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ブルックスの知能ロボット論: なぜMITのロボットは前進し続けるのか? 単行本 – 2006/1/1

3.7 5つ星のうち3.7 6個の評価

「新AI理論」に基づいた完全自律型人工生命体を目指す
人工知能およびロボット研究の源流がわかる書籍。著者 Rodney Allen Brooksは、MITのコンピュータ科学・人工知能研究所の所長であり、最近の人工知能、ロボット研究に大きな影響を与えたサブサンプション・アーキテクチャ(SA)の理論提唱で知られている知能ロボット開発における世界的リーダー。本書は、SA理論の発想がいかに生まれたかを丹念に語っている。その誕生秘話からその後の展開を紹介し、知能を持つシステム開発のあり方、さらには意識とは何か、生体と機械の融合等の哲学的議論もわかりやすく説いている。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ オーム社 (2006/1/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/1/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 382ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4274500330
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4274500336
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 6個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2011年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ロドニー・ブルックスはサブサンプション・アーキテクチャ(Subsumption Architecture)の発明により、生き生きとした行動を見せるロボットを地上に出現させた。

ブルックスは天才である。しかし、私は、ブルックスがデザインしたロボットたちが生き生きと行動することを理由に人工知能が備わっているとみなされていることに疑問をもっている。

ブルックスのサブサンプション・アーキテクチャが内蔵されているロボットは人工知能をもっているのではなく、人口本能とでも呼称したほうが相応しいような特性をもっている。そう捉えたほうが、誤解が生じにくいのではないだろうか。

生き生きとしていることや、自律的に行動できることは知能や知性とは無関係なのである。

スティーブン・ホーキングは身体が不自由ですが知性をもっている。人間の知能や知性の源はあくまでも言語使用能力にある。

キズメットが故障したら、生き生きとした印象が消えるかもしれない。故障し生き生きした表情を喪失したキズメットはホーキングのような知性を見せることはない。そして、故障が発生していない、生き生きとしているキズメットにもやはり知性はないのである。キズメットは自らの意志で言語を使用できないからである。

言語と知性というものはどうしても切り離せないはずである。

物事を見るという一見当たり前の行動にしても、言語を使用できる人間と、言語を使用できない機械とでは、事物の見え方は同一ではありえない。

誰もがご存知の、ルビンの壺のイラストが人間の視界に入ってきたときには、壺にも見えるし、向かい合っている人間の顔にも見えるはずである。人間ならルビンの壺には二種類の見方があると認識できる。しかし、機械には、ルビンの壺に異なる二種類の見方があるということを認識できない。機械には言語がないからである。

有名なうさぎあひるの図でも機械がうさぎにもあひるにも見える図だなどと考えることはできない。

機械にできることは、せいぜい、カメラ等の視界内の様子をデータに直して保存するなり出力するぐらいのことである。

蝦蟇が茶をたてているので茶釜と解釈させる判じ絵がありますが、人間なら、大きい蝦蟇が茶をたてている絵でも、小さい蝦蟇が茶を立てている絵でも、蝦蟇が横向きで茶とたてている絵でも、すべて茶釜と解釈するのだと理解できるはずでである。しかし、機械には、それらの絵をすべて茶釜であると解釈する能力など持たせることはできない。言語なしには知能や知性などありえないというのはこういった例からもわかるでしょう。

機械には多様な判じ絵やだまし絵を描くことはもとより、解釈することもできない。機械には言語がないからである。『ブルックスの知能ロボット論』を読むとブルックスはこの当たり前のことを飲み込んでいないのがわかる。

ロドニー・ブルックスは天才ですが、しかし哲学や言語学の知識は十分に足りているとは言いがたい。そういうことが理解できたので、興味深かった。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年12月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
出版されかなり経過してからの購入であったのであまり参考にはならなかった。出版されたころにはかなり斬新であったのかな?
2018年10月18日に日本でレビュー済み
ブルックスの哲学(思想)が分かる好著です。
ブルックスは 最初に 反表象主義を主張した人です。
表象主義とは、知性(知能)が 外界を表象(表現)していると考える立場であり、かつての認知科学の中心ドグマでした。
ブルックスは、外界を表象(表現)し、メンテナンス(維持)することに 大きな計算コストが かかることから、反表象主義を主張しました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年6月5日に日本でレビュー済み
この本の原著が2002年に出版され、2006年になってやっと翻訳されたこと、そしてもう一冊の有名なブルックス教授の著作Cambrian Intelligenceは1999年の出版なのに、いまだに邦訳されていないことが不思議で仕方ない。その理由が「日本のロボット・人工知能研究者のほとんどが英語の原著を読んでしまっているから」だとは到底思えない。ブルックス教授がSA理論によって一介の助教授からMITコンピュータ科学・人工知能研究所の事実上のトップとなった今でも、実は日本人ロボット研究者の多くが彼の本や論文をちゃんと読んでないんじゃないか?と思うのは僕だけだろうか。その意味で、このブルックスの日本初の翻訳本が出たことはおおいに歓迎すべきことだと思う。
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<br />なにもブルックス礼賛をしたいわけじゃない。しかし、僕が見るところ日本のロボット研究はブルックスを未だに越えられていない。天外氏は朝日新聞の書評で日本はSAをあっという間に乗り越えて先に行ってしまったと言っているが、とてもそうは思えない。それは例えば、日本の多くの電気メーカが掃除ロボットの開発を続けてきたにも関わらず、後から参入したiRobot社(ブルックス氏がCTO)が出した掃除ロボット「ルンバ」が、その安さと性能を理由に現在も圧勝を続けている事実からも明らかだ。未だ日本人ロボット研究者・開発者のほとんどが、ブルックスの言う「呪縛」から抜けられていない。ブルックスのアイディアと哲学を十分に消化して、越えていかなければならないと思う。
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不適切と思われる訳があるためマイナス星一つ。
42人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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