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UNIXという考え方: その設計思想と哲学 単行本 – 2001/2/23
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- ISBN-104274064069
- ISBN-13978-4274064067
- 出版社オーム社
- 発売日2001/2/23
- 言語日本語
- 本の長さ148ページ
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商品の説明
商品説明
そもそもUNIXはMulticsという巨大なOSの開発から生まれたものだ。あまりに巨大なMulticsはその複雑さゆえに開発は遅々として進まず、その反省からケン・トンプソンが作ったのがUNIXの初めとされる。その後デニス・リッチーら多数の開発者が携わり、UNIXは発展した。本書はこのUNIXに込められた「思想と哲学」を抽出し、数々のエピソードとともにUNIXの特徴を浮き彫りにしていく。
たとえば本書で述べられているUNIXの発想のひとつとして「過度の対話式インタフェースを避ける」というものがある。UNIXのシステムは初心者には「不親切」なつくり、つまり親切な対話式のインタフェースはほとんどなく、ユーザーがコマンドを実行しようとするときはオプションをつける形をとっている。この形式はオプションをいちいち覚えねばならず、初心者に決してやさしくない。しかしこれはプログラムを小さく単純なものにし、他のプログラムとの結合性を高くする。そして結果としてUNIXのスケーラビリティと移植性の高さを支えることになっているのだ。このような形式で本書では9つの定理と10の小定理を掲げ、UNIXが何を重視し、何を犠牲にしてきたのかを明快に解説している。
最終章にはMS-DOSなどほかのOSの思想も紹介されている。UNIXの思想が他のOSとどう違うかをはっきり知ることになるだろう。UNIXの本質を理解するうえで、UNIX信者もUNIX初心者にとっても有用な1冊だ。(斎藤牧人)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : オーム社 (2001/2/23)
- 発売日 : 2001/2/23
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 148ページ
- ISBN-10 : 4274064069
- ISBN-13 : 978-4274064067
- Amazon 売れ筋ランキング: - 37,996位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 21位Unixオペレーティングシステム
- - 1,234位電気・通信 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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シンプルにものごとを考えることや、すでにあるプログラムを車輪の再発明することなく、利活用するような基本的な考え方は20年以上も前の書籍とはいえ、十分今でも通用する考え方です。
十年以上前の書籍だが、内容に古さを一切感じない(用語に歴史は感じますが)。
如何にUNIXが時代を先んじた思想のもとに形作られたのかが良く分かる。
システム設計に限らず様々な分野にも適用できる哲学がたった150ページほどの内容に詰まっているので、
エンジニアでない人も一度読んでみると良い刺激になると思う。
パイプ・リダイレクト・簡単なコマンド
ぐらいはわかっておかないと途中でつまずきます。
私はUNIX・LINUXは本当に少しいじったことがある程度の人間でしたが、非常にためになるし面白い本でした。
これから先の行動の仕方・考え方が変わる本です。
・uni(単一)プログラムはポータビリティ・スケーラビリティに優れていてとても素晴らしい
・過度にユーザライクになりすぎたOSとUNIXの比較(なぜUNIXはユーザライクではないのか)
・UNIXの歴史
・UNIX
などが学べます。
正直この本を読んで「UNIX以外クソじゃん」
となってしまったのですが、各OSいろんな思想があり用途も違えば目的も違うので結局は自分のいいと思ったOS
を使うのが一番ですね。
しかし、見事に期待を裏切られたのはこの哲学が一般のユーザーには到底受け入れられない事を知り
かつ、この欠点(ユーザーは自分のしたいことができれば中身には興味がない場合のほうが多い)を含め
この本を著述している点である
私はUNIXやプログラムに関してはまるで何もわかってないので、中世の帆船旅行に例えてお話する
当時、画期的な技術は存在していてより効率の良いユニットを使って船を設計することも出来た設計士も
あえて金属で出来た部品は最低限に留め、木の車輪や植物性のロープで同じ機能を賄った
それは航海中の不慮の事態に対し、物資の無い地域でも最低限の技術と道具で故障箇所を修理でき
航海に必要な道具を小さくまとめる必要も同時にあった
船員の生命維持に必要な水や食料は船体の大半を占め、貿易品は大きな部屋が必要で
予備のパーツやユニットを配置することは非効率で不可能でもあった
船員はそのためにより複雑怪奇な操船方法を会得しなければならなかったし
帆布をパッチワークする努力、金属製の歯車ならノブを回すだけで済むことも
木製滑車とヒモと留具の多様な使用法を採用しなければならなかった
時代は進み、帆船はほぼ趣味の船となってきた現在でも
この設計思想はあらゆるところで受け継がれている
UNIXは帆船同様、操縦する人が基本的には理解しなければいけない設計運用の根本に違いない
私にはこの本がコンピュータの解説本というより、ものづくりの精神と目指すべき道を示している気がする
はじめUnix/Linuxにふれた時は、「なんでこんな複雑なコマンドを書くの?何故ユーザーインターフェースを使わないんだ」
とわけが分からず、象牙の塔に籠もったマニアックな人たちが他の人たちに立ち入られないような複雑なものを作ったんだなぁという感想であった。
それが、この本を読み、この本を背景とした勉強会に参加したら、一気に見る目が変わった。
Unixが目指した世界、その背景にある哲学が、この本を読むとよく分かる。
それが分かると、自分がシステムを使って何を実現しようとしているのかも理解できるようになった。
プログラマーやシステムエンジニアにとどまらず、私のような文系人間さえ、整然として静かで実効的なUnixの世界とその美しさを実感させてくれる。噂通りの良書でした。
取り立てて珍しい事が述べられている訳では有りませんが、
考え方の入り口になると思います。
目次に目を通して引っかかる所があれば、参考になるかも知れません。
薄い本なので、すぐに読めてしまう。設計の機会があれば都度読み返している本である。
この思想はハードウェア設計にも活かせる。工程設計にも活かせる。ドキュメントを書くことにだって活かせる。
一度読むことを勧める。