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dRubyによる分散・Webプログラミング 単行本 – 2005/7/1
- 本の長さ244ページ
- 言語日本語
- 出版社オーム社
- 発売日2005/7/1
- ISBN-104274066096
- ISBN-13978-4274066092
商品の説明
出版社からのコメント
「はじめに」より:
「dRubyはごく普通のRubyオブジェクトをプロセス/ネットワークを越えてやり取りしたり、呼び出したりするためのシームレスな仕掛けです。いつものRubyのプログラミングの延長線上に、ごくごく自然に分散オブジェクトの世界を見せてくれます。
...
本書の目的は、最新のdRubyに関する情報をまとめることと、dRubyとその周辺のライブラリを理解し応用するためのチュートリアルとなることです。そのために、dRuby2に基づいて全く新たに書き起こし、irbを用いた対話的な実験やサンプルコードを盛り込みました。分散オブジェクトの定義やシステムの比較は他の本に譲ります。実際にコードを書いて、楽しみ、何かを感じてください。」
読者対象(本文より):
「本書は主に次のような方を対象としています。
* RubyやdRubyでアプリケーションを書きたい人
* 分散システムに好奇心をかきたてられる人
* マルチスレッドプログラミング
* J2EEなどちょっと大掛かりなシステムに疑問を感じている人、
* クライアント/サーバ型のネットワークプログラミングや、CGI/JSP/ASP/Servlet などウェブプログラミングに興味のある人
分散オブジェクトシステムについての前提知識は必要ありません。Rubyについては文法や標準のクラスライブラリについてほぼ理解していて、簡単なツールが書ける程度の知識があることが望ましいです」
登録情報
- 出版社 : オーム社 (2005/7/1)
- 発売日 : 2005/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 244ページ
- ISBN-10 : 4274066096
- ISBN-13 : 978-4274066092
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,235,021位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 20,627位電気・通信 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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* RubyとdRubyの対象バージョンがそれぞれ上がった
* Webアプリケーションの地位が向上
* Rindaの解説が増量
もちろん説明はこなれているし、irbを使って実際に手を動かしながら体験できる点で、本書の方がはるかにわかりやすい。分散オブジェクト体験にはうってつけの本だろう。なんと言っても、dRubyがRubyに標準添付されたことが大きい。Rubyさえ入っていればすぐに試せる。前書では別配布にもかかわらずインストール方法も書かれてなかった。
特に、Rindaに多くのページが割かれているのが嬉しい。そこまでの解説を理解していればRindaが裏でどんなことをしているのか想像できる構成だし、使う側に立つと非常に楽に分散システムを組めるのがわかる。使ってみようという気にさせてくれる。
最近ではクラウドコンピューティング、Key/Valueストア、Map/Reduce、メッセージ・キューなどの分散のためのさまざまなトピックが話題になることが増えてきていますが、本書はそれらの仕組みや概念を知るための幅広い話題がさまざまな所にちりばめられています。特に、分散におけるデータ構造、マルチスレッド周辺の説明、TupleSpaceやRindaといったものを丁寧に学んでいくことで、今の時代に必要な、確かな実力への繋がっていくと思います。
dRubyはRuby on Railsの中でも、リモートデバッグ用のコンソール周辺で使われているらしいということを聞いたことがありますし、Rubyを普段から使っている人にとっては、自分のコードの新しい可能性を広げてくれる本であることは間違いありません。ですが、Rubyを使っていない人にとっても、「Rubyを使って簡単に試せるようになっている、分散プログラミングの本」として役に立ちます。プログラマーとしての基礎力を上げたいと思っている人であれば、Ruby on Railsなどといった本よりもまず先に、本書を手に取ることをお薦めします。
海外からの翻訳は数多くあれど、日本の本が翻訳されて海外に行くことはまれです。本書はその貴重な一冊でもあります。