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わが子、ヨーヨー―母が語る“天才”ヨーヨー・マの少年時代 単行本 – 2000/10/1
その他
- 本の長さ209ページ
- 言語日本語
- 出版社音楽之友社
- 発売日2000/10/1
- ISBN-104276217334
- ISBN-13978-4276217331
商品の説明
商品説明
この本を手にしたら、まず両親と娘、幼い息子が一緒に写っている1枚の家族写真を見てほしい。天才チェリストのヨーヨー・マにそっくりな顔をした男性は、彼に音楽の手ほどきをした父シャオシュン・マ。その腕に抱かれているのがヨーヨー本人で、隣から弟の顔をのぞき込んでいるのは4歳年上の姉ヨウチョン。そしてヨウチョンのわきで遠くを見つめているのがヨーヨーの母で著者のマリナ・マである。原書は『My Son, Yo-Yo: A Biography of the Early Years of Yo-Yo Ma』と題されているが、むしろマ家の物語と考えた方がよく、父シャオシュンもまた主人公と言える。
作曲家でバイオリニスト、音楽教授のシャオシュンは、ニューヨーク、パリ、台北に児童オーケストラを創設するなど、熱意に満ちた教育者でもあった。ヨーヨーはこの父の庇護のもとにあっただけでなく、音大で声楽を学んだ母マリナ、バイオリンとピアノを演奏する姉ヨウチョンに囲まれ、極めて音楽的な家庭に育った。マリナは、息子がどれほど早熟な天才であったかを自慢しすぎることはなく、どのような環境で成長したかについて詳しく述べている。ヨーヨーは、音楽への情熱に導かれて中国からフランス、アメリカへ渡った中国人一家の末っ子なのだ。こうした視点のため、この本は音楽の特別なファンでなくとも楽しめる。編者はマ家と長年にわたって親交のある教育者。マリナの話を客観的な立場でまとめている。(松本泰樹)
作曲家でバイオリニスト、音楽教授のシャオシュンは、ニューヨーク、パリ、台北に児童オーケストラを創設するなど、熱意に満ちた教育者でもあった。ヨーヨーはこの父の庇護のもとにあっただけでなく、音大で声楽を学んだ母マリナ、バイオリンとピアノを演奏する姉ヨウチョンに囲まれ、極めて音楽的な家庭に育った。マリナは、息子がどれほど早熟な天才であったかを自慢しすぎることはなく、どのような環境で成長したかについて詳しく述べている。ヨーヨーは、音楽への情熱に導かれて中国からフランス、アメリカへ渡った中国人一家の末っ子なのだ。こうした視点のため、この本は音楽の特別なファンでなくとも楽しめる。編者はマ家と長年にわたって親交のある教育者。マリナの話を客観的な立場でまとめている。(松本泰樹)
内容(「MARC」データベースより)
誕生から天才チェリストとしてのキャリアを築き始める頃までを、母が語った子育て記。またヨーヨーの音楽に対する考え方、取り組み方の原点が語られ、貴重な幼年時代の写真も多数収録する。天才ヨーヨー・マ初の単行本。
登録情報
- 出版社 : 音楽之友社 (2000/10/1)
- 発売日 : 2000/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 209ページ
- ISBN-10 : 4276217334
- ISBN-13 : 978-4276217331
- Amazon 売れ筋ランキング: - 603,100位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 186位演奏家・指揮者・楽器の本
- - 648位音楽史
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
娯楽書籍を読んでいるような感じ。何度も繰り返して読む本ではありませんでした。
2005年5月2日に日本でレビュー済み
ヨーヨー・マの母が語った、彼の少年時代の物語。
才能があって、英才教育を受けただけでは、すばらしい人物にはならない。
たゆまぬ努力と、素直な人間性が大事。
実生活でもいかせる教訓が詰まっていました。
才能があって、英才教育を受けただけでは、すばらしい人物にはならない。
たゆまぬ努力と、素直な人間性が大事。
実生活でもいかせる教訓が詰まっていました。
2005年10月8日に日本でレビュー済み
私がヨーヨー・マのファンになったのが2年前。この本もそのころに読みました。今年は愛知万博でコンサートをやったりという話題で盛り上がりましたが、「めざましテレビ」で軽部アナに同じ蝶ネクタイファッションで気さくに語りかける姿とは裏腹に天才とは思えない努力でチェロを引き続けた姿は親分&張さんじゃなくても「あっぱれ」である。
中国人の両親に生まれてフランスで育ち、アメリカに家族で渡って「天才少年」の名を欲しいままにしましたが、父親のスパルタ教育ストレスから未成年なのにお酒を飲んで体を壊した話や、プールで変質者に追いかけられたエピソードは多国籍アメリカ社会の複雑さとアメリカンドリームをゲットすることがいかに難しいか考えさせられた。
私は中高校生のころに学歴偏重社会ゆえの「タカビーバカ親」を見た経験から「ステージママ・パパ」有名人を否定的に見ているが、アメリカのショービズはステージママ・パパがもっとすごいらしい。彼の両親は違っていた。この本は「天才の育て方」について書かれているだけではありません。
中国人の両親に生まれてフランスで育ち、アメリカに家族で渡って「天才少年」の名を欲しいままにしましたが、父親のスパルタ教育ストレスから未成年なのにお酒を飲んで体を壊した話や、プールで変質者に追いかけられたエピソードは多国籍アメリカ社会の複雑さとアメリカンドリームをゲットすることがいかに難しいか考えさせられた。
私は中高校生のころに学歴偏重社会ゆえの「タカビーバカ親」を見た経験から「ステージママ・パパ」有名人を否定的に見ているが、アメリカのショービズはステージママ・パパがもっとすごいらしい。彼の両親は違っていた。この本は「天才の育て方」について書かれているだけではありません。
2000年12月2日に日本でレビュー済み
この本の表紙を、見た時、このちっちゃなつぶらな瞳なのに、凄い集中して、チェロを、弾いているのが、一発で分かる。真剣に、弾いている。この、写真もみて、買ってしまった。 彼の家族はヨ―ヨ―のことを、とても愛していて、天才って、呼ばれる子・人々は普通の人よりも、責任感が、
その人の肩にずっしりと、錘のように、いつも付いてまわるのって、それに押しつぶされないような、教育を、 彼のママがしていのが、とても偉いと感じた。 私もこの本を読んで、もっとバイオリン練習しようと、思った。
その人の肩にずっしりと、錘のように、いつも付いてまわるのって、それに押しつぶされないような、教育を、 彼のママがしていのが、とても偉いと感じた。 私もこの本を読んで、もっとバイオリン練習しようと、思った。
2000年12月10日に日本でレビュー済み
まず申し分の無い両親だった。彼は天賦の才能を持って生まれてきた。しかしその才能をここまで生かしきることが出来たのはやはり親のたゆみない努力と期待とそれが出来る環境であった。特に父親はいつもヨーヨーが有名になって名声を博すのを夢見ていた。しかし母親はヨーヨーがより人間的に魅力を持った人にならないと片手落ちだということをちゃんと考えていた。チェロをどんなに緻密に美しく弾いても、人の声のように「歌うように」弾けないとダメだと教えた。幼くてすでに立派に演奏出来る彼であっても大人の感情を持った曲はまだ早い、もう少しすればもっと味わいのある演奏が出来るはず・・と諭した。こうしたすばらしい助言が彼の演奏を一層深みのある、より人間的なものにしていったのではないだろ!うか。的確な助言がどんなに大切かと思う。私はもちろんあのサントリーのCMで彼を知ったが、しっとりとした感情や憂いのある彼のチェロは人生をも芳醇にしてくれそうである。演奏中の彼の姿もまたいい。「セブンイヤーズ・イン・チベット」での 音楽も彼の担当だったのだ。4回も観てしまった。