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ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち 単行本 – 2005/1/1
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本書の著者Paul Grahamは、LISPプログラミングの達人であると同時に、後のYahoo!Storeとなるソフトウェアを作り、ベンチャー創業者として大きな成功を収めたことで知られる。本書でGrahamは、コンピュータが大きな役割を担う時代において、いかに発想を広げ、美しいものを設計し作り上げるかを、さまざまな切り口から大胆に考察している。インターネット上で大きな話題となったエッセイを書籍化。
Hackers and Painters: Big Ideas from Computer Age (O'Reilly Media, 2004)の日本語版。
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社オーム社
- 発売日2005/1/1
- ISBN-104274065979
- ISBN-13978-4274065972
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商品の説明
商品説明
コンピュータに囲まれ、インターネットで何もかもが置き換えられようとしている現代では、インターネットに住み、コンピュータを自在に操るハッカーは、ときには魔法のように世界を次の世代へと進めるウィザードとして、またときには挑戦的で反社会的な問題児として扱われる。2つの極端な扱いはともに、ハッカーが「ルールに従順でない」ことから来ている。誰もが当たり前と思っている「ルール」を曲げることで、良くも悪くも普通ではない結果を得ることができる技能の持ち主、それがハッカーだ。
ハッカーの並外れた知識と技能は、普段はインターネットやコンピュータの向こう側に隠れていて見えない。ハッカーは同時にオタク(nerd)であることが多く、概して社交的ではない。その技能で、反社会的活動に関わったときに初めて外の世界からその存在が公になるために、ハッカーはコンピュータに悪事を働くものとして定義されてしまった。著者はこの日本語版のための書き下ろしを含む17のエッセイを通して、ハッカーの頭の中に広がる世界を一般社会に見せようとしている。コンピュータ・ソフトウェアのプログラミングに関わる深い問題と、貧富の差や富の創造、それにものづくりのセンスのようなやわらかい題材を通して、コンピュータ時代の革新を担うハッカーたちのものの考え方に触れることができる。
『オタク野郎』たちを使いこなすのは難しい。とりわけ、ルールにとらわれ、リスクをとって前に進むことのできない『髪のとんがった上司』には、彼らをうまく扱うのは至難の業だ。本書は、ハッカーたちが考えていることをハッカーでない人たちにもわかる言葉で解説してくれる。『過去30年ほどの間に裕福になった人々の多くがプログラマであった』ことを考えれば、彼らが今何を考えているのか知ることは、無駄でないどころか必須科目だとすらいえるだろう。また、今現在「オタク(nerd)」のレッテルを貼られて苦しんでいる若者たちにとっては、周囲に広がる広大で可能性に満ちた世界を知ることができる、社会見学のような存在でもある。(吉松史彰)
出版社からのコメント
"Hackers and Painters: Big Ideas from Computer Age" (O'Reilly Media, 2004)の日本語版。
著者について
登録情報
- 出版社 : オーム社 (2005/1/1)
- 発売日 : 2005/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 280ページ
- ISBN-10 : 4274065979
- ISBN-13 : 978-4274065972
- Amazon 売れ筋ランキング: - 13,803位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 23位情報学・情報科学全般関連書籍
- - 504位電気・通信 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
本書はそんな彼らとの付き合い方のヒントが得られる経営者におすすめな一冊。
「ハッカーと画家」のタイトル通りプログラマーが自分自身を客観的に見る為に読むのも良い。
[...] web版はまだほとんど目を通していないですが、いずれにせよこっちに目を通してから買っても遅くはないと思います。
本自体は髪が少し弱い感じでそこが気になりました。
この本が示すことはlispこそが速度とパワーの源であり、ポールグレアムがベンチャーで成功した理由であるということである。
昨今は小学生もプログラミングが必修科目となっているらしいが、私が小学生だったならばlispを教えてほしいところだ。
(もっともlispを教えられる教員など一握り以下であり、lispを一度理解したならば教師をやめてしまうかもしれないが)
この本はプログラムとビジネスの関係性、あるいは一般化するならばデザインとプロジェクトの関係性について論述しているきわめて稀有な書籍でもある。
この本が提示する考え方、主張の中で特に検討する価値のあることについて、私の解釈を交えて書き記す。
1.意思決定のタイミングとデザインについて
常に最初から要件が定まっておりその通りに実装すればよいのならば、lispのような動的言語を用いる必要はない。
しかし現実はそうではなくターゲットは常に動いている。あるいは要件というものを最初は誰も知らないのだ。
結局のところ書いて実装して動作させてみると「なんかこのプログラム(モノ、絵)微妙じゃね?」ってなるのは人の性であり、
ある種計画経済がうまくいかない理由と似ている。人は完全ではなく、最初から完全な計画と設計は成しえない。
創作、設計をしたことがある人ならわかると思うが、結局のところ書いてみなければ物事の良しあしは掴むことができず、
書くことを通じてフィードバックを得ることでまともな舵取りが行えるのだという当たり前のことをポールグレアムは指摘している。
良いデザインを行うためには捨て案を作る覚悟で素早く書かなければならないし、書ける環境(あるいはシンタックス)がなければならない。
少なくともlispはrepl環境を用意しているし、動的言語はinteractive環境を必ず持っている。
相手が(自分が)もし最初の案で納得できるのであれば、それがプロジェクトの終了である。
顧客も自身も成果物に対して常にrepl(read-eval-print-loop) (あるいはビジネス的にはPDCAと呼ぶべきか)を繰り返しており、変更のコストが最小であれば、多少の無理を言われても有限の時間とコストで対応できる、もしそうでないならばプロジェクトは失敗するだろう。
変更のコストを最小にするには結局のところコードの記述量を減らし、抽象度の高い記述を行うというところに行き着くことをlisperはよく知っている。それが実行速度が遅いと言われるスクリプトでプログラムを書く最大の理由なのだろう。
抽象度が高いからといって精度が低いというわけではないということ、また実行速度こそが問題になりうること、
さらに実行速度向上策を優れた動的言語は保持していることも付け加えておきたい。
(例えばlispはtype hintingを持っているし、pythonならcythonやnumbaがある)
2.less is more、自由に物事を構築するということ
一度lispを理解すると、lispを書く上で守らなければならないルールというのが極めて少ないということに気が付くだろう。
ほかの言語では守るべきとされていたことが10あったとすると、おそらくlispは3ぐらいしかないというのは言い過ぎだろうか。
そのことが思考に対して及ぼす効用あるいは影響がいくつか考えられるがここでは2つ挙げておく。
2-1.ワーキングメモリの最大活用、プログラムの組み立てが楽になる。
コンピュータにはcpuという計算用チップが備わっており、cpuにはキャッシュという高速な記憶領域が備わっているのは
少しでもハードウェアをかじっていれば知っていることだろう。
人間も究極的には同じであり、自分が思考している時に使用可能なキャッシュメモリは限られているのである。
3のルールを満たしているかを確認しながらプログラムを書くことは造作もないことだが、
10のルールを満たしているかを確認しながらプログラムを書くことは大変なことだ、もちろん熟練すればできるのだろうが
それでもlisperは大変な思いをしながらプログラムを書きたいとは思っていないだろう、大変な思いをして絵を描きたい絵描きがいないように
実行速度のために大変な思いをしなければならないと気づいても、そのスコープを最小限にして閉じ込めようとするだろう。
2-2.本当に満たすべき条件と実は守らなくていい条件の見極めをつけるようになる。
lispを理解すると世界には別に守らなくてもいいルールが山のようにあるのではないかと気づくようになる。
実際のところ慣習というものはあまりに強力であり、あまりにも偏在しているからこそその存在意義が問われることがない。
しかしそれが潜在的な、そして莫大なコスト(それは経済学において機会費用と呼ばれる概念)を社会に支払わせていることに気が付くだろう。
それがおそらくビジネスマインド(あるいはハッカーマインド)としてもっとも重要な発想なのかもしれない。
現代のライフスタイルの巨大な変革は概ね何かを省略することそして浮いた時間を別のことに割り当てることから始まっているのだから。
それこそ購買するために店舗に行く必要はないと気づき、Viawebを立ち上げたポールグレアムのように
(過去にも興味を持ったがその時は買わなかった。)
内容は…どっからでも読め、しかもすらすら読める。
プログラミングの片手間に読めてGood.
目からうろこといよりは、あたりまえなことが書かれており、
あたりまえなことをあたりまえに言ってくれて小気味よい。
ドキドキして読む本らしいけど、自分にとっては確認的に読む本であった。
個人的には「金持ち父さん 起業の前に読む本」の、
プログラマー向けの本だと思っている。
野望あるプログラマはぜひ気を落ちつけ一読あれ。
インターネット黎明期のチャンスはこないが、
別のチャンスはあるし、それを得るヒントはここにある。
名著と言われていますが、仕事に活きるビジネス書とかそういった類のものではなく、ポエム集です。
ただただ主観的なことが書いてあるだけなので、普通の人が読んでも良さが分からないと思います。
この本の素晴らしさは下の2つになります。
① 多くのハッカーが抱いていた漠然とした想いを引き出し、導いてくれること
これは、ハッカーにとってしか意味がありません。
ハッカーが本当は何が好きで、何が嫌いなのかを、するすると引き出してくれます。
また、生まれついてのハッカーは、どのように生きていけばいいのかについても、多くの示唆をくれます。
これにより、ハッカーはまるで深いカウンセリングを受けたように、自分をより深く理解し、人生の方向性をより明確にしてくれるのです。
② ハッカーを理解出来ること
これはプログラマーと一緒に働く人向けです。
この本を読むことで、ハッカーが何が好きで何が嫌いか、どんなことを大切にしているのか、といった価値観、行動原理を理解出来るかもしれないです。
理解は出来なくても、少なくともそういうものなんだと認識は出来ると思います。
上の2つも注意しなければならないのは、全てのプログラマーがこの本に出てくるような人ではないということです。
むしろ少数派といっていいと思います。
ただ、自分がこれまで出会った優秀なプログラマーは、この本で出てくるハッカーのような人に近いことが多いです。
また、プログラマーとしての非常に個人的な話ですが、自分は静的型付け言語が好きですし、Lispをわざわざ使おうとは思わないです。スタートアップに入れば大金が儲けられるというのも嘘っぱちに聞こえます。Nerdがどうとかいう議論もよく分かりませんでした。
それでもほとんどの部分は非常に共感し、人生の方向性がより明確になったので星5をつけさせていただきました。
簡潔にまとめると、アルゴリズムでも、絵画でも、いいデザインはいつの時代でも通用するよ、という話。