦前美化がいかに間違いで、戦後教育・社会悪玉論には何の根拠もないことは明白である。私は日本や世界の異常殺人事件などをネットや本で調べているが、昔からそうした事件というのはあり、決して教科書が自虐的だとか、権利ばかりが憲法に書いてあるからそのような事件が起きているなどというのは明らかな間違いであり、全く根拠を欠いたこじつけ論に過ぎないのである。近年では、つくる会系の教科書は全国で採択率が激減しており、やはり国家主義的、右翼的な傾向が目立つからであり、このような偏った教科書を子供に使わせるべきではない。
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ここが問題「つくる会」教科書: 新版歴史・公民教科書批判 単行本 – 2005/5/1
子どもと教科書全国ネット21
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- 本の長さ127ページ
- 言語日本語
- 出版社大月書店
- 発売日2005/5/1
- ISBN-104272411624
- ISBN-13978-4272411627
登録情報
- 出版社 : 大月書店 (2005/5/1)
- 発売日 : 2005/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 127ページ
- ISBN-10 : 4272411624
- ISBN-13 : 978-4272411627
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,869,798位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2011年11月18日に日本でレビュー済み
この著者はかつて日本統治を受けた台湾やインドネシア、マレーシア、ベトナムパラオなどの方々の話を聞いたのだろうか・・・? 実質、批判しているのは中国と韓国だけで、他にスロバキアの一部でも真珠湾攻撃はアメリカの策略だったと教えてるそうです。 大体左翼の話はひたすら日本悪玉説を語るだけで、彼らがどうしてそのような行動に出たかは一切出さないのは当時国の利権問題で戦争をしていたのにおかしくないでしょうか? 南京大虐殺についても年により被害者の数が変化したりなど、共産党が愚政の矛先を日本に向ける為のプロバガンダではないかと言われていますよ。 謙虚と自虐は違います。 今の教科書はきっちりもっと色んな国の見解を盛り込むべきです。