ゴシックより近代に至るまで、構造発展の衰退・空隙に。
幼きガウディは自然をみつめ、美しさを理解し、
のちに建築の有機的な要素へと昇華させました。
有名なガウディの逆吊り実験についてなど、自然界への考察、
CR構造と梁の歴史、シェル・二次双曲線、静物の細胞膜・・・
内容は、最終項『愛と自然の建築へ向けて』まで一気にかけぬける。
掻い摘んでも読めますが、
だいぶ応用が利くので、ぜひ全部理解しちゃいましょう。
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自然な構造体 (SD選書 201) 単行本 – 1986/7/1
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吊り屋根・プラスチック・テントなどの大構造建築の設計で知られるF.オットーの研究を、最もビジュアルにまとめた手引書である。生物体の構造から技術的な柱・梁・アーチの基本構造まで手際よく解説した良き入門書。
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目次
1. 自然—生命のない自然/生きている自然/死んだ自然 他
2. 構造体—形—力—質量/硬い構造体/独立柱、支持柱、塔/梁—スラブ/アーチ、ドーム、シェル/柔らかい構造体 他
3. 生きている構造体—嚢から技術へ/微粒子から生きた細胞へ/硬化をつく生長/殻からの脱皮/骨の生長/発生のメカニズム/空間と時間の限界 他
4. 全体—自然に建てること/吊橋とザイル橋 他
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目次
1. 自然—生命のない自然/生きている自然/死んだ自然 他
2. 構造体—形—力—質量/硬い構造体/独立柱、支持柱、塔/梁—スラブ/アーチ、ドーム、シェル/柔らかい構造体 他
3. 生きている構造体—嚢から技術へ/微粒子から生きた細胞へ/硬化をつく生長/殻からの脱皮/骨の生長/発生のメカニズム/空間と時間の限界 他
4. 全体—自然に建てること/吊橋とザイル橋 他
- 本の長さ243ページ
- 言語日本語
- 出版社鹿島出版会
- 発売日1986/7/1
- ISBN-10430605201X
- ISBN-13978-4306052017
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登録情報
- 出版社 : 鹿島出版会 (1986/7/1)
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- 言語 : 日本語
- 単行本 : 243ページ
- ISBN-10 : 430605201X
- ISBN-13 : 978-4306052017
- Amazon 売れ筋ランキング: - 136,727位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 145位建築構造・施工 (本)
- - 9,620位科学・テクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年12月26日に日本でレビュー済み
もともとテント構造には興味があったから、楽しめた。
自然と言うものを建築工学的視点で切っていっている印象がある。そのあたりが同じ「自然」という言葉を大事にしているエンジニアのセシルとフライの違いのように思える。
前者はもっと基礎科学的な視点が強いように思える。ゆえに柔軟さと思想的な印象が強い。後者はやはり工学的で、実践的と言うと何かおかしいようにも思えるが職人的なものを感じる。それはドイツ人とスリランカ人に違いなのかもしれないが....
写真も多くてそれだけでも楽しめるように思える。
上記で説明したようにフライの視点は非常に工学的であり、システムや機械のように自然を眺め、それを建築で確認していく。ヒトが構造を発見した後に自然界を理解することができる、という考え方を語っている。そこで確認された技術である、ということで膜構造や軽量構造を大きく持ち上げ、雄弁に語っている。ある種、読者が冷めてしまうくらいに。客観的にこの種の構造の良さを眺められるというよりは、主観的な意見をがしがしと聞かされるタイプである。しかし、それぞれの文章や写真は刺激に満ちており、想像を働かせるには良い本である。
構造と環境をなにかしらの形で、同時に考えていこうという姿勢が記述されている(もちろん本書では、並列的に扱うというよりは構造が主として扱われているのであるが)。そのような科学的な視点から建築をより包括的に捉えて設計をするというアプローチのある種の端緒がそこにはあるように思えた。
また本書を読んでいると、柔らかいものと硬いものは別々のものと考えるよりも、二つの状態であって異なるものではない、と考える方が発想が柔軟さを持てるように感じられた。
状況に応じて硬い核や芯が生まれたり、また軟化して消えたりと自然が持っている「衣服」の仕組みの入り口を堪能することが出来る。
自然と言うものを建築工学的視点で切っていっている印象がある。そのあたりが同じ「自然」という言葉を大事にしているエンジニアのセシルとフライの違いのように思える。
前者はもっと基礎科学的な視点が強いように思える。ゆえに柔軟さと思想的な印象が強い。後者はやはり工学的で、実践的と言うと何かおかしいようにも思えるが職人的なものを感じる。それはドイツ人とスリランカ人に違いなのかもしれないが....
写真も多くてそれだけでも楽しめるように思える。
上記で説明したようにフライの視点は非常に工学的であり、システムや機械のように自然を眺め、それを建築で確認していく。ヒトが構造を発見した後に自然界を理解することができる、という考え方を語っている。そこで確認された技術である、ということで膜構造や軽量構造を大きく持ち上げ、雄弁に語っている。ある種、読者が冷めてしまうくらいに。客観的にこの種の構造の良さを眺められるというよりは、主観的な意見をがしがしと聞かされるタイプである。しかし、それぞれの文章や写真は刺激に満ちており、想像を働かせるには良い本である。
構造と環境をなにかしらの形で、同時に考えていこうという姿勢が記述されている(もちろん本書では、並列的に扱うというよりは構造が主として扱われているのであるが)。そのような科学的な視点から建築をより包括的に捉えて設計をするというアプローチのある種の端緒がそこにはあるように思えた。
また本書を読んでいると、柔らかいものと硬いものは別々のものと考えるよりも、二つの状態であって異なるものではない、と考える方が発想が柔軟さを持てるように感じられた。
状況に応じて硬い核や芯が生まれたり、また軟化して消えたりと自然が持っている「衣服」の仕組みの入り口を堪能することが出来る。