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少年たちの終わらない夜 単行本 – 1989/9/1

3.9 5つ星のうち3.9 24個の評価

愛すべき季節に別れの挨拶を――。終わりかけの夏を駆けぬける少年たちの愛のきらめきを透明な抒情で綴る。話題の女子大生作家が描く、ピュアでせつない処女青春小説集。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社 (1989/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1989/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 220ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 430900587X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4309005874
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 24個の評価

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鷺沢 萠
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上位レビュー、対象国: 日本

2015年3月22日に日本でレビュー済み
作家は、たしかに少年時代に思い入れがあると感じた。
自分にもかつてあったそんな時代を、丹精込めて、軽やかに駆け抜けるように描いた青春群像であろう。
若者は、いつの時代も漂流しているようなもので、そういう疾駆感を、
終わり行くティーンズへの狂おしい愛惜の念とともに、ガラス細工のような繊細さでレリーフしている。

だが、少年をとりまく状況は、ときに苛烈だったりもする。
かつてあるルポライターが、シンナー中毒の末あっけない死を遂げたK市のトミー少年を描いていたが、
最近はむしろスマホのラインさながら、歌謡曲の大流行、カルト系集団の出没なども少なくなり、
若者文化のパーソナル化がすすんでもいるようで、新たに静かなブームを生んでいるらしい。

本作は、たとえれば、ミントラズベリーパイのような凛とした爽快さでもって、
少年たちのかそけき世界をものしたものであり、鷺沢萌という作家の瑞々しく流麗な感覚がよくあらわれていると思った。
ご参考までに、芥川賞作家である藤野千夜の作品で『少年と少女のポルカ』(講談社文庫)などもあり、
そこに仄みえる一見ウェットなスリルにも近い、しかしいま少しクールなコンタクトこそ鷺沢作品の真髄か…。
移ろいやすい少年期の、でもたしかな感触を把んでいただけたら、と思います。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若い時代を思い返しながら読みました。
かつては、こんなにも自由で、閉塞感で、でも楽しくて、苦しくて…懐かしい思い出です。
しかしながら、いいとこのお坊ちゃんお嬢さまたちだけど飲酒喫煙当たり前。今この若者たちがInstagramにでも登場したら、大炎上することでしょう。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年11月7日に日本でレビュー済み
現在高校生です。
大学入試過去問題の小説に「川べりの道」の一部が出題され、それによって鷺澤恵を知りました。
川べりの道が収録された「帰れぬ人々」を本当は欲しかったのですが、もう品切れだったので同じ作者のこちらの本を買いました。
今の高校生からは分からない横文字が沢山出てきて結構辞書を使いましたが、読み進めていくと最後の方でサッパリしてきます。
こんな時代もあったのかと感じられるとともに、いつの間にか成長している自分と、仲間の中にいる自分と友人がマッチしなくなるジレンマの様な何とも言い難い感情が言葉で表現されており、それが自分にも当てはまる面がありました。
もう少し年を重ねたら、現在過ごしている高校生のたわいもない出来事でさえ、ただの懐かしい思い出の一粒になるのかと思うと、寂しい気持ちになります。
時代が違ってもこの年を生きる人の心は似ているんですね。高校生にはぜひ読んでほしいと思います。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
下品で低俗で軽薄。とても薄っぺらい。本の解説には『駆け抜けていく少年たちの愛のきらめき。透明なかげり、ピュアでせつない青春・・』とか書いてあるのに、平然と小説のなかに「もう食っちゃった?」「くっちゃえよ」みたいな会話が連発する矛盾。一番理解できないのは、こういうどうしょうもない青春を美化すること。これは小説だけでなく、世の中に蔓延する、人生において青春は素晴らしいものだ、なんていうありもしない幻想と同じ匂いがする。自分自身、こ似たような青春を送り、「ぁぁ、空っぽだったな」と冷静に評価できる事がむしろ救いに思える。この本が教えてくれることは、決して「青春の美しさ」ではなく、「あー、青春なんてものは所詮空っぽなんだな」というある種の悟り。もし、あなたが夏や青春の切なさを本で読みたいの思うのであれば、まだ『風の歌を聴け』を選んだ方がまだ幸せになれるかもしれません。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年4月22日に日本でレビュー済み
「文芸」に発表された4短編を収録した、鷺沢萠初の単行本である。
私の持っている初版は、その発行日が1989年9月29日となっている。
今から15年も前のハナシだ。
私はその頃彼女と同じ大学に通う学生だった。
その前は本書に登場するハイティーンたちと
同じようなことを考え、暮らしていた都内の私立高校生だった。
(もちろんこんなに格好良くはなかったが)
だから当時、本書のページをめくりながら、
その時代の空気を存分に楽しめたものだった。
まがりなりにも大人になった現在、本書を読み返してみたところ
読み通すのに若干骨が折れた。
バブル前夜のこの時代を包む数々の意匠を
若さの煌めきではなく、虚飾のように感じてしまうのだ。
これは当時非常に読みにくかった『川べりの道』が
家族を持った今、すんなりと頭に入ってくるのと表裏の関係なのだろう。
しかしその意匠を苦労して飲み込んだ後、残る透明な喪失感と疎外感は
やはり秀逸と呼ぶしかないこの小説家の才気を感じさせる。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年12月13日に日本でレビュー済み
大人社会に嫌気がさした時、どうしようもなく読みたくなってしまう本です。
子供から大人になりかけてた、あの頃のみんながすぐそこにいるようです。
まだ大人になりきれていない私は、思わず泣きそうになってしまうのです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年12月15日に日本でレビュー済み
初めて読んだ、鷺沢さんの作品。

「わかる」

この一言に尽きる。

どうしてこの人はここまで私の心がわかるのだろうか?
自分の中にあった言葉を代わりに書いてもらったような気分。

そう思わずにはいられない、個人的には鷺沢作品の中で一番だと思う一冊。

中でも『誰かアイダを探して』は、私の中で忘れられない作品です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語の中で展開されている様々なことが全く心に入ってこない。限度を知らないどうしようもないバカな若者、19にもなっていまだに学習していないことが多すぎるくだらない人達が延々とくだらない毎日を送っている話。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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