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アメリカ大都市の死と生 (SD選書 118) 単行本 – 1977/1/1

3.6 5つ星のうち3.6 8個の評価

ハワード、ル・コルビュジエにつづく近代的オーソドックスな都市計画と都市再開発の理論を攻撃し、アメリカ大都市の近隣築を自ら探り、街路の多様性などから新しい都市計画の原理を求める。
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商品の説明

出版社からのコメント

アンチ近代都市!ジェイコブス女史の下町論が炸裂。多様性のデザインの必要を叫ぶ衝撃の一冊。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 鹿島出版会 (1977/1/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1977/1/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 268ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4306051188
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4306051188
  • カスタマーレビュー:
    3.6 5つ星のうち3.6 8個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.6つ
5つのうち3.6つ
8グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2004年4月27日に日本でレビュー済み
アメリカの大都市(ニューヨークなど)を事例に挙げ、都市のあり方を説く本。
従来のトップダウン型の都市計画、また「田園都市」やコルビュジエの「輝く都市」に対する考え方が示されている。著者は歩道でのコミュニティの重要性を説いたうえで、都市には<多様性>が必要だと主張する。
また本書では、都市の街路や地区に多様性を生み出す条件として、1.用途の混合 2.小規模ブロック 3.年代と状態の異なる建物の調和 4.人々の集中 の四つを挙げている。例えば<2.小規模ブロックの必要性>は、『大きなブロック(ブロック=街路により分けられたまとまり)は、決まった人にしか使われない通りを生み、隣の通りの人々と分離し単調になる』といった具合だ(それはつまり多様性を生むためには小さなブロックが有用であるということだ)。著者の主張は明快で説得力がある。
著者の主張は<市民参加のまちづくり>といったボトムアップ型の都市政策と深く関わりをもつだろう。
ぶらぶらと街に出かけたとき、確実に街、街路、公園などが気になるようになる一冊である。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は、要塞として都市を考える、あるいは都市を壁で囲うような考え方に対する、最大の批判になっていると思います。「管理社会批判」のようなキーワードで都市を論じたい人には、面白いのではないか。「公」と「私」の関係についても興味深い論点が出ています。もっと様々な論点がそこかしこに散らばっていますし、キーワードだけでは言い尽くせない魅力もあります。現実の多面性を最大限浮き彫りにしようとする文章の中に、ピッタリ表現されるアイデアと、豊富な具体例。これは買いです。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年2月24日に日本でレビュー済み
大規模再開発に反対するようなまちづくりの文脈で必ず引用される、都市計画の古典をようやく読んでみる。原書は1961年にロックフェラー財団の研究費を得て発行された。それを当時、メタボリズムの旗手の1人として名声を挙げつつあった故・黒川紀章氏が、エール大学の建築科の学生から話を聞いて手に入れのめり込む。1:都市の特性、2:都市の多様性の条件、3:衰化と退化の原因、4:種々の異なる戦術、の4部構成のうち、1部と2部を7年がかりで翻訳したものが本書だ。

この氏の訳が非常に直訳チックでなかなか頭に入ってこない。しかも話題は米国。残念ながら土地勘がないので、議論の趣旨が肯定的なのか否定的なのか、一読した限りではわからない箇所が多数あった。たとえばこんな具合。「フィラデルフィアのワシントン・スクエアをここ数十年というもの完全に引きついできた変態者たちこそ、この小宇宙だけについていえば、この都市のふるまいの一つの顕著なあらわれである」。わかりにくさ故に、都合の良い解釈を許す幅の広さがあり、それが長きにわたり引用され語り継がれてきたという一面もあるのではないだろうか。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年3月7日に日本でレビュー済み
ジェイン・ジェイコブスの原書は傑出して素晴らしい。英語の文章もとても分かりやすい素晴らしい文章だ。しかし、この翻訳本は酷い。筆者は大学時代にこの翻訳本を手に取り、どうしてジェイン・ジェイコブスが評価されるのかが全く分からなかった。その後、大学院でアメリカに行ってジェイン・ジェイコブスはよく分からないみたいなことを同級生に言ったら、それはお前が馬鹿だからだみたいなことを言われて、原書を読んでみたら、そのあまりの素晴らしさに感動した。確かにこの原書を読んでよさが理解できないのは、相当頭が悪いと思われるであろう。翻訳本とは偉い差である。というか、この翻訳本を素晴らしいと思える人は、とてつもなく頭がいい人だと思われる。

英語に抵抗がある人も是非とも原書を読むことをお勧めする。この翻訳本は以前の私のように、むしろジェイン・ジェイコブスの理解を遠ざけると思われ、むしろ読まない方がいいと思う。この翻訳本はジェイン・ジェイコブスの原書とはまったくかけ離れた本であると思った方がよい。でないと、アメリカ人などの非日本語圏の人々から誤解されるかもしれない。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年2月16日に日本でレビュー済み
原書の素晴らしさは言うまでもありませんが、翻訳書はその前半部分しか訳しておらず、
また日本語として読めるような文章になっていません。活字も小さく、読みにくいこと
この上なしです。本書を買った方は皆、騙されたと思うでしょう。ケビン・リンチの「都市の
イメージ」は最近改定されたようですが、本書ももう一度翻訳してもらうべきです。
ジェイコブスも黒川紀章も大好きなだけに、出版社には是非お願いしたいと思います。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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