荒削りな中に、なるほどと思わせる話が潜んでいます。
体験談を重視するというより、体験者の話を中心においた所は、独特の趣を感じます。
ただ、自分や身内の体験と、友人などから聞いた話とでは、怪異に対する“是非”の扱いが、微妙に異なって感じるため、怪談本として必要な客観性が弱く感じました。
しかし読むうちに、学校でやった怪談会の様な怖さが思い出されて、次回作ができるのであれば、読んでみたいと思わされてしまいます。定価が1Pあたり10円では、ちょっと高めかな？
期待を込めて★+1個
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