待ち望んでいた下巻の期待を裏切らない、マエストロ・クライバーの伝記です。
行間から彼が振った曲が流れ出してくるようです。
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カルロスクライバー(下) ある天才指揮者の伝記 単行本 – 2010/9/24
指揮者カルロス・クライバー(1930-2004)の本格的な伝記。本人を直接知る人々への膨大な量の取材により、謎の多かったこの指揮者の生涯の足跡を丹念にたどり、その人となりを明らかにし、その芸術の源に迫った力作である。下巻では、頂点に上り詰めたこの指揮者が、徐々にファンの前から登場機会を減らし、ついに没するまでが描かれる。来日公演をいつも楽しみにしていたというクライバーの日本によせる思いも記されている。
- 本の長さ472ページ
- 言語日本語
- 出版社音楽之友社
- 発売日2010/9/24
- 寸法13.9 x 2.8 x 19.6 cm
- ISBN-104276217954
- ISBN-13978-4276217959
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商品の説明
著者について
1961年カールスルーエ生まれ。大学で文学と歴史を専攻。1991~1995年、「バーディッシュ・ノイエステ ナーハリテン」誌に勤務。1995年以降「シュッタントプリンクテ」誌に勤務、2000年に「シュッタントプリンクテ・ミット・クリスモン・プルス」誌の編集長となる。各種の新聞や雑誌にクラシック音楽について数多く寄稿している。
登録情報
- 出版社 : 音楽之友社 (2010/9/24)
- 発売日 : 2010/9/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 472ページ
- ISBN-10 : 4276217954
- ISBN-13 : 978-4276217959
- 寸法 : 13.9 x 2.8 x 19.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 359,188位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 586位ワールドミュージック
- - 653位ワールド楽譜・スコア・音楽書
- - 6,840位その他楽譜・スコア・音楽書
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上位レビュー、対象国: 日本
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2018年8月1日に日本でレビュー済み
生前から天才の名を欲しいままにした、指揮者の克明な伝記だ。彼が天才である事は、一流の同業者が認めている事だ。アバドは「20世紀最高の指揮者」と評した。(彼自身、フルトヴェングラーやトスカニーニを聞いていた。無論、カラヤンも!)私の知り合いの音大の指揮科の先生は、クライバーの指揮を手本にしていると、学生達にも彼の指揮の研究を勧めていると明言した。指揮科の学生たちで、クライバーの指揮を研究するサークルがあるそうだ。彼の指揮は見かけの良さだけではなく、専門的に見ても、極めて高度なものだそうだ。ただ、上下2巻を通読していくうちに、何か虚しさを覚えたのも事実だ。彼が、史上最高の天才指揮者であるのは、確かかもしれない。しかし、私は思う。彼は、その栄光にも関わらず、芸術活動をまっとうできなかった。悲劇の人物ではなかったかと。(彼の芸術に、円熟はあったのか?)親の反対を押し切ってまですすんだ音楽の道を、晩年は半ば放棄してしまった。この点で、後世の芸術心理学、精神医学の研究対象になるのではないか?つまり、創造性を阻害された悲劇の人物として。彼の運命は、政治に翻弄されたフルトヴェングラーと同じく20世紀の芸術の悲劇ではないか?