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My Job Went To India オフショア時代のソフトウェア開発者サバイバルガイド 単行本(ソフトカバー) – 2006/9/26
変化の激しいIT業界で成長し続けるための方法を実践的に紹介
- 本の長さ198ページ
- 言語日本語
- 出版社オーム社
- 発売日2006/9/26
- ISBN-104274066592
- ISBN-13978-4274066597
商品の説明
著者からのコメント
ろう困難に立ち向かうための方法を体系的に説明することだ。具体的な例を交え
ながら、君が今すぐ実践でき、短期的および長期的なプラス効果が期待できる
一連のアクションを紹介していく。
最終的な目標は、僕らの仕事を取り戻すことではない。これまでに失ったような
価値の低い仕事は、もともと海外に流出する運命にあったのだから。それより
も、今後生まれるであろう価値の高い仕事に目を向け、その新しい波に乗るため
の準備をしよう。
(イントロダクションより)
本書『My Job Went to India』は、グローバル化が加速する今日において、プロ
グラマを論じた本だ。
従来、製品としてのソフトウェアを輸入することはあっても、ソフトウェアの開
発を海外で行うというのはまれであった。しかし本書でも繰り返されているよう
に、IT 技術のすさまじい進歩による通信コストの低下、インドや中国といった
新興国の技術レベルの上昇などといった理由から、人件費の安い海外でソフト
ウェア開発を行う「オフショアリング」が活発になってきている。日本において
も、製造業の生産拠点が海外に移転する「産業の空洞化」がマスコミなどで報道
されたが、IT 業界でも同じことが起きているといえよう。
そうした状況にあって、プログラマは、予算やスケジュール、限られたチームメ
ンバーなど、さまざまな制約の中でソフトウェアを開発しなければならない。ス
ケジュールを守るために長時間作業を行うのはよくあることだ。その一方で、IT
技術の進歩によって自分の技術や知識が時代遅れになるのではないかという不安
にさらされている。
このようなさまざまな問題に、プログラマはどうやって対処すればいいのだろう
か? 残念ながら、劇的に解決する特効薬は存在しない。ただ、本書にはオフ
ショア開発者とのコミュニケーションのヒントや、プログラマがキャリアを積み
重ねる上でのヒントがたくさん含まれている。現役のプログラマはもとより、プ
ログラマ志望の方や、オフショア開発者を日本からマネジメントしなければなら
ない立場にあるマネージャの方にも大いに参考になったはずだ。本書が皆様のお
役に立てば、監訳者としても幸いである。 ...
(監訳者あとがきより)
出版社からのコメント
説いたガイドブック『My Job Went To India』(Pragmatic Bookshelf発行)の
翻訳書。ソフトウェア開発のオフショアリング(海外への生産移転)が進むな
か、優れたプログラマとして生き残るためにはどのようにスキルを磨き意識を変
えていくべきかが書かれている。
抜粋
1. 価格競争に勝ち目はない。安売り競争になったらおしまいだ
2. 市場の不均衡をつけ
3. 自分の時間をどんなビジネスに投資するか、今こそ考えよう
4. テクノロジのホスピスを狙え
5. 機会を与えられたことがない?......機会は掴むものさ!
6. 万能選手はめったにいない......そこに価値があるんだ
7. 万能選手が必要な企業は国内で人材を見つけるはずだ
8. プラットフォームの垣根を越えたスキルを身に付けろ
9. ほかに何も知らないことがスペシャリストだって勘違いしてるんじゃないか
10. ベンダ中心の見方は近眼もいいところ
11. どんなバンドで演るときも一番下手なプレイヤーでいろ
12. 君の周りにいる人たちが君自身のパフォーマンスに影響する。仲間は慎重に
選べ
13. とにかくやれ。やれないはずはない
14. 教えてくれるのを待ってないで聞け!
15. ビジネスの仕組みを知らなきゃ想像力を発揮したって役に立たない
16. 誰かに頼ってもいい。ただし相手を選べ
17. 誰かに教えてみれば、自分が本当にわかってるか否かはっきりする
18. 師匠は解雇されにくい
19. 限界ぎりぎりで鍛えろ
20. プロセスを身に付けたいなら実践しろ
21. 既存のコードを掘り起こせ
22. 他人のコードを通して自分の力を思い知れ
23. できることは何? 今すぐできる?
24. 電話で人の心を読むのは困難
25. 綱渡りみたいな読心術には命綱を
26. 報告できる成果を毎日あげろ
27. マネージャの成功は自分自身の成功でもある
28. 野心を抱け。でも前面には押し出すな
29. ここで仕事してること。それこそがオフショアの同業者たちにない強み
30. もっと仕事を楽しくできないか
31. 今日の自分に価値はあったか? 自問しろ
32. 成功におぼれるな
33. メンテナンスだって自由で創造的にやれる
34. プロジェクトはマラソンであり短距離走ではない
35. ミスしても、ずれてるのはせいぜい1 ステップ
36. 失敗こそ成功につなげる絶好の機会
37. 相手を失望させないための「できます」は、単なる嘘
38. 現況の報告は自分自身の売り込みにも役立つ
39. 業績の客観的な評価なんてありえない
40. 顧客をこわがらせてどうする
41. 説明できることが、わかってもらうための第一歩
42. 同僚のことも気にかけろ
43. 自分の業績は自分のビジネスの言葉で売り込め
44. 使命を持て。みんなにも自分の使命を知らせよ
45. 自分の名前は自分のブランド
46. Google は忘れてくれない
47. 誰でもStruts を使えるが、Struts のコミッタを名乗れるのは少数
48. デモか、しからずんば死か!
49. 普通の人間とプロを隔てているのは恐怖心
50. ピカピカのスキルもすぐ時代遅れ
51. 自分の職種にこだわるな
52. 今終わった仕事じゃなく、今やっている仕事に集中せよ
53. アルファギークを追え
54. 開発者よ、汝をレビューせよ
55. 硬直した価値観が自分をダメにする
56. 情けは人のためならず
57. 新手のスキルで新手のプロジェクトマネージャになれ
58. オープンソースの世界に潜入せよ
59. 誰かに頼らざるを得ないなら、その相手への敬意を示せ......そのほうがツ
キも回ってくる
著者について
Chad Fowler
世界最大級の企業のいくつかでソフトウェア開発者およびマネージャを務める。
近年になって仕事のためインドに移住し、オフショアソフトウェア開発センター
の構築と指導にあたった。毎年行われるInternational Ruby Conference の
開催主体である非営利法人Ruby Central, Inc. の共同創設者であり、Ruby コ
ミュニティへの貢献者としても指折りの存在である。
<監訳者>
でびあんぐる
狭義には、Debian Project(フリーのディストリビューションをメンテナンスす
るボランティア団体。代表作にDebian GNU/Linux がある)所属の日本人オフィ
シャルメンバで構成する任意団体。広義には、Debian をこよなく愛する開発者
たち。「でびあん」はDebian、「ぐる」は導師・ベテランを示すGuru を意味す
る(単に「でびあんグループ」の略ではないか、いやいや、「でびあんグルーオ
ンだ!?」などという説もあるが定かではない)。監訳書に『LDAP--設定・
管理・プログラミング--』『Subversion 実践入門:達人プログラマに学ぶバー
ジョン管理』(いずれもオーム社)などがある。
鵜飼文敏
Debian Project オフィシャルメンバ、元Debian JP Project リーダー、日本
Linux 協会理事、The Free Software Initiative of Japan 副理事長、平成15
年度16 年度「未踏ソフトウェア創造事業」プロジェクトマネージャ。大学院在
籍中に386BSD やLinux をPC98アーキテクチャで動かして以来、フリーなオペ
レーティングシステムの世界にはまる。Debian JP Project 創設時のメンバーで
以後Debian を中心に活動。debian.or.jp およびlinux.or.jp などの運用管理を
行っている。
武藤健志
Debian Project オフィシャルメンバ。著書に『Debian GNU/Linux 徹底入門第3
版~Sarge 対応』、『Debian 辞典』(ともに翔泳社)、『はじめてのUNIX コマ
ンドライン』(技術評論社)など。オープンソースやJava に関する監訳書多
数。Debian Project の各種プロジェクトで、開発や翻訳に従事している。
八田真行
Debian Project オフィシャルメンバ、GNU Project メンバ。1979
年生まれ。米
国ニューヨーク州留学を経て現在東京大学大学院経済学研究科博士課程に在籍。
大沢進
Debian Project オフィシャルメンバ。小学生のときにファミリーベーシッ
ク(ファミコン用のBASIC が内蔵されたカセット)を友人に借りたことからプロ
グラミングに興味を持つ。
登録情報
- 出版社 : オーム社 (2006/9/26)
- 発売日 : 2006/9/26
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 198ページ
- ISBN-10 : 4274066592
- ISBN-13 : 978-4274066597
- Amazon 売れ筋ランキング: - 927,177位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 15,601位電気・通信 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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なぜ、「My Job Went To India」の部分を日本語にしなかったんだろうと
惜しまれる。そうすれば、もっと売れるはずだ。
日本の場合、地理的要因と文化的背景もあって、My Job Went To China
という感じだが、この業界にいると、職場にどんどん中国人がプログラマで
派遣されてきて、脅威を感じるのは、私だけではないと思う。
そんな人にとてもおすすめ。
目次に「もうコーディングは武器にならない」ってあって、プログラマの
未来はないのかと思わされるが、大丈夫。
それでもプログラマであり続けたい人のための方策も書いてある。
その方策は一言で言えるものだが、ネタバレするので、ここには書かないが
なるほどと思った。同じ土俵で勝負してはいけないんだなと。
それにしても、世知辛い世の中になったものだ。
「仕事の本質」が語られています
→殺人的な技術スピード、
要求を突きつけ続ける上司と顧客、
そして、押し寄せるオフショアの波..
そもそも弱い立場であるにもかかわらず
さらに厳しい環境にさらされている人々が
どうやって生き残っていけばよいのかの「具体的な方法論」とともに..
→著者の
1流のミュージシャンと共にサックスを奏でていたことや
1年半インドに住みながら、オフショアを「体験」したことをふまえ
ソフトウェア開発が
「弱い立場」の出口の見えないトンネルのような仕事ではなく
「魅力的で、やりがいのある立場」の「輝かしい未来を創る仕事」であると
教えてくれています
..50を超える格言とともに..
→私はプロジェクトマネージャー志望なので
この本で書かれているソフトウェア開発者の方々が持っているような
プログラミングや言語に対する情熱は持ち合わせておりません..
..しかしながら、この本を読んであらためて
もう一度プログラミングをやってみたいという衝動にかられました
最新の技術を追いかけながら..
著者がRuby大好きの下りを読んで立ち読みしている足でレジまで行って購入。じっくり読んでこの本の良さを再確認。達人プログラマを目指す人は読むべし。
しかしながらこの本は、そうした現実を物語る本ではなく、その現実にどのように対処すべきなのか、という著者から技術者への52の処方箋的提案として構成されています。
そしてその提案は、オフショアに対する見方、捉え方、接し方を云々するものではなく、技術者としてどうあるべきなのか、と言うことに終始しているのがポイントで、実は本書の内容は、オフショア云々とは本質的には関係無い、「技術者心得」的なものだったりします。
なかなか良い題名を付けたと思う.
日本人の著者では書けないような内容が随所にあり,
楽しく読ませてもらった.
アメリカとかインドばかりではなく,
日本は勿論,世界中のどこの職場でも通用するような心構えが書いてあり,
プログラマーでなくても一読の価値あり.
ただし,本の中身は,その題名ほど衝撃的なものではなく,
そこそこ面白い程度と感じた.
オープンソースの勉強を盛んに推奨しているが,
著者自身がその系統の本を書いており,
なかなか宣伝上手だと感心した.