昭和30年代までは物がない時代、子供は自分で遊び道具を作った。木切れで船を作り川で流したり、竹を削り竹とんぼを作ったりした。その時、刃物の扱いを自然に習った。中学くらいになると、著者と同じで鉱石ラジオを作った。著者はさすがに本格的なスピーカーを作ったようですが、私はイヤホーンを買ってもやい使った記憶がある。音が出たときの喜びは今も忘れられない。読みながら子供の頃のことがよみがえった。ただ河内さんは物作りが嵩じてプロになられた、ある面、幸せな方とお見受けしました。特にハワイアンバンドでお金をもらえるくらい上達され、楽器に興味を持たれスピーロンを製作、一世を風びしたお話は素晴らしい。今の子供は完成品ばかり与えられ、物を作ってみるなどということはほとんどない。この本を読み、興味のあるものを作って欲しい。すぐ飽きて捨ててしまうなどということはなくなると思う。学校の先生、子供の面倒を見ている町内会の役員さんなど、参考にして欲しい。日本人は物作りで今日の繁栄を得た。若い方々に河内さんのような生き方を参考にして欲しい。

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工作少年: JUNIOR WORKSHOPPER 単行本 – 2005/12/1

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河内 浄

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